「岩塩にミネラルは含まれない?」お塩の知識を深めて健康への選択をする

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日本で主流の海塩もいいけれど海の汚れが心配になり、最近では岩塩ばかりを使っていました。

 

ロックソルトの良さも伝えたいと思い、塩の記事を書こうと思い、色々と情報を集めだすと、岩塩には「ミネラルなどの微量栄養素が含まれていない」と書かれているサイトにいくつも出会いました。

 

これはまさしく衝撃でした。

 

お塩は私達現代人の食卓に欠かせない調味料であるだけではなく、微量栄養素を補うためにとても大切な素材です。よかれと思って使い始めた岩塩は、実は、精製塩と同じように微量栄養素がない!

 

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岩塩はミネラルが含まれていない?

 

だいぶ岩塩の知名度が上がってきていますが、やはり日本ではまだまだ海塩が主流。そして、岩塩は輸入品とあり、ちょっと高価な感じがしますよね。世界にある岩塩の種類と気になる岩塩に含まれるミネラルについてまとめてみました。

 

まずは「ミネラルとは?」から、簡単に始めようと思います。

 

知っているようで知らないミネラルのこと

 

健康を維持するにの不可欠なものとは分かっていても、それでは「ミネラルとは?」と聞かれたらちゃんと説明できそうもありません。

 

必須栄養素なのに体内で生成できないミネラル

ミネラルと聞くと、とっても体に良さそうですが、実は無機質とミネラルは同義語。伝わってくるイメージが違がいますね。ミネラルと言おうと、無機質という言葉を使おうと、どちらも私たちの体には欠かせない大切ない栄養素であり、どれも元素です。

 

しかもミネラルは、体の中で作り出すことができません。毎日の食事を通して、補充していく必要があります。

 

地球上には、100種類ものミネラルが存在していますが、私たちの体に必要なミネラルは16種類。この16種類のミネラルは体内でバランスを取りながら、体の働きをサポートしています。例えば、カルシウムが半減してしまうと、その他のミネラルもバランスを維持するために半分の量に減ってしまうのです。

 

ミネラルは、ビタミンと一緒に登場する場合がよくあります。ミネラルもビタミンも炭水化物、脂質、タンパク質、食物繊維と共に6大栄養素に入っています。

 

ミネラル不足になる2つの要因

私たち日本人は「慢性的なミネラル不足」と言われ、大きな原因は2つあります。

 

ひとつは食べ物が本来持っていたミネラルが数十年前と比べると、大幅に少なくなっていることです。これは、農薬や化学肥料などの多用から、畑の知力が弱まっているためです。

 

(ほうれん草に含まれる鉄分は60年前の約6分の1に、枝豆に含まれるカルシウムは約半分に減っています。)

 

そして、もうひとつは有害物質を取り入れているために、大切なミネラルの働きを弱めています。カドミウムや水銀などの危険な物質は食べ物や呼吸などを通して、少なからず体内に侵入してきます。

 

世界で取れる岩塩の種類

 

一番始めに岩塩を使ったのは、もう10年以上も前でプレゼントされたものでした。たしか中国の岩塩と言われて、受け取ったと思います。色は真っ白、そしてかなり塩辛かったです。

白に近い岩塩ほどミネラルが少なくなり、塩辛さが増していきます。日本で暮らしていると他の国でも海塩を使っている思われるかもしれませんが、実は岩塩のほうが主流です。多くの地域で使われている岩塩の種類をお伝えします。

ヒマラヤンルビー

ヒマラヤンルビーはヒマラヤで取れるロックソルトの中でも、一番標高の高い場所で取れるお塩です。5000mの辺りだけで採掘されてた、まさしくルビー色をしたお塩です。含まれるミネラルの種類は少ないのですが、独特の香りと味わいがありお肉料理をする時に重宝します。

 

還元力が強くバスソルトとしても高い人気があり、現地では自然療法にも使われるほど重宝されています。岩塩の採掘方法は水を流し込み、濃度の濃い部分を釜を使って濃度を高める溶解採掘法。

モンゴルロックソルト

モンゴルロックソルトは海塩と岩塩の中間とも言われる、湖塩に近いお塩です。マグネシウムが含まれないので、エグみのないとてもマイルドな味わいなので、この美味しさは、岩塩の中でも別格です。製造法は、溶解採掘法。

ピンクソルト

ヒマラヤンロックソルトの中でも、ピンク色をしている岩塩のことを指します。70種類ほどのミネラルが含まれ、中でも鉄分の含有量が目立ちます。味は比較的マイルド、お肉料理だけではなく、野菜や魚を使ったお料理にも合います。同じく、溶解採掘法。

 

実際に岩塩にミネラルはある?

岩塩は元々は海だったところが、地殻変動などで隆起して陸となり長い時間をかけたのちに産出されます。その年月は、5億年から数百万年も昔のもの。近代から続く環境汚染の被害は最小限だと言われいます。その点、海が様々な汚染を受けているのに対して、岩塩が取れるところはかなり安全と言えます。

 

ヒマラヤのような今の状態になるまでには、果てしないほどの時間が流れ、海の水はゆっくりと結晶化していったようです。時間をかけて結晶化するということは、それだけ純度が高くなる性質があります。異質なミネラルを排出しながら結晶化していくので、岩塩の中にバランスよくミネラルが混ざった状態では結晶化しません。

 

そのため、海塩から作られたお塩のように塩化ナトリウムが80%や85%ではなく、岩塩の場合にはほぼ99%が塩化ナトリウムになります。特に溶解採掘法で作られた岩塩は、かなり精製塩に近い成分比率と言えます。

 

もちろん、ミネラルが含まれていないわけではないのですが、自然海塩と比べると塩化ナトリウムの含有量が高く僅かな残りの中にミネラルが含まれる感じです。

 

別のページにお塩の成分表を乗せてありますので、参考にしてください。

 

「塩なら何でも同じ?」海塩や岩塩の中味を知り美味しくって健康な毎日を
『お塩はただの調味料』と思っていたら大間違い。実は私たちの健康を左右するほどの微量栄養成分を含んでいます。そんな大切なお塩の中身は、千差万別。自然塩の中にもたくさんの種類があるので、私たち自身が塩について知識を深め見極めていく術が大切です。

 

岩塩に含まれるミネラルはごくわずか!それなら海塩を使うか?

 

上のページにある表を見てみるとわかりやすいのですが、100g中のロックソルトには95~99.3gの塩分が含まれています。いわゆる精製塩と呼ばれる、お塩とほぼ同率です。という事は塩化ナトリウムが殆どを占め、必然的でにミネラルの量は少ないということになります。

 

現在うちで使っているロックソルトは表にあるロックソルトの中では、ミネラルの量が一番多いパキスタンのロックソルト。

 

ただし、同じものかどうかはやっぱり不明です。

 

ロックソルトの良さを伝えたいと思って書き始めたお塩のことが、まさかこういう形に進んでいくとは思ってもいませんでした。それなら、ロックソルトをやめて、やっぱり海塩に戻すかとも思ったのですがそれも微妙なところです。

 

海塩はミネラルは多く含んでいても、その他の有害物質やマイクロプラスチックのことなど、やはり気になります。どちらも目に見えないので、どのくらい入っているのか未知数です。

 

健康であることを強く望んでも、今現在地球上に存在する、環境汚染を残らず無害化することは簡単ではありません。お塩だけに限りませんが、その時その時の思いや状況によって、より良いと思う選択をしていきたいと思っています。

 

2019年の今使っているのは海塩!岩塩ではなく海塩を使い始めた理由

上記までの記事を書いたは2018年6月です。この時点でロックソルトには大切なミネラルがほとんど含まれていないことを知ったのですが、迷いながらも岩塩を使い続けてきました。ところが、今キッチンにあるのは海塩です。

 

どうして海塩を使い始めるようになったのかは、別のページで紹介していきたいと思います。「たかがお塩」「お塩ならどれも同じでしょう」と思ってしまうかもしれませんが、私たちが体内で作れないミネラルは食べ物から摂取するしかありません。そして、ミネラルは私たちの体を維持していくのになくてはならない栄養素です。

 

 

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