海外旅行への荷造りを始めたら想像以上に荷物が多く、「とても自力では空港まで荷物を運べない」と途方に暮れたことがある人は少なくないでしょう。そんな時には荷物を減らす方法もありますが、どれも必要なものの場合『ホイポイカプセル』のようなものがほしいと思うのは私だけではないでしょう。
「荷物を減らすことはできない」でも空港まで持って行くには、重すぎる場合におすすめの方法があります。
宅配便を利用して、空港のカウンター宛に荷物を運んでもらうことができるんです。
こんな便利なサービスを利用しない手はないですよね。これで、自宅からバス停までの道のりやバスの乗り降り、電車の乗り換えなどなど、重たい荷物をエッチラオッチラと運ばずに身軽に空港までたどり着けます。
いくつかある注意点や大まかな料金、お得な往復サービスなどの情報をお伝えします。次に国内や海外旅行へ出かける時のために参考にしてください。
空港宅配便を上手に活用するために！発送方法や営業時間
フライトの当日になって、思った以上の荷物があることに気がついて、宅配便を利用したいと思っても、今回は、自力で運ぶしかありません。それなら、いつまでに発送を完了すればいいのでしょうか。
どこで空港宅配便が利用できる？
私が今回利用したのはクロネコヤマトの宅配便です。
・比較的自宅から側にあったこと
・荷物を依頼してからフライト前に荷物をちゃんと届けてもらえそうだったこと
この2点でクロネコヤマトの宅配便に決めました。
クロネコヤマトの宅配便以外にも郵便局、ABC空港宅配サービスなどがあります。ぴったりなプランを提供している会社を見つけましょう。
ABC宅配サービス
ゆうパックのサイト
余裕を持って荷物の発送をする「何日前なら、間に合う？」
クロネコヤマトの場合には営業時間内に荷物が発送できれば、翌日に空港に届くようです。でも、フライトが早朝便の場合など、不安要素が残ります。宅配便を安心して利用するためには、遅くてもフライトの2日前までには荷物の発送を完了しておきましょう。
（地域によっては、3日前までの発送でないと、受け付けてもらえないこともあります。）
クロネコヤマトのサイト
数日早めに荷物が着いてしまっても問題はありません。送り状にフライトの日付、時刻、便名などを記載します。空港で荷物が確実に受け取れるように、早めに発送しておくことをおすすめします。
クロネコヤマトのように空港への宅配をしているABC宅配サービスの公式サイトには前日の集荷でも、荷物を受け付けているようです。それでも、どうしても間に合わなかった場合を除いては、やっぱり2日前の発送が安心できると思います。
ゆうバックも空港まで荷物を運ぶサービスをしています。公式サイトを開いてみると、郵便番号と利用空港を選択すれば、届くまでに何日必要かが直ぐわかるようになっています。
集荷サービスで自宅まで取りに来てもらえます
空港まで運んでもらえるとは言え、大きな荷物を宅配業者の営業所まで運ぶのにもひと苦労です。そんな時には、集荷サービスを依頼しましょう。
例えば、クロネコヤマトを利用する場合にはコンビニや近くの営業所に自分で持っていくと、送料が100円引きになります。自宅まで取りに来てもらう場合には、割引がないだけで割増料金は発生しません。
私はたまたま営業所まで運びましたが、100円で自宅まで取りに来てもらえるのなら忙しい出発前にとっても助かるサービスですよね。
ABC宅配サービスも自宅やオフィスに取りに来てもらえるので、わざわざ重たい荷物を運ぶ必要はありません。WEB申し込みをすると、予約をした時に入力した住所や送り先を印字した、送り状を持ってきてくれるので手書きにで記入する手間が省けます。
ゆうバックを利用する場合には、最寄りの郵便局まで持っていくかコンビニを利用します。
重要！受け取りカウンターの営業時間をチェック
無事に2,3日前に宅配荷物の荷造りが終わって発送までこぎつけたとしても、ここで気をつけてほしいポイントがあります。送った先の空港のカウンターが、何時から何時まで営業しているかです。
空港内のカウンターは24時間営業とは限らない！
フライトが早朝便や深夜便ではなく、日中の便の場合には慌てることはないかと思います。飛行機が朝の8時すぎに離陸するのに受け取りカウンターが、7時からしか開かない場合にはちょっとドキドキしますよね。
特に空港自体が24時間体制でない場合には、各営業所も空港にならって夜中には締まります。余裕もを持って荷物を受け取れるのかを公式サイトでチェックしておきましょう。
成田空港内にある受け取りカウンター
例えば、クロネコヤマトを利用して成田まで荷物を送ると受け取りカウンターは、成田空港内に4カ所あります。
・第1ターミナル北ウィング
・第1ターミナル南ウィング
・第2ターミナル
・第2ターミナル1階のGPA宅配サービスカウンター(第3ターミナル利用者)
第1と第2ターミナルの受け取りカウンターは7：00～21：30。第2ターミナルのGPAだけが営業時間が長く、6：30～22：30です。
ただし、前回クロネコヤマトに荷物を依頼して、第2ターミナルで荷物を受け取ったのですが６時５０分には開いていました。係の人に聞いてみたら「準備ができ次第カウンターを開けるようにしているので、6時40分位には開いていることが多い」と教えてくれました。
ABC宅配サービスの場合には第1ターミナル第2ターミナルともに、受け取りカウンターの営業時間は7：00～21：00。
羽田空港のカウンター営業時間
羽田空港を見てみるとクロネコヤマトの受け取りカウンターは国際線に1カ所、国内線に2カ所あります。
国際線に関しては受け取りも発送も、JAL ABCと同じカウンターです。そして、さすが羽田空港の国際線です。24時間営業。フライトの時間に関係なく、いつでも荷物を受け取れます。
国内線のクロネコヤマトのカウンターはどちらも6：00～21：00。ABC宅配サービスは第1ターミナルが7：30～20：00、第2ターミナルが8：00～20：00が受け取り時間です。
空港までの発送料と発送できない荷物
空港まで荷物を送る場合には、通常の宅配便の料金に空港使用料がプラスで発生します。ちょと割高に感じるかもしれませんので、予算に合わせて送る荷物の量を調節してください。
大阪市内から関空まで送る時の送料
荷物の発送の仕方はダンボールでも、スーツケースでもバックでも大丈夫です。
私は先日クロネコヤマトを利用して、山用のリュックサック（20kg）で送りました。発送場所でリュックやスーツケースに被せるためのビニールを購入できます。私はちょっと悩んだのですが、やめておきました。
関西から関西空港までの料金をお伝えしますので、目安にしてください。
・スーツケースで3辺の合計が60cmの荷物を送ると1555円
・80cmなら1771円
・160cmなら2678円
20cmごとに枠が決められ、3辺の合計が160cmの荷物まで送れます。どの料金にも空港使用料が含まれています。
そして、関西から羽田空港や成田空港まで荷物を送った場合でも、料金は100円ほどしか変わりません。
JAL ABCの場合にはネットで申し込みをすると、送料の割引があります。大阪から関西空港まで送ったときのネット割引料金は以下のとおりです。
・3辺の合計が120cmの荷物の場合2590円が2390円
・160cmの場合には2680円が2480円
どちらのサービスを利用する場合にも、3辺の合計だけではなく重さも料金に反映します。大きさは小さいけれど、極端に重たい荷物の場合には重さに準じた料金設定にならいます。
クロネコヤマトが対応している空港は17空港、ABC宅配サービスの場合は6空港です。どちらの公式サイトでも利用てきる空港と合わせて、運賃がすぐに分かるようになっているので確認をしてください。
往復便を利用するともっとお得！
帰りも同じように空港から自宅まで荷物を運んでもらえるサービスもありますので、ついついおみやげを買いすぎてしまったり、どこかへ立ち寄ってから帰りたい場合に活用できます。
はじめから復路の荷物もお願いしたい場合には、事前に往復で申し込みをするとお得な料金で申し込めます。
ABC宅配サービスの往復便は、出発する空港と到着する空港が同じ時に利用できます。成田空港と羽田空港に関しては、行きが羽田空港で帰りが成田空港でも申し込めます。
出発する空港で荷物を受け取らずに目的地の空港まで送れる？
自宅やオフィスから送った荷物を出国する空港で受け取らないで、目的地まで運んでもらうサービスです。チェックインカウンターに荷物を預ける手間などが省略できます。カウンターの営業時間も気にしなくていいですね。
利用できる空港や航空会社が限られていますが、マイルも貯められるようなので気になる人は公式サイトからチェックしてみてください。
「運べない荷物がある！」ので事前チェックをしましょう
宅配便は3辺の大きさが160cmまで、重さが25kg以内のものしか送れませんが、それ以外にも業者によって微妙に違いがあります。
もちろん、危険物やペットなどを送ることはできません。現金やパスポート、受験票などの代用が効かないものも無理。ABC宅配サービスでは生鮮食品や液体の調味料、楽器や絵画なども対象外です。
まとめ
アジアを中心にあっちこっち旅をしている友人がいます。彼の荷物は、いつでも７kg以内。どこへ行くのにも、大抵この量の荷物で充分のようです。７kgで収まるのなら、飛行機の預け荷物をする必要もなくLCCでも機内持ち込みが充分にできます。
そして、７kgの荷物なら空港宅配便を利用することもありません。
彼のように身軽に旅に出られたらと思いますが、なかなかそうはいきません。手に負えないほど重たい荷物がある時には上手に宅配便を利用して、運んでもらえるところはどんどん依頼をしましょう。
手荷物の一時預かりなどもしているカウンターもあるので、旅のプランを立てながら、必要なサービスを活用して、身軽な旅を楽しみましょう。
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