お土産に、ブラックシード入りのはちみつをもらいました。
ブラックシードは確か「死、以外のものを治癒する」と数年前に聞いたことがあります。その時にもそんなにいいものがあるのならと購入した覚えはあるのですが、活用しきれずに終わってしまいました。
今回は、はちみつの中に入っているので、無駄にしないで使い切ることができそうです。ブラックシード入りはちみつの美味しさとその効果を紹介します。
ブラックシードは、まさしく植物の種です。一見、ごまを少し大きくしたように見えます。このブラックシードはツタンカーメンのお墓の中から見つかったようで、3000年以上も前からその効果は認められ多くの人たちを健康にしてきました。
目次
ツタンカーメンの時代も、大切にされてき種
スーパーやコンビニなどで野菜やお惣菜を買う時に、その食材の種を意識する人はほとんどいないかと思います。どの果物も野菜も、突然畑から収穫できるわけではありません。
作物の種は、私達の命を支える源
栽培方法に違いはあってもその作物を生み出すためのもととなる「種」がなくては、どんなに広い土地があってもお米ひと粒、きゅうり1本実ることはありません。
今は、種屋さんが町の中にあり、ホームセンターでもさまざまな種や苗木が売られています。インターネットでも種が購入できるので、日本国内だけではなく世界中からほしい種を探すことができます。
ツタンカーメンの時代にはもちろん種屋さんは、どこにもなかったでしょう。種を買うことができないということは自分たちで種取りすることが必然です。種を蒔いて作物を育てて、それでおしまいでは、次の年に蒔く種がありません。毎年、翌年に必要な分の食料を確保するためには、野菜や穀物の種はとても重要なものでした。
種屋さんがあるから必要な時に買えるからと言っても、私たねの食べ物となる種が大切であることには変わりはありません。
今は専業で農家をしている人でも、種や苗は種苗会社から毎年買うところも少なくありません。
その方が、楽だし収量が上がることが大きな理由だと思います。ただ、見た目がよく病気や虫に強く大きな収穫が期待できる種は、在来の種ではなく種自体に化学的な手が加えられていることが多いです。その代わり、その作物から種をとって畑で育てても、親の世代と同じように育つことはほぼありません。
ツタンカーメンのお墓から見つかったと言われる命の種
ちょっと話が横道にそれてしまいました。
ツタンカーメンが生きていた時に『紙幣』があったとしても、ツタンカーメンの家族や従者たちは紙幣を入れることはなかったと思います。
同じお金でも金や銀でできている硬貨なら時代が移り変わっても、「財産」としての価値は期待できます。金や銀と同じように作物の種も価値があるもの、かけがえのないものと思われていたのでツタンカーメンと一緒に埋葬されました。
真相は定かではないのですがツタンカーメンと名付けられた『えんどう豆』も、ブラックシードと一緒にお墓の中から発見されたという説があります。
まさしく万能なブラックシードの効果と調理法
栄養効果が高くさまざまな病気や疾患に対する高い効果があるものを「スーパーフード」と呼んでいます。例えば、ターメリック、チアシード、カカオ、麻の実、ココナッツなど、生命力にあふれているものが選ばれています。
そして本日紹介したいブラックシードです。
ブラックシードに凝縮された効果
ブラックシードひと粒にも、たくさんの栄養素がぎゅっと詰まっています。さまざまなビタミン、脂質、食物繊維にミネラル、そしてタンパク質を作るのに欠かせないアミノ酸も15種類も含まれ、有効成分の数は100種類以上になります。
ブラックシードならではの天然化合物である「チモキノン」には、30種類もの病原体を無害化できる研究が立証されています。
そして、美肌効果、抗てんかん、抗ピロリ菌、抗アレルギー、鎮痛作用、抗癌作用、糖尿病予防、肝機能の改善、カンジダ症の予防、アルツハイマーの予防、母乳の出を良くする作用、喘息や偏頭痛の解消、そして免疫力も高めることができるので、
多くの人の体と心を癒やすパワーにあふれています。
自宅でブラックシードを活用するための食べ方
せっかく体にいい食材が目の前に合ってもどう調理したらいいのかわからないと、棚の奥の方にしまい込まれたり、冷蔵庫の掃除の時に発見されることになります。ブラックシードを手に入れたら、日々の生活をより充実させるためにどんどん使ってみてください。
気をつけたい基本の調理法
ごまにも『あらいごま』と『いりごま』があるように、ブラックシードにもすでに炒ってあるものと生のものがあります。どちらのブラックシードなのかをまず、確認しましょう。生のブラックシードならお料理する前に炒っておくと、気軽に使えるようになります。
わからない場合には、さっと火を通しておくといいでしょう。
この点でもごまと一緒なのですがブラックシードもとても硬いので、しっかり噛まないとその栄養素が身体に吸収されません。ミルやすり鉢を使って、軽く砕いておくと、より栄養の吸収が上がります。
ただ、ごまのような穏やかな味ではなくブラックシードは、かなり苦目です。苦味を小さくしたい人は、砕かずにそのままのほうが食べやすいかもしれません。
おすすめは、ブラックシードティー
ほっと一息つきたい時に、ブラックシードのお茶を入れてみましょう。簡単に作れるので、ブラックシード初心者にもおすすめです。使う量によって、苦味も簡単に調節できます。
水2カップ半に対して、ブラックシードが小さじ2杯が目安になりますがお好みです。
水から一緒にブラックシードを入れて1分ほど煮立てる場合もあれば、熱してしまうと栄養素が減ってしまうために、60度位のお湯にしばらく放置しておく飲み方もあります。
甘みもお好みです。あえて、ストレートで飲むのが好きな人います。私が今手元にあるのは、すでにはちみつの中に入っているのでお茶にすることはできませんが、近々購入予定なので、試してみてからお伝えします。
その他には、カレーのスパイスに入れたりサラダのアクセント、ドレッシングを作る時に活用すると、いつものお料理が違うものになります。パンを焼く時にブラックシードを使えば、スーパーブレッドの出来上がりです。
ただ、入れすぎは味を損ねてしまうので、加減をしてください。
ブラックシード入り蜂蜜の味は!
蜂蜜もrawの蜂蜜なので加熱された蜂蜜と比べると、香りもほのかで見た目もちょっと濁っています。
(どうやら、蜂蜜も、3000年以上前のお墓から発見されているようです。)
さっそく全粒粉入のパンを買って軽く焼いてから、ブラックシード入蜂蜜をつけて食べてみました。もちろん美味しいです。蜂蜜がピュアなので、変に甘すぎずに、少しつけただけでも、気持ちがとっても満足します。
なので、これはすぐになくなるでしょう。子どもたちが、あっという間に使ってしまうこと間違いありません。
肝心のブラックシードはと言うと、苦い。舌の横側にしっかりと苦味を感じます。でも、その後になんとも言えない、「爽快感」?のようなものを感じます。ほんの数粒取っただけで、苦味のせいか、身体にスイッチが入ったようにしゃっきりします。
まさに『スパイス』です。
毎食使うのではなく自分の体調などの相談しながら週に数回、食卓に登場させればONとOFFの切り替えのできるメリハリのある毎日がすごせます。
ブラックシードよりも、ブラックシードオイルのほうが使い勝手がいい
種丸ごとのブラックシードも、お料理に使えたりお茶に使えたりと重宝しますが、使いやすさの点からはオイルになっている方が断然簡単です。
ブラックシードだけを口に入れて噛み砕くことは、苦すぎで気が進みません。オイルになっていればティースプーンに入れて、そのまま身体の中に入れることもできます。
まとめ~選択する力
現在、ブラックシードを含め、スーパーフードが注目を集めています。スーパーフードだけに限ったことではありませんが、見た目や広告に惑わされずに中身がしっかりしていて、安心して使えるものを選ぶことを意識しましょう。
値段が高いものが質が良いのかと言うと、必ずしもそうとは言えません。中身があまりないのに広告などに予算を使っているために、値段が上がっているものもあります。
情報だけではなく、さまざまな商品が溢れています。可能な限り質の良いものを選ぶ知恵と術を身につけて、あなた自身の健康と幸せを守りましょう。
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