食生活を少し見直したおかげで、突然の眠気に引っ張られることが減りました。体調が良くなってきたことで、欲が出てもっと元気よく活動したいという思いがむくむくと生まれてきました。
今はお酢を積極的に食卓に上げるようにしています!特に暑い季節におすすめしたいお酢のメリットを紹介します。簡単に手作りできる『柿酢』の作り方も紹介していますので、ぜひ参考にしてください。
目次
突然の眠気はまさしく『睡魔!』お酢の効果で体調管理
突然落ちるような眠気に襲われることがありました。あくびをしたり体を伸ばしたりする余裕もなく、引っ張られるように眠ってしまいます。私の周りでも「急に眠たくなる」人がちらちらいます。暑さも原因のひとつかもしれません。
それでも最近は、激しい眠気に襲われることが減りました。
たぶんですが、「足りなかったかも?」と思われる栄養素を積極的に取り出したことが効いているようにも感じます。
・玄米を週に1,2回食べる
・ターメリックを食事に常用
・排毒するためのアーモンドを食べるようになって半年以上たつ
体の働きが活発になり、何より便秘がかなり改善しています。腸の状態が、体や脳の働きに直結することを実感。体調が良くなったことで、また調子が出てきてもっとイキイキと暮らしたいと思い『お酢』も積極的に取り始めています。
ちょっとした『健康オタク』になりつつあります。今この一瞬にできることは限られていますので、できることをできる範囲で取り入れていきたいと思っています。ひとつの行動がその先に確実につながっていくと。
お酢が体にいいことを知らない人はいないかと思いますが、どんなお酢でもいいのかと言うとちょっと違ってきます。
賢くお酢を活用して、本来の自分らしく毎日を生きていきましょう。
本物の調味料を見つけよう!チェックポイントは『天然醸造』
お味噌やお醤油のラベルをよく見ると、『天然醸造』と書かれているものがあります。
お味噌もお醤油も発酵食品です。自然の美味しさが生まれる過程には微生物の働きがあり、一定の時間が必要です。
美味しいお醤油やお味噌の熟成期間は最短でも半年以上
天然醸造とは、微生物の力を借りて半年から1年以上寝かせることで美味しさが生まれてくる昔ながらの作り方です。
本来は、この作り方が当たり前でした。いつからから薬品などを用いることで長期間熟成させずに、うま味調味料を添加して即席で仕上げるお味噌やお醤油があります。
そのため、本来の作り方をしているお醤油やお味噌が『天然醸造』なることを表示するようになりました。逆から見ると天然醸造と書かれていないものは、特に原材料など要チェックです。
中には、白味噌のように数ヶ月で仕上がるお味噌もありますが、本来は寒仕込み(冬に仕込んで)をして、秋から年明けまで熟成させたお味噌が1年味噌。もうひと夏越して開けたお味噌が、2年味噌になります。
伝統的な作り方を守っている造り醤油のお店では、3年間杉の樽で寝かせた醤油を販売しています。
おすすめしたいお酢とは?醸造酢と合成酢の違い
お酢は糖分を含んでいるものなら、どんなものからでも作れます。お米やとうもろこしなどの穀物酢、リンゴやブルベリーなどの果物から作れった果実酢があります。
そして原材料の違いだけではなく、醸造の仕方にも違いがあります。
元になる材料の糖分がアルコール発酵した後に酢酸発酵してできあがったものが、自然に発酵した醸造酢です。この行程を限りなく短くするために、時にはエタノールやアミノ酸等を加えたものが合成酢と言われます。
健康と美味しさのためにお酢を買う場合には、どんな工程で作られ何が原材料に使われているのかを確認してから購入しましょう。
簡単!お酢だって手作りできる~柿酢編
お酢だって、お味噌やお醤油と同じで手作りすることだってできるんです。
手作りのお酢というと「柿酢」を思い浮かべますが、この柿酢は渋柿だって、甘柿だって、柿の皮だけだって作れます。
用意するものは、いたって簡単です。
・柿
・ふたのしっかり閉まるガラス瓶
・キッチンペーパー
・できあがった後に使う濾すためのザルと生地
これだけあれば、自宅で手作りの『お酢』が完成です。
しかも天然醸造です。
柿は甘柿でもいいのですが、渋柿のほうがタンニン(ポリフェノールですよぉ)の働きで、まろやかな味のお酢に仕上がります。
①空気が入らないほうがいいので、隙間を作らないようにぎっしり詰め込みましょう。
②キッチンペーパーで覆ってから、しっかりふたをします。ショウジョウバエが侵入することがあるので、ふたはキチンと締めましょう。
③数日するとぶくぶくとアルコール発酵してきます。
④1日1回は蓋を開けて、かき混ぜます。
⑤微生物たちに声をかけてあげると、もっと美味しいお酢になります。
⑥1週間から10日ほどすると、お酢のような匂いになってきます。
⑦それでも、毎日かき混ぜましょう。
フタを開けた時に白い膜が貼っていることがありますが、これは『産膜酵母』と呼ばれるものです。塩こうじを作るときにも出ることがあります。白い産膜酵母は、安心できるものなので、気にせず混ぜ込んでしまっても大丈夫です。
青カビや黒っぽいカビがでてしまった時には、きれいに取り除いていから、数日様子を見てみましょう。また、カビが増えていくようなら、酵母の力は弱まっているためにお酢にはならない可能性が高いです。
⑧できあがりの目安は3カ月です。1カ月以上たってから味を見て、好みのお酢に仕上がっていれば完成です。
⑨目の細かい生地や網を使って、上手に濾したらガラス瓶に移して終了です。
柿さえあれば、こんなに簡単に美味しくって体を元気にしてくれるお酢が作れてしまいます。すごいですよね。
あれこれお店の棚の前で、どのお酢にしようかと悩む必要もありません。
柿の実がオレンジに色づき始めたら、ぜひ柿酢づくり試してみて下さい。
一度知ったら作らずにいられない!柿酢の健康美容効果
もちろん純リンゴ酢や天然醸造の穀物酢にも、嬉しい栄養素がたっぷり入っています。健康だけではなく美容面でも、幸せを実感する効果が期待できますよ。
柿酢を作る時間がなかったり、(できれば)無農薬の柿が手に入らない時には、お好みのお酢で健康生活を始めてきましょう。
柿とお酢のパワーが折り重なった柿酢の効果を紹介します。
・ビタミンÇ
みかんの2倍ものビタミンÇが含まれているので、風邪の予防や免疫力を高める作用があり
・カリウム
黒酢の5倍もあると言われるカリウムには、腎臓に溜まった老廃物を排出!むくみを解消する働きもあります。
デトックス効果が期待できるのは、カリウムだけではありません。
・ポリフェノール(タンニン)
柿酢の中にあるさまざまな嬉しい栄養素の中で、私がイチオシしたいのはポリフェノールです。
どうやら、ぶどうの5倍ものポリフェノールが含まれているようです。ポリフェノールと言えば、やっぱりアンチエイジングですよね(はは)。
血液がサラサラになるので、動脈硬化などを予防することもできるんです。血液がよどまずに流れることは、イキイキと暮らしていくためにはとても大切です。
老廃物を押し出す力もメキメキ生まれ、免疫力も上がっていきます。
タンニンには細胞の働きを活性化し、記憶力を上げアレルギー症状を和らげる作用もあります。
その他にも、柿酢を常用すると糖尿病、ガン、心臓病、認知症や虫歯の予防。二日酔いやシミそしてシワなども防いでくれます。血糖値の上昇が緩やかになり、体臭を和らげる効果もあります。そして、疲労回復もできストレスにも強くなり、リラックス効果も期待できます。
善玉菌を増やして腸内環境だって、整えてくれるんです。
体だけではなく、心も健やかな状態に保つためには、自分の腸の状態をきれいにしておくことはとっても大切です!
日本で広く栽培されている柿!その種類は1000以上?
40年以上前になりますが、私が生まれ育ったところはにも近所に柿の木がありました。その木の周りでよく遊んでいましたが、サザエさんやカツオのように柿の実を採って食べたことはありません。
「美味しそう」とか「食べてみたい」とか思った記憶もありません。
すでに駄菓子っ子でした。涙
柿の木は福島あたりから九州まで広く分布しています。有名な産地は、和歌山、奈良、福岡です。果樹は『接ぎ木』という方法で比較的簡単に新しい品種を交配して作れます。そのため、今では柿は1000種類もあるようです。
甘柿はすぐに食べられるので人気ですが、私は葉っぱがすでにほとんど落ちてしまった頃に木の上で完熟した渋柿をもいで食べるのも好きです。
柿酢を取るときの注意点
お酢の持つ素晴らしさにビビッときた人は、ぜひこれから積極的にお酢を取り入れた生活を始めましょう。
時には、いわゆる薬やサプリメントのような物が必要なこともあるでしょうが、実は私たちの周りには、私たちを健康にして幸せにするものがすでに溢れているんです。
あまりにも物が溢れすぎ日々忙しくすごしてしまうことで、大切なものが目の前にあることが見えづらくなります。
そして、そして地球で暮らす誰もが、健康で幸せに暮らす権利があるんです。どこの誰だってジャマをすることはできません。
あなたができることから、あたなが心地よいと感じる方法で始めていきましょう!
ものすごく体にとってプラスの作用のあるお酢ですが、原液のまま取ることはおすすめできません。
豆乳やはちみつなどと割って取れば、ものすごく美味しくお酢を取ることができます。はちみつや豆乳がない場合には、お水で割るだけでも十分です。
お酢の量としては、小さじ半分でもいいと思います。続けていくことが大切なので、臨機応変にアレンジをしながら、体も心も喜ぶ、お酢を楽しみながらとっていきましょう。
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