バリ島でレンタルバイクをしようと思っている人は、国際免許証を用意していると思います。
「レンタルバイクしたいなぁ」と思っているけれど、国際免許証をわざわざ取るのは面倒だなぁと思っている人は、ぜひ手続きをしてからバリ島に向かうことをおすすめします。
実際にバイクで走っているときに、警察の人たちに出会った体験談などを紹介しますので、ストレスなく運転するためにも、国際免許証を取得してからバリ島へ向かいましょう。
目次
バリ島でバイクの運転中に警察に呼び止められた経験
バリ島ではバイクが主な移動手段です。
アプリタクシーやメータータクシー、流しのタクシーやマイカー、ベモなどの移動手段があります。それでも、その時の必要に応じて気軽に移動するためには、バイクが心強い存在です。
10回まではいかないかと思いますが、警察の人に呼び止められた経験の中からいくつかお伝えします。これからバリ島で休暇を楽しもうと思っている人たちは、ぜひ国際免許証を持って旅立ってください。
現在LCCの代表格でもあるエアアジアの直行便はなくなってしまいましたが、クアラルンプールやバンコクなどを経由して、比較的気軽に行ける人気観光地には変わりありません。(2019年8月)
意外とバンコク乗り換えが、待ち時間が短くおすすめ。
予算にゆとりがある人や長い休みが取りにくい人は、ガルーダ航空を利用すれば乗り換えなしでバリ島ングラライ空港まで8時間ほどで行かれます。
同じアジア圏ですが、異文化体験ができるバリの魅力?を警察の取締を通してお伝えします。
バリ島のレンタルバイクは国際免許証で大丈夫?
バリ島への海外旅行を計画している人はたくさんいるでしょう。
ヨガをしたり、街スパを楽しんだり、美術館へ行ったり、美味しいバリごはんを食べたり、楽しみ方は人それぞれです。中には、レンタルバイクをしてアクティブに活動しようと思っている人もいるのではないでしょうか?
バリ島でのレンタバイクを計画している人は、事前に国際免許証をとっておきましょう。
道路で警察官の取り締まりがあっても、ドキドキする心配もありません。国際免許証は正式には認められていないようですが、それでも国際免許証を出せば、すんなり通れることもかなりあります。
というか、国際免許証を出したけれど通用しなかったという話は直接ですが、聞いたことがありません。
以前は30日間滞在できる観光ビザでもインドネシアの免許証がもらえた!
たぶんですが、5年ほど前のガイドブックには観光ビザでも30日間有効なインドネシアの免許証がもらえることが書いてあるのではないでしょうか。
実際に取ったことはないのですが、4年ほど前にソシアルブダヤビザを持ってギャにアールの警察署へ行ったときには、「30日間有効な免許証なら発行できる」と言われました。
ソシアルブダヤビザはインドネシア国内に最大約6ヶ月までいられるビザです。(インドネシア国内での延長手続きが必須)
もっともっと前はこのソシアルブダヤビザでも1年有効な免許証がもらえたと聞いて、もしかしたらと期待して行ってみたのですが、30日で10万ルピア(800円位)と言われました。毎月延長しに来ないとならなかったために、結局申請しませんでした。
無免許で運転していてもどうにかなるのもバリの魅力?
バリ島は、独自の文化が色濃く残っていることからもアジアだけではなく、遠く離れたヨーロッパやロシアで暮らす人たちにとっても一度は行ってみたいあこがれの場所です。
イスラム教徒の多いインドネシアの中でも珍しく、バリ島で暮らす人の大半がヒンズー教徒です。もちろん、キリスト教や仏教を信仰する人たちもたくさんいます。
そしてバリの魅力はヒンズー教を中心とした祭礼や暮らしに加えて、棚田やビーチなどの美しい景観、ヨガやビーガンを楽しみたい人たちの施設やカフェ、そしてパーティをエンジョイしたい人たちの希望も叶う懐の広さでしょう。
そしてそして、一年中常夏のバリで暮らす人たちは、とてもおおらか。さまざまな異国からの観光客を受け入れてくれます。おおらかさが時には、私たち日本人からすると理解できないことにもつながりますが、それは異国へ来たという貴重な体験。
そしてそんなバリの人たちの優しさや寛大さに、助けられることが多々あります。
日本に観光に来た外国人が国際免許も日本の免許証も持たずに、レンタカーやレンタルバイクはできないでしょう。外国人がうっかり無免許運転で捕まってしまったら、どうなるのかちょっと想像がつきません。
ところがバリ島では『とりあえず』、インドネシアの免許証を持っていなくても、国際免許証を持っていなくてもレンタルバイクが今現在もできます。そして、たとえバイクに乗っているときに警察官に呼び止められても、日本で同じようなことが起こった場合と比較すると大事にはならないのではないでしょうか。
もちろん、精神的にはかなり疲れますし、楽しい体験ではないでしょう。それでも多くの場合には、その場で警察の人との話し合い?で終わらせることができます。これも、バリならでは。
バリの魅力でもあります。
劇的な移行期にあるバリ島のバイク免許事情
以前は何かあったときに『お金を渡せば』問題が解決されることが、比較的一般的だった時代がありました。時代の流れとともにインドネシアでも『お金』ですますことが、表面上?は減ってきています。
システム化され規則化され、そこに書かれている以外のことをしてしまった場合には、規則に沿った対応をします。
以前は免許だけではなく、外国人にとって必須のビザ事情でもかなり融通?がきいたこともあるのですが、徐々に規則を重んじる方向へ進んでいるのを実感します。
大きな道を避ければ下がる検問に会う確率
以前の検問の定番は、大きな通りや大きなお祭りの前と言われていました。
そのためデンパサールなどの大きな街へ行く場合にもバイパスは通らずに、うらみちうらみちを通りました。バイパスは警察官の検問に合う確率が高いために利用しないことも理由ですが、やはりスピードと車の量が違います。
いろいろな面で安心して通れるのは、中の狭い道です。
それでも、なぜこんなところで警察の検問が!と思われる道で取締をしていることもあります。予想をしていませんので、ドキドキしながらも支持に従うしかありません。
交通量が多く道幅が広いために道路の中央を走っていて、合間を縫って通り抜けられたこともあります。2回ほど忘れましたと伝えたら、それなら行ってくださいと行かせてもらったこともあります。
かなり遠目に警察の人たちがつけている緑色のベストが見えたので、ずいぶん手前で駐車をしたら、わざわざ離れた場所まで来てくれたこともあります。
大きな祭礼前に取り締まりをするのは、祭礼に必要な予算を得るためと言われています。そんな噂が流れていましたので、たしかにそんな側面もあったかもしれません。それが今はずいぶん変化し、『その場のお金』ではなくなってきています。
バイパスなどの大きな通り以外でも始まっている検問
バリ人の人たちの日常の生活圏の中でも、警察の取締が目立つようになっています。
以前は、外国人とわかれば交通整理をしているだけの警察官にも呼び止められてしまうこともあったようですが、検問の対象がバリ人にも向いています。その効果があり、無免許で当たり前に運転しているバリの人やヘルメットを被らずに運転している人が減ってきているのでは?と思います。
1年ほど前に「なぜにここで?」と思うような、ものすごくマイナーな道、T字路で4カ所に分かれて、警察官が立っていました。しかも連日です。気軽に無免許で運転してしまう外国人だけではなく、地元の人たちにも免許の必要性を強く印象づけたと思います。
バリで暮らす人の生活圏での検問でしたので、買い物にも行かれません。4カ所でいっせいに実施するので、どっちの方向に行っても警察官に呼び止められます。
そして、たとえ呼び止められたとしても、お金は要求しません。
お金ではなく、バイクに乗るのなら免許を取りなさいと指導されます。
これはこれでとっても衝撃的なできごとです。ちゃんとした免許がないと『いわゆる先進国のように』バリ島で運転できなくなる日が来るのでは?と思わせる劇的な変化です。そうそうに、ちゃんと免許を取得したほうがいいと思い、警察に知り合いのいる人に相談をしてみました。
すでにシステム化され、長期滞在ビザ『キタス』がないと免許証は取れない状況でした。
その後も2度ほど警察の検問に出会いましたが「免許を取りなさい」と言われ、「ほしいのですが取れません」と伝えます。
うっかり子供がヘルメットをかぶっていなかったので、呼び止められました
以前は、運転する人だけにヘルメット着用が義務付けられていました。
ヒンズー教の正装のときに男性が使う『ウダン』を頭に乗せていれば、運転していてもヘルメットを被らなくてもいいらしいと聞いたこともあります。
それが最近は後ろに乗っている人たちも全員が、ヘルメットを着用することになりました。これは安全性を考えても、とてもいい流れだと思います。
それでもまだまだ後ろに乗っている大人や子供のヘルメット着用は、あまり浸透していません。
バリの人は後ろにヘルメットをしていない人を乗せているときには、大通りを通らないようにしていると言います。どうやら、ノーヘルでバイクに乗っていると検問をしてないくても呼び止められるようです。
つい最近、私も交通整理をしている警察の人に手招きされて、バイクを路肩に止められました。通常、交通整理をしている警察の人はバイクを止めたりしません。
はじめはどうして?かわからなかったのですが、たまたま後ろに乗っているふたりの子供がヘルメットをしていませんでした。
この日はちょっと変則的で、行きと帰りの乗り合わせが違っていました。ふたりの子供はアプリタクシーで街まで出て、私が乗せてきた子のヘルメットはヘルメットをしてこなかった子供が使ってしまったのです。
バイクの登録書を出しなさいと言われます。
これは大抵この流れです。ときにはこの登録書を没収され、警察署に取りに行かなくてはならない事態になります。
もちろん警察官の人の支持に従います。
ちょっと離れたところにあるプラ(お寺)まで誘導されます。
子どもたちには「待っててねぇ」と伝え、後についていきます。
何やら規則が書かれた本を出され、こことここを読みないさと言われます。
どちらもヘルメットを着用しなくてはならない項目です。
「いつもは被っているのですが」と一応伝えますが、あまり意味はありません。
しかも私はその登録証を2年ほど更新していません。
つい忘れてしまうのです。これもよくありません。
免許は持っているのかと聞かれます。これも当然の質問です。
それでもそれでも、やっぱりバリの人は優しいと私は思います。
なんだかなんだかとやり取りをして登録書も没収されずに、返してくれました。
ローカルのバリ人でも登録書を取られた人がいると、実際に見せてくれました。
このことがあってからちょっとしてから、登録書の更新へ行きました。まったくこのときもバリの人たちのおおらかさに助けられます。
そして今はインドネシアでバイクに乗れる証明を取得することができました。
多くのことが西洋化?に流れていく中で、それでもバリ独特の緩やかな応対をしてもらえます。私は何度もそんな人たちに助けてもらってきています。
それでもそれでも、バリ島でレンタルバイクを希望する人には、やはり国際免許証の取得をおすすめします。
警察の人たちに自主的にお金を渡しません
人づてやガイドブックなどから、警察に捕まってしまったときなどにお金を渡すと解決できるようなことが書いてあるかと思います。
たしかにそういうこともあります。
それでも、言われてもいないお金を渡そうとしたり、「いくらならいいですか?」とは聞きません。
以前とは状況が大きく変わっているために、進んで打診?してしまうとそのことが問われてしまうようですので、覚えておいてください。
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