海外の空港でターミナル間の移動が必要になれば、「大丈夫だろうか…」とドキドキする気持ちが生まれるかと思います。東京駅や新宿駅で電車の乗り換えをするのとは違い、空港での乗り換えに加えて、場所が海外となると不安がよぎるかと思います。
本日の記事では、チャンギ国際空港でのターミナル間の移動を紹介します。チャンギ国際空港は『世界の空港ランキング』で7年もNO.1に選ばれるほど、評価の高い空港です。
外国になりますが、多くのことが利用者目線で設計されていますから、それほどストレスを感じることなく無事にターミナル移動ができるかと思います。
それでは、看板を頼りにターミナル1からターミナル4へ移動したときの体験談と一緒にお伝えしていきます。
目次
37kgの荷物を持ってターミナル1からターミナル4へ移動しました
飛行機のチケットを予約するときから、こっそりと計画していたことがあります。格安な飛行機チケットを見つけようとすると、どうしても待ち時間が長くなります。お得なプランを立てるときには、半日くらいの待ち時間は許容範囲です。
今回もシンガポールでほぼ半日。
「半日あれば、街まで行かれる!」とムクムク美味しいヤムチャへの思いが生まれてきました。
いくら飲茶のためでも30kgプラス7kgの荷物を持って移動はできません。
到着したターミナル1から出発するターミナル4へ移動して荷物を預けてから飲茶へ向かう計画です。
ターミナル1からターミナル2への移動方法
チャンギ国際空港には、4つのターミナルがあります。空港会社によってどのターミナルを使用するかが別れています。
ターミナル4は、チャンギ国際空港の中でも一番新しいターミナルです。ターミナル1からターミナル3同士は直結しているのですが、ターミナル4だけちょっと孤立しています。ターミナル1からターミナル4へ移動するときには、まずターミナル2へ向かいます。
もっとわかりやすい地図は、こちらです。チャンギ国際空港の公式サイトを見てください。
ターミナル間を結んでいる『スカイトレイン(Sky Train)』
スカイトレインはチャンギ国際空港のターミナル1、2,3を結んでいます。制限区域内(チェックインをしてから入れる場所)でも、パブリックエリアと呼ばれる非制限区域内でも利用できます。
ターミナル1とターミナル2の間、ターミナル1とターミナル3、そしてターミナル3とターミナル2を移動できます。3つのターミナルをぐるっと結んでいるのではなく、2つのターミナル同士を行き来できるのがスカイトレインです。
無料で乗れますし約4分間隔で走っていますから、違うターミナルに移動するときにとても便利です。ただし、夜中の2:30~明け方の5:00まではメンテナンスのために毎日休止。
ちょうどこの時間帯にターミナルの移動をしようと思っていた人は、びっくりしてしまうかもしれませんね。それでも大丈夫です。スカイトレインには乗れませんが、この時間帯限定でターミナル1~3をバスが運行されています。乗車場所を乗せておきますね。
- Terminal 1: Level 2, Departure Hall (Door 5)
- Terminal 2: Level 2, Departure Hall (Door 1)
- Terminal 3: Level 2, Departure Check-in Hall (Door 8)
チャンギ国際空港公式サイト参照
そしてそして、このバスは制限区域の中は走れません。すでにチェックインをすませていたり、トランジットの時間がスカイトレインが走っていない時間帯にあたっている場合には、制限区域内を歩いて移動します。
ターミナル2とターミナル3は『Link Bridge』で歩いて移動
上で紹介したチャンギ国際空の地図が載っているURLを載せておきますね。(チャンギ国際空港の公式サイトから)
ちょっと字が小さくて分かりづらいかもしれませんが、歩いて移動するときの所要時間も書かれています。
制限エリア内にいるときにターミナル2とターミナル3の間を移動するときには、ターミナル1を経由します。パブリックエリアならMRTの上を横切る『Link Bridge』で直接つながっています。
実際にターミナル1からターミナル2へ移動してみました
ターミナル1から4へは直接行かれませんから、まずは『Skytrain』でターミナル2を目指します。看板がすぐに見つかりますから、安心してください。
日本語でも表示されていますね。
ちょっと待つとすぐにスカイトレインが到着します。
運転手さんも車掌さんもいません。すぐに到着です。
ターミナル2に到着すると今度は、ターミナル4へ向かうバスの案内が見つかります。
ターミナル2からバスに乗ってターミナル4へ
ターミナル4へ行くときには、必ずターミナル2まで来ます。ターミナル1やターミナル3から、直接ターミナル4へは行かれません。ターミナル4へのバスは24時間運行されています。
スカイトレインは点検のために夜中の2:30~5:00までお休みになりますが、バスは夜中に間隔が開くもののいつでもターミナル2とターミナル4の間を走っています。
7:00から10:29までは10分間隔。
夜間から早朝にあたる10:30から6:59の間は20分間隔です。
所要時間は約10分。
シンガポールに出国しなくても、ターミナル2からターミナル4への移動はできます。制限エリア内もシャトルバスが走っていますから、どのエリアにいてもターミナル4へ行くときにはまずターミナル2を目指しましょう。
だいたい25分間隔で運行され、所要時間は12分です。
カートはバスに乗せられませんから荷物は自力で運びます
重たい荷物を持っていても、空港内はカートで移動できます。ターミナル間を移動するときにも、スカイトレインならカートのまま乗車できます。ところが、バスとなるとカートごと乗ることはできません。
バスの側面に荷物が乗せられたら、約40キロの荷物をひとりでバスの中に運ばないですむと期待していました。でもターミナル4へのバスは大きなつくりですが、側面に荷物が積めるような設備はなさそうでしたし、運転手さんも大きな荷物をひとりで抱えてくる人のことはあまり想定していない感じでした。
このときの私の荷物は20kgのリュック、10kgのダンボール、7kgの小さなリュックでした。
20kgのリュックサックだって背負ってしまえば、それほど重たくありません。でも持ち上げるときにちょっと力がいります。どういう状況だったのかよく覚えていないのですが、周りにいた空港関係者の人に持ち上げるときだけ、手伝ってもらいました。
バスの中は空いていたので、リュックを背負ったまま座席に座れました。背負っていれば、バスから降りるときは楽ちんです。
ターミナル間の移動はとっても充実しているチャンギ国際空港
チャンギ国際空港は、世界でも有数なハブ空港としての役割を果たしています。そのためターミナルが4つもあります。シンガポールから別の国へ移動するときに、乗り換える飛行機に寄ってはターミナルの移動が必要です。
チャンギ国際空港は、『世界ベスト空港』で総合1位に7年連続で選ばれています。それは、チャンギ国際空港の運営が利用者目線でされていることが、大きな要因になっていると思っています。
アジアだけではなく世界中の人々から高い評価を得ているチャンギ国際空港ですから、ターミナル間の移動もきちんと考えつくされ、快適にトランジットができるように充実しています。
「ターミナルの移動をしなくてはならない!」と慌ててしまうかもしれません。それでも、チャンギ国際空港に関しては、十分な時間があれば難しく感じることなくちゃんと乗り換えができるのではないでしょうか。
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