少し前に右の指を火傷しました。下の娘がお得意の『野菜ゴロゴロカレー』を作ってくれるというので、私が助っ人に。小さなじゃがいもやさつまいもは丸ごと素揚げに。大きめのさつまいもは2,3個に切って素揚げ、ナスも素揚げにするというので、私は揚げ物かかりに。
揚げ上がった野菜を入れる鍋を娘が空焚きしていました。
そうとは知らないで、熱しすぎていた両手鍋を持ち手があるにも関わらず、鍋の胴体部分を持ち上げてしまいます。はじめは分からなかったけれど、急に熱さが伝わり、びっくり。
結構なやけどかもと思い、すぐに『びわの葉エキス』をシュポシュポ、指にかけました。かけるとすぐにヒリヒリした熱さは和らぐのですが、またジンジンしてきます。そのたびに何度も『びわの葉エキス』をかけてを繰り返します。まだ十数回しかかけていないと思うのですが、かなり落ち着いてきました。
東城百合子さんの本でも紹介されている『びわの葉エキス』は、家庭に常備しておきたいお助けアイテムです。その効果と作り方を紹介しますので、ぜひストックしておきましょう。
びわの葉エキスの効能を紹介
びわの葉エキスという言葉を初めて聞く人がいるかも知れません。今は『薬』というと、化学的に合成されたものを薬局で購入したり、クリニックなどで処方されるものと思っている人が多いかもしれません。
確かに、それらも薬ではあるのですが、私たちの健康を守る『薬』は、多くの人が思っている以上に身近にもあります。びわの葉エキスもその代表格です。大きな町では少なくなってしまったかもしれませんが、地方に行くとまだまだ、びわの木はたくさんあるのではないでしょうか。
関東から九州で自生するびわの木
なんとなくですが、びわの木は日本中どこにでもあるのかと思っていたのですが、どうやらそうではないみたいですね。温暖な気候を好むので、関東から九州でよく見られるとあります。身近にびわの木がない場合には、インターネットで購入するか、知り合いに送ってもらうと自宅でびわの葉エキスが作れます。
常緑樹なので、季節を問わないで葉っぱが使えます。
インドネシア・バリ島でもびわの木を育てている人がいます。ずいぶんと大きくなり、まもなく10年たちますが、まだ実はつかないようです。
やけどや虫刺されはびわの葉エキスで
びわの葉には、アミグダリンと呼ばれる成分があります。このアミグダリンには、殺菌効果や炎症を抑える作用があります。そのため、切り傷や虫刺され、やけどなどによく効きます。
ニキビや水虫、肩こりや打ち身にも使えるようです。
我が家には友人が作ってくれたびわの葉エキスがあります。今回のやけどでも大活躍しましたが、1年ほど前に虫歯が悪化して炎症を起こしたときにもびわの葉エキスに助けられました。
痛くて眠れなくて、どうしようかと思っていたところ、びわの葉エキスを何回かスプレーしたら短時間で痛みが引いていきました。友人が作ったびわの葉エキスは飲用できるアルコールを使っていたので、口の中にも使用できました。
ですので、自宅でびわの葉エキスを作るときにはアルコールを吟味しておくと、応用範囲が広がります。
マスクにスプレーを掛けておくと、花粉症対策や喉の痛みにも効果があるようです。
びわの葉エキスのことを書く前にインターネットで少し調べてみました。するとこの『アミグダリン』という成分に注意するように書かれているサイトがありました。ですので、この辺はよく調べてから使用してください。
びわの葉エキスの作り方
作り方はとっても簡単です。
濃い緑色をしたびわの葉を20~30枚用意します。ホコリだけではなく、葉の裏についている毛を落とすように洗います。そしたら、しっかり乾燥させます。成分がきちんと出てくるように2~3cm間隔で切ります。葉の付け根の部分も忘れずに入れましょう。
蓋がついているガラス瓶にびわの葉と35度以上のアルコールを入れて出来上がりです。でもすぐには使えませんので、半年から1年待ちます。5年位熟成させている人もいます。思い立ったら吉日。早めに仕込んでおきましょう。
びわの葉エキスを手作りしている人は、玄米焼酎を使っている人が多いようです。私もびわの葉と玄米焼酎が手に入ったら、びわの葉エキスづくりをしてみたいです。
今回のやけども前回の虫歯のときも、びわの葉エキスがなかったらしのげなかったと思います。一番ひどく火傷をした中指は水ぶくれになっていますが、ほかの指はほとんどやけどの形跡は残っていません。
家庭に常備しておいてほしいびわの葉エキスですが『薬』ですので、使い方があります。しみるときには薄めて使うなど、臨機応変に活用してください。小さな子供はきっとアルコールがきついと思いますので、びわの葉を煮詰めたもののほうが安心です。ただ、長持ちはしませんので、冷蔵庫で保管しましょう。
うがいや飲用の効果もあるようです。この場合にはアルコールが安心できるものであることと薄めて使用することが大前提です。
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