シンガポール・チャンギ空港内のターミナル移動とMRT切符の買い方と種類

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チャンギ国際空港内のターミナル間移動と市内への交通手段、そしてMRTのきっぷの買い方を紹介します。

シンガポールのチャンギ国際空港は世界のどの空港よりも快適に利用できると有名です。

イギリスのスカイトレック社が利用者の声を元にして、世界中の空港を評価しているランキングでチャンギ国際空港は2013年から6年連続で第1位に輝いています。他には、韓国のインチョン国際空港や香港国際空港、ドーハ  ハマド国際空港、そして羽田空港が上位に入っています。

 

チャンギ国際空港

 

今回、たまたま?シンガポールに用事があったので、ひさしぶりにシンガポールへ行ってきました。チャンギ国際空港は何度か利用したことがあるのですが、あらためてその充実している設備と利用者目線の心意気に、「チャンギ国際空港はやっぱり違う!」と何度も思っていました。

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チャンギ国際空港内の設備やターミナル移動手段

 

ファッションやコスメ、ブランド品などのショッピングにはほぼ興味がないので、チャンギ国際空港でのさまざまな免税店などの華やかさをお伝えすることはできません。ここでは、世界に誇れるチャンギ国際空港の基本情報を紹介します。

 

各ターミナル間の移動と市内への交通手段

 

チャンギ国際空港に降り立って空港内に足を踏み入れると、まず驚くのが一面に敷かれている絨毯の厚みです。足を一歩出す度に絨毯の毛のふわふわ感が感じられ、歩く度にチャンギ国際空港のランクの高さを実感します。

他の空港とは格段に違います。

 

豪華な作りは足元だけではなくいたるところが重厚に作られているので、最近できたばかりではと勘違いする人もいるかと思います。ところがチャンギ国際空港が開港したのは、今から30年以上も前になります。

 

1981年にオープンしてからチャンギ国際空港の設備の細やかさや利用者目線の機能で、500以上もの賞が授与されています。東京ドーム35個分以上の敷地の中には3つのターミナル(第1、2,3)があり、空港内を走るスカイトレインで結ばれています。

 

スカイトレインはもちろん無料で乗れますし、約2分間隔で走っているので慌てることはありません。スカイトレインの営業時間は、5:30~2:30(午前)ですが、ターミナル間は歩いて移動することもできます。

 

チャンギ国際空港 ターミナル地図

 

ターミナル4は、2017年にバジェットターミナルの跡地に建てられました。ターミナル4は他の3つのターミナルと離れているために、スカイトレインでは結ばれていません。第2ターミナルから無料のバスにのって、3,4分です。

 

第4ターミナルから市内へ行く場合には、到着ロビーを出てタクシーも利用できます。地下鉄の場合には、第2ターミナルまでバスで移動すればMRTの駅がすぐ側です。MRTに乗るためには、第1ターミナルでも同じように第2ターミナルまで移動します。第2、第3ターミナルだけがMRTの駅と直結しています。

 

シンガポールは市内を走るバスがとても充実しています。しかもあまり渋滞しないので、ストレスなく利用することができます。かなり複雑に路線が分かれているのですが、市内バスを上手に活用することができれば、シンガポールの街中を小回りを利かして動き回ることができます。

しかも何かと高いシンガポールですが、市バスに関しては格安に移動できるので、節約をしたい人にもおすすめの交通手段です。

 

各ターミナルと中心地を直接結んでいるバスは、5~15分間隔で運行。朝の6時台から24時台まで。バスに乗る時には細かいお金を用意しておきましょう。バスではお釣りが出ないので、大きいお金しかない場合には余計に払うことになってしまいます。

 

チャンギ空港から乗るタクシーは、どれもメータータクシーです。しかも、タクシー乗り場へ進むと「〇〇番のタクシーへ行ってください」と係の人が教えてくれます。終わりのない勧誘があったり、交渉したはいいけれど乗る車は一体どこ?と探す必要はありません。

空港から街中まで、大体20ドル位です(時間帯によって割増などあります)。4人でMRTやバスに乗るよりはやっぱり高くなりますが、急いでいるときや荷物が多い時には気持ちよく利用できるのでおすすめです。

 

さまざまな国で当たり前になりつつある、GRABを利用することもできます。今回もGRABに依頼をしてもよかたのですが、ちょっと急いでいたので、空港タクシーにしました。シンガポールでは当たり前にGRABが走っているので、アプリさえ用意してあればいつでも乗ることができます。

 

GRABの料金はタクシーより少し安くなりますが、お願いした車が(たまたま)高級車の場合には料金が高くなることがあるようです(笑)。

 

3種類あるMRTのきっぷの違いと買い方!

 

シンガポールは地下鉄も充実しています。料金もそれほど高くないので、市内をあっちこっち動きたい人には心強い存在です。

 

MRT きっぷの買い方

 

私たちが初めてシンガポールへ行ったのは、たぶん6年前。その時には、きっぷの買い方がよくわからず、どうしてこんなにややこしいのだろうと思ったのを覚えています。今回はたぶんですが、システム自体はそう変わっていなかったと思うのですが、どうしてかスムーズに購入することができました。

 

私たちが今回シンガポールに滞在したのは、2日間だけです。どちらの日も、MRTを利用する予定でしたが、迷った末に毎回きっぷ(スタンダード)を買うことにしました。それは、地下鉄やバスに乗る距離がとても短く、「ほかの2類のチケットではもったいないことになる」と思ったからです。

 

シンガポールの地下鉄やバスを利用するときのきっぷは3種類あります。

・スタンダード
・ez-linkカード
・ツーリストパス

滞在する日程や利用範囲に寄って、使い分けてください。

 

スタンダード・チケット

まずは、私たちが利用したきっぷから紹介します。このチケットは始めに購入したきっぷに必要な金額を毎回入れていきます。

面倒といえばちょっと面倒ですよね。細かいお金と余裕を持って駅へ向かうことをおすすめします。

 

地下鉄の切符

 

 

購入方法は日本で普通にきっぷを買ったことがある人なら、それほど戸惑うことはないと思います。(6年前に私が戸惑ってしまったのは、都会から離れた暮らしが長かったためかもしれません…)

 

券売機の数はとても少なく駅によっては、1台しかないことも。それでもシンガポール在住の人はほとんどこのスタンダードチケットを使うことはありませんので、券売機は常に空いています。私たちのような観光客が押し寄せてしまうと、ちょっと待つくらいです。

後ろに人が並ぶこともないので、落ち着いてきっぷを購入しましょう。

 

初回の場合には券売機の画面にある『standard ticket』と書かれているところ押してから始めます。そして、言語を4つから選ぶことができますが、日本語はありません。

 

MRT きっぷの買い方

 

シンガポールの公用語の4言語から選びます。一番下の言語は『タミル語』です。

南インド地方で話されている、22あるインドの指定言語のうちのひとつです。タミル語は、インドの中で主流な言語というわけではなく、シンガポール人の中で占めるインド人の中でタミル語を話す人が多かったということで公用語のひとつになりました。

 

なんとなくの印象ですがやっぱりシンガポールの町中を歩いていると、「中華系の人が多い?」と感じました。(統計を見てみると、約7割が中華系の人です)。もちろん地域によっても変わってくるとは思いますが。

MRTに乗っていても、アナウンスで主に流れるのは第1公用語である英語。到着駅になどに関しては、4つの言葉で案内されています。(ただし、憲法によって国の言葉に定められているのはマレー語だけです)

 

MRT きっぷの買い方

 

すでに、スタンダードチケットを持っている時にはチケットを載せるところがあるので、チケットを置いてから始めます。

 

行き先の選び方は『駅名(Station Name)』から検索する方法と、『路線図(Map)』から探す方法があります。始めやすい報を選んでください。

私たちは、ほとんど地図から駅を指定していました。

 

MRT きっぷの買い方

 

細かくて見つからない時には、大きく拡大することもできます。駅を決めれば、料金が表示されます。往復で買うと少しだけお得です。

 

空港からモスタファセンターのある『Jalan Besar』まで、片道2.30ドルが往復だと4.50ドルです。

 

MRT きっぷの買い方

 

お金を払えばチケットにその金額が自動的に入ります。見た目は変わらないので、ちょっと不安に感じるかもしれませんが、券売機で特にエラーが出ていなければ大丈夫です。
自動改札で指定の場所にチケットをにかざせば、入ることができます。なぜか6回までしか使えません。私たちは、今回の滞在で調度6回使いました。

ez-linkカード

たぶんですが、「多くのシンガポール人はこのez-linkカードを持っているのでは?」と思います。大勢の人がMRTを利用しているのに、券売機を利用する人はほんの僅かです。日本で言えば、SUIKAに当たるこのカードを一度購入すればMRTと市内バスに割引価格で乗れます。

 

私たちがスタンダードチケットで支払った金額は正規のもので、このez-linkカードの場合は何時でも割り引かれた料金で乗れるので、長期間シンガポールに滞在する人に特におすすめです。

 

ただし、このカードを買う時には5ドル分のデポジットを払います。このデポジットが戻ってくればいいのですが、残念ながら戻ってきません。初めに購入するときには、12ドル払うと7ドル分の運賃がついてきて、5ドルはデポジットです。

そして、買い足す時には10ドル以上。

 

残りのチケットは、観光客向けの2日間バスとMRTが乗り放題のきっぷです。このきっぷも今回の選択肢にあがったのですが、ここまで乗らない気がして結局やめてしまいました。

 

シンガポールツーリストパス

ツーリストパスには1日用、2日用、3日間用の3種類があります。値段は10ドル、16ドル、20ドルです。そして、プラスでディポジットが10ドルかかるのですが、購入日から5日以内に返却をするとディポジットは戻ってきます。

 

私たちの場合は今回は2日だったので、16ドルのチケットでした。MRTもバスも乗り放題。しかもツーリストパスは空港でも買えます。

チャンギ空港についたときに地下鉄かバスを利用して街まで行っていれば、このツーリストパスにしたと思います。今回は余裕を持って街中まで行きたかったので、空港からはタクシーを利用しました。

 

ez-linkカードとツーリストパスはどこでも買えるわけではなく、MRTの主要駅の窓口で購入できます。

 

チャンギ国際空港駅、チャイナタウン、オーチャードを含む16駅です。

他の駅や窓口が空いている時間は、下のサイトを参考にしてください。       http://thesingaporetouristpass.com.sg/ja/where-to-buy/

 

シンガポールのMRTを利用するにはどのチケットがおすすめ?

 

それぞれのチケットの特徴はわかったけれど、どのチケットがおすすめなのか迷ってしまいますよね。

海外旅行でシンガポールへ行くときのおすすめのMRTチケットをケースごとに紹介しますね。

地下鉄やバスを乗りこなしてアクティブに観光をしたい人は、この2種類がお得に使えます。

・ez-linkカード
・ツーリストパス

長期滞在の場合には『ez-linkカード』をおすすめします。割引運賃で乗車できますし、期限が限られていないので、乗った分だけ支払います。
『ツーリストパス』は限られた滞在期間中にほぼ毎日出かける予定の人や一日の移動距離が長い人におすすめです。期間内ならどれだけの距離を乗っても同じ料金です。

 

シンガポールを観光するけれど、メータータクシーやアプリタクシーも利用する予定の人。地下鉄やバスはあまり使わない場合には、『スタンダートチケット』で十分だと思います。

 

チャンギ国際空港は家族連れや節約派にもとっても優しい

 

チャンギ国際空港は小さな子供と一緒にすごしても、あっという間に時間がすぎるアトラクションもあります。ちょっと調べると空港という枠を遥かに超えているのが、伝わってきます。来年には10階建ての複合施設『ジュエル』がオープンし、2025年に、ターミナル5が新設されます。

 

2019年にシンガポールへ行ったときに、話題のジュエルへ行ってきました。娘の友だちがお菓子を頼んでくれたので、入ってみました。もし彼女がソルティッドエッグを依頼しなければ、そういう場所にあまり興味がないので、行かなかったかもしれません。

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ジュエルはシンガポール人の間でもかなり注目されています。空港に用事がないシンガポール人もジュエルに行くことを目的にたくさん来ていました。

 

今後もチャンギ国際空港は世界中から熱い視線を集めていくでしょう。お土産を買ったり食事をしたりしようと思うと、かなりの出費になります。私たちは基本、空港ではご飯を食べないようにしていますが、海外旅行にでたときくらい値段を気にせずに、ショッピングをしたり美味しいご飯を食べたりしたい人もいると思います。

そんな人たちには、シンガポールもチャンギ国際空港もより魅力的な場所でしょう。チャンギ国際空港は懐の深さがあるので、それぞれの旅の楽しみ方を自由に選択できます。

 

私のような節約派の人からしても、やっぱりチャンギ国際空港は魅力的で快適な場所です。また、シンガポールへ行ったときには、私からの視点になってしまいますが、シンガポールやチャンギ国際空港の魅力をお伝えします。

 

今度チャンギ国際空港内で空港泊をすることがあれば、ターミナル内でしてみよう!と思っています。きっと熟睡できるでしょう。笑

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