フィリピンのコロナウィルス対策を紹介~市場やスーパーマーケット編

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約3週間ぶりに、街なかまで買い物に行ってきました。4月3日から始まった『外出規制(コミュニティ隔離)』で、外出許可証がないとごく近所以外は出かけられなくなっています。歩いて10分ほどのところに市場があり、週2回マーケットが開催されます(品物が残っていれば、翌日買えることも)。

市場とスーパーが同じ町内にあるので、普段の買い物は十分です。でも、そばにあるスーパーでは買えないものがどうしてもあります。ストックがあったので3週間は街まで行く必要はありませんでしたが、そろそろお醤油がなくなりそうだったこともあり、ちょうど届いた外出許可証を持って街まで行ってきました。

 

ここフィリピンのスーパーやマーケットで実施されている新型コロナウィルス対策などをお伝えします。

 

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マスクをしていないと入れません~『No mask, no entry』

 

はじめに市場で野菜などを買って、それから街なかまで行く予定で、家を7時30分頃出ました。スーパーが開くのが10時からだったので、開店直前に行きたかった。「??」今気がつきました。街なかのスーパーの開店時間は9時でした・・涙・・なので、思っていたより人がいたのかもしれません。

 

また3週間は行かないつもりです。次は9時前につくように、予定を立てます!(覚えていればですが)

 

部屋を出てすぐに会った人が、私がマスクを忘れていること教えてくれました。危ない危ない、色んな意味で。マスクをしていないと市場にもスーパーマーケットにも入れません。

 

ここでは外出するときにマスクをするのは当たり前になっています。

 

イミグレーションもスーパーも市場もマスク必須

 

私が暮らすところで一定の人が集まるところでマスクが必須になったのは、かなり早い段階です。特に早かったのがイミグレーションと街なかにあるスーパーマーケットです。そうとは知らないでイミグレに来た人は中に入れもらえず、マスクを購入していました。

 

働いている職員は最大4人位の小さなイミグレーションなのですが、コロナウィルスへの対応は素早かったです。職員のマスクは当然ですが、メガネに手袋をして対応。これでも十分でないと思ったのでしょう、後日行くと厚めのビニールで敷居が作られていました。

 

小さな事務所なので『フィジカルディスタンス』を保つのは限界がありますが、それでも手作りの番号札を活用して、部屋の中に入れる人数を制限するようになりました。

 

手にアルコールをかけられ足も下にも消毒用のトレイ

 

下の張り紙はマーケットの入口です。ちゃんと覚えていないのですが、3月中旬くらいから『マスク必須』が始まったのでは?と思っています。

 

今までは2ヶ所あった出入口が、入口と出口に分けられます。入口にはこのような注意書きがはられ、一度に入れる人数も制限。番号札が渡され、アルコールを手に掛ける人と体温を測る人がいます。

 

今までは子供と一緒に野菜を売りに来ている家族やおばあちゃんがひとりで売っているお店もあったのですが、売る側も例外はないということなのでしょうね。おばあちゃんが一人で切り盛りしていた場所は空いたまま、手伝っていた子供の姿も全く見なくなりました。

 

野菜を取るときにもビニールが渡され、ビニールに手を入れて野菜を取ります。お釣りを受け取るときに、箱にお釣りが入っていて、そこから受け取ったこともありました。市場内にあるマイクで、『ソシアルディスタンスやフィジカルディスタンス』を取るように、野菜を売りながらアナウンスしています。

 

こういう事態を考えて、設計されている作りではないので限界はあります。それでも、可能な範囲で「ウィルスを広めないようにしよう」という思いを実行していくことがすごいなぁと思っています。

 

スーパーではマスクに加えてフェイスカバーで対応

 

街なかに行くと大きいスーパーマケットが2軒あります。

いつから始まったのかは具体的にはわからないのですが、大きなスーパーで働く定員さんは、マスクプラスフェイスカバーをつけてレジを打っていました。日本ではマスクが全く手に入らないと聞いていた頃です。マスクをしっかりつけている上に、顔全体をカバーするシールド?をつけていてびっくりしました。

 

3月中旬だったと思います。

 

このスーパーは4階建てくらいで、衣料品やキッチン用品なども上の階で販売されています。でも3月中頃から、開いているのは食料品売り場だけ。ほかの階はもうひと月立ちますが、いまだに閉まったままです。

 

圧力鍋が買いたいなぁと思っているのですが、これは不要不急に入るのでしょう。

 

スーパーに入るときも市場と同じです。入れる人数を規制します。順番が来ると体温を測られ、手にアルコールをかけられます。足元にはやっぱり消毒液が入ったトレイが置かれています。

 

そしてカートや買い物かごを定員さんが、ひとつひとつ拭いています。どこまでウィルスがいなくなっているのかは未知ですが、やっぱりできることをする姿勢には感服します。

 

私が先月最後に行ったときには、入場制限をしていても、やっぱりお店の中はかなり混んでいました。フィジカルディスタンスを取るように意識しますが、あれだけ人がいるとちょっと難しい。

 

やっぱり出歩ける人数を制限しないと、どこかで『3密?』が起こります。なので、わたしは外出許可証によって、出歩ける曜日を限定するのはとてもいい方法だと思っています。

 

外出許可証を持って初めて街へ

 

おとといの日曜日に配られた許可証です。

 

 

私は個人的にはちょっとゆるいのでは?と思っています。週2回にするか、外出できる時間を短くしてもいいのでは?と。人が集まるところは限定されます。少しでも人との距離を保つためには、全体数を減らさないと入場制限だけでは物理的に難しいです。

 

どこでこの許可書を見せるのかと思ったら、お店の入口でした。

 

 

今日のパスではなく、違う曜日のパスを持っている人は中に入れませんでした。

 

帰り道に気がついたのですが、ところどころ道の途中でもパスの確認やマスクの使用を徹底するために、警察の人が出ていました。ゲートがあるところもあったので、違うパスを持っている人は通れないようになっている感じです。

 

トライシクルでも人数調整?

 

フィリピンでは移動手段のひとつに『トライシクル』という乗り物があります。2輪のバイクの横に大きな乗車スペースが取り付けてあります。

 

形はいくつか種類があります。

人がたくさん乗れるタイプや荷物も乗せられるスタイルなどです。

 

 

運転手さんを入れて、最大12人乗れます。動力はバイク1台。運転手さんが了承してくれれば、行きたいところまで連れて行ってもらえます。街なかの移動の場合には、金額がだいたい決まっていますが、遠くへ行くときには交渉です。

 

コミュニティ隔離が始まる前に街なかへ出た帰りに、トライシクルを探しました。すると、私が止めたトライシクルの前を走っていたトライシクルから、お客さんがひとり降りてきて、同じトラシクルに乗りました。会話はわからなかったのですが、お客さん同士の距離を少しでも開けるために、運転手さんの配慮だと思っています。

 

本当なら、ひとりでも多く乗せたいだろうにと思うのですが、この辺もすごいなぁと思います。

 

食べ物屋さんで閉まっているところも

 

多くのお店のシャッターが降りています。フィリピンの人で賑わう食べ物屋さんもしまっている店舗がたくさんあります。ファストフードのお店は、お持ち帰りやデリバリー限定で開いていることも。混雑が予想されるモール内のフードコートは閉鎖です。

 

 

こんな張り紙が貼られています。

 

薬局は基本開いていますが、積極的に接触を避ける工夫をしています。

 

 

プラスチックがはられているのがわかりますでしょうか?

 

店内に入る人数を制限しているところでは、待っているときに近づきすぎないように工夫をしています。

 

 

写真にはありませんが、反対側には高齢者用の椅子がありました。優先的に入店できるようにしているのでは?と思います。

 

始めるよりも継続していくことが大変

 

今月上旬に10日ほどまったく外に出ませんでした。外出パスが届かなかったこともあるのですが、情報をきちんと理解できていなかったのか、約10日間家の中にこもっていました。

 

その後表に出たときには道路を走っている車やトライシクルがものすごく少なく、大通りでは検問?が置かれ行き交う車の確認をしていました。

 

ところが少しずつ道路を走る車の数が増え、マーケットではビニールを使って野菜を選ぶ人が減ってきています。学校はお休みになりすでにひと月以上、子供やお年寄りは外出できません。小さな小売店だけではなく、しまったままのお店もたくさんあります。

 

ウィルスを広げないためには、一定の距離を保った生活が大切です。でも、始めるよりも継続していくことのほうが何倍も高い精神力が必要です。これはどこの国だからと言っているわけでは、全くありません。

何においても続けていくことのほうが、よりハードルが高い。私は根がぐーたらなのでよくわかります。また、これは性格だけの問題ではなく、今回の場合には経済問題とも直結しています。

 

今日、買い物に行ったスーパーでは、ほとんどの定員さんがマスクだけでした。フェイスシールドをつけていた同じお店です。本当はどうしてつけていないのか、聞きたいくらいだったのです。でも「余計な会話はしないほうがいい」と思い、そのまま帰ってきました。

 

新型コロナウィルスが収束するまで、あとどのくらいの時間がかかるのでしょう。感染を抑え予防していくためには、人との距離を保つことが優先課題です。マイナスに考えるのはやめます。今は可能な限り家にいることが、たくさんの人の命を救う最善の策です。

 

「継続していくのは難しいなぁ」と実感した反面、トライシクルでもプラスチックシートを貼って、感染対策を実行している人がいました。

 

 

次の記事では、わが家で実践しているコロナウィルス対策?やおすすめの勉強サイトなどをお伝えします。

 

 

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