フィリピンの学園都市『ドゥマゲテ』の隣町『バレンシア』のマーケット紹介

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フィリピンと聞くとすぐに思い浮かべるのは、マニラやセブ島の大きな街でしょう。ダイビングなどのマリンスポーツや、英語留学を想像する人も多いかと思います。

 

本日の記事で紹介する場所は、観光客がたくさん訪れる有名な場所ではありません。フィリピンの中でも特に住みやすく、大都会の喧騒から離れたところにあるネグロス島『バレンシア』です。

 

バレンシアは『学園都市』として注目を集め、世界中から留学生が集まる『ドゥマゲテ』の西側ある小さな町です。バレンシアの魅力はいくつもあるのですが、本日の記事では、毎週日曜日に開かれるマーケットをお伝えします。

 

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学園都市ドゥマゲテから避暑地バレンシアへの行き方

 

フィリピンは場所によって違いはあるものの、『熱帯性』の気候になり一年を通して「暑い」です。特に4月から5月は気温がさらに上がり、フィリピンの人でも音を上げてしまうほどの暑さのようです。

 

四季のある日本のように、季節ごとに異なる旬の野菜や果物が楽しめるわけではありません。それでも、熱帯性の気候の中で多少の違いを見せながら、季節が移り変わってきます。

 

そのためマーケットへ行っても、ほぼ1年中同じ野菜が並んでいます。果物はなんとなく、旬があります。バナナやパイナップルはほとんどいつでも穫れるようですが、ドリアンやマンゴー、マンギスやランブータンなど1年に1度しか取れないものもあります。

 

『学園都市』ドゥマゲテのとなりにある『バレンシア』

 

フィリピンには、7,000以上の島からなる『群島国家』です。首都マニラがある『ルソン島』はフィリピンの中でも面積が一番大きく、少し前にタール火山が大きく噴火したことからも、『ルソン島』の名前を知っている人が多いのではないでしょうか。

 

その次に有名なのはセブのある『セブ島』になるのでしょうか。そのセブ島のすぐとなりに、『ネグロス島』という比較的大きな島があります。

ネグロス島の東側、セブ島よりの海岸に『ドゥマゲテ』と呼ばれる街があります。いくつもの大学やインターナショナルの高校、中学があることからドゥマゲテは『学園都市』と呼ばれ、治安もかなり安定している住みやすいところです。

 

地図を載せておきますね。

 

 

ドゥマゲテからバレンシアまでの行き方と料金

 

ドゥマゲテからバレンシアまでの距離は約10km。バレンシアの標高は約700kmになり、人口密度も下がり緑が多く、ドゥマゲテとは違った住み心地の良さがあります。

 

バレンシアはその環境から、『軽井沢』に例えられることがあります。軽井沢の標高は約900mですし、バレンシアはそこまで涼しくありませんが、バレンシアにも閑静な町並みが広がり別荘風の大きな家が建てられています。

 

ドゥマゲテからバレンシアまでは、タクシーかジプニー、またはトライシクルです。ドゥマゲテの市場周辺から、バレンシア行のジプニーが出てきます。ジプニーならひとり12ペソ、トライシクルなら、交渉です。人数にも寄りますが、150~250ペソでしょうか。

タクシーは700ペソくらいのようです。

 

ドゥマゲテ市場(チャンギ市場)の側にある『バレンシア行』のジープニー乗り場。

 

ちょっとお腹が空いたときに食べられるスナックや甘いものが、いろいろなところで売られています。

 

赤い印のあたりから、バレンシア行のジプニーが出発します。ジプニーが到着する場所と出発する場所は違うことがありますので、気をつけてください。

また、『終ジムニー』の時刻がはっきりしません。ドゥマゲテからバレンシアへ行くときには6時以降もありますが、バレンシアからドゥマゲテに戻るときには要注意です。私は以前、終ジムニーが行ってしまい、とっぷり暮れ始める中トライシクルを乗り継いで乗り継いで帰ったことがあります。

 

 

フィリピンでのトライシクルやジープの乗り方を紹介しているページがあります。どんな風に乗り降りするのかが、気になる人は参考にしてください。

フィリピンの交通手段『トライシクルとジプニー』乗り方や料金、注意点
セブ島やドゥマゲテ内を走る『ジプニー』や『トライシクル』の詳細をお伝えします。現地で自由に行動できると、旅の満足度がグンと上がります。運賃や乗り方、注意点などを参考にして、フィリッピンでの時間を楽しんでください。

 

青空の下で開かれる『バレンシアマーケット』

 

バレンシアには、常設の市場があります。お米や豆類、野菜や果物、雑貨などが売られています。常に開かれているマーケットの向かい側に、広いグランドがあります。このグランドがバレンシアマーケットが開催される場所です。

 

バレンシアマーケットで売られている野菜の調理方法など紹介

 

バレンシアは高地にあるので比較的涼しいのですが、それでも晴れると気温がグング上がります。マーケットに出かけるときには、帽子や日傘が必需品です。

 

芝生に覆われているグランドには、大きな木が日陰を作っています。

 

日本では緑色のトマトが売っていることはほとんどありませんが、フィリピンではよく見かけます。

 

カラマンシーです。ギュッと絞って、自家製ジュースができます。かなり酸味があるので、砂糖や水でお好みの味に調節します。パパイヤにかけて、食べても美味しい。

 

にんじんの横にある薄緑色の野菜は、『千成瓜』または『はやとうり』です。インドネシアでは日本の野菜という名前で『Sayur Jupan』と呼ばれています。

 

千成瓜はお料理するときに、ポイントがあります。縦に2つに切ってから皮を剥くのですが、むき始める前に切った中の部分同士をこすり合わせて、アク?を出しておきます。この作業をしておくと、手がベタベタしないでお料理できますよ。

 

 

里芋系のお芋の茎です。日本の里芋よりもクセがあります。日本で言う『ズイキ』です。となりにある赤っぽい大きなかたまりは、バナナの花です。たけのこのように外側の皮を向いて、中の白い部分を調理します。変色を防ぐために酢水を用意しておきましょう。あとは茹でてアク抜きをします。

 

かぼちゃはなかなか、ほっくりカボチャに出会えません。どうしても水分が多く、煮物と言うよりはスープに向いています。ニガウリは、フィリピンの人もよく食べる野菜です。暑いところで住む人には、暑いところで取れる野菜が必須です。

左下の葉物もこの辺りでよく見かけます。ひと束10ペソなので、20円くらいです。ときどきチンゲン菜や小松菜のような葉物も売られていますが、高いです!葉物野菜なら、この中国野菜系の葉物です。

 

一年中食べられれない果物のひとつがアボガドです。市場で見られるのは4~5ヶ月位でしょうか。アボガトはバリでもときどき買っていましたが、美味しいアボガドに当たるときもあれば、残念なこともよくありました。

フィリピンでは『イマイチ』なアボガドに上がる割合は、とても低いです。新しい品種の『エバーグリーン』というアボガドは、ものすごく美味しかったです(品種改良であって遺伝子組み換えでないといいのですが)。

 

アボガドのとなりにある大きな栗のようなものは、完熟?したココナッツです。中の白い部分はすでに固くなっています。皮をむいて、白い部分を専用のおろし金のような道具を使ってフレーク状にします。手作りのココナッツミルクも作れますし、カレーや炒めものなどのお料理を美味しくします。

 

この写真は常設の市場です。真ん中にある野菜が赤玉ねぎです。小さいので、むくのにひと手間かかりますが、ちょっとだけ使いたいときにも重宝します。彩りもいいので、お弁当にいると映えますよ。

一年中買えるのですが、時期によって値段が大きく変動します。年末から3月くらいまで、とても高いです。

 

日本では、あまり見かけないバナナです。とにかくいろいろな種類のバナナがあります。バリ島もそうですが、フィリピンでもバナナは生で食べるだけではありません。このバナナも調理用のバナナです。

 

フィリピンでは今のところ見かけませんが、バリでは屋台などで『ピサンゴレン』が売られています。バナナの揚げ物です。

 

ツヤの良いナスも一年中出回っています。ただかなりの割合で、虫が入っていることがあります。切ってみないとわかりません。いつどうやって入るのでしょうか。

 

フィリピンでもマーケットには、袋やかごを持ってくる人がほとんどです。野菜や果物はどうしても重いので、私はたいていリュックサックプラスかばんを持って出かけます。

 

ココナッツジュースが、その場で飲めます。ひとつ20ペソ。ものすごくありがたい価格です。ひとつ40円くらい。バリ島では、ローカルマーケットでももう少し高いです。ウブドの街なかでは15,000ルピアが当たり前なので、120円ですね。

飲んだあとにココナッツを持っていくと、ナタでまた割ってくれるので、トロトロの中身も食べられますよ。黄色くなっているココナッツのほうが熟していますので、中のトロトロは増えますが、固さは増します。

 

ジュースの味も違いますので、お好みのココナッツを見つけてください。

 

ココナッツ屋さんが、使用している便利グッズ。その場で飲まずにお持ち帰りもできますが、生なのですぐに飲むか冷蔵庫にしまいましょう。

どんどん空のココナッツが増えていきます。あっつい陽射しを浴びた体に、フレッシュココナッツはごちそうです。

ココナッツの皮は乾燥させてから焼くと、炭として使えます。捨ててしまう部分がないほどですね。

 

『マラン(パンノキの実)』です。この果物も季節モノです。なかなか美味しいものを見分けるのが、難しくときどきハズレにあたります。でも、美味しいマランに当たると、ものすごく甘いのですが『かっぱえびせん』のようにやめられなくなるほどです。

 

空芯菜は、暑さに強い葉物です。日本でも夏場は葉物を育てるのは、ひと苦労です。無理して夏にほうれん草などを育てても、冬のほうれん草のような栄養価や美味しさは期待できません。カンクン(空芯菜)の横にあるのは、お豆です。

 

空芯菜の美味しさと栄養価を熱く語っているページがあります。よかったらのぞいてみてください。
https://kaigai-tabitodeai.info/kuushinsai-eiyou-recipe-68

 

夏場に空芯菜とほうれん草が並んで売られていたら、空芯菜を選んでみてください。

 


バレンシアのマーケットでは、加工品も売られています。素朴なパンやもち米をバナナの葉でくるんだおやつ、キャッサバを上手に加工したお菓子などがあります。基本甘いので、中味が選べる場合には『プレーン』がおすすめです。

 


できたばかりのお餅は温かくて美味しいのですが、冷蔵庫に入れておくとちょっと小腹がすいたときにぴったりです。

 

フィリピン人は卵をよく食べます。好きな数だけ買えるので、必要なだけ選べます。卵の値段は、大きさによって違います。Sサイズなら、だいたい7ペソです。15円です。ブロイラーではなく、放し飼いで育てられた鳥の卵は、10~12ペソくらいです。

 

左側は赤いバナナです。好みもあるかと思いますが、機会があればいろいろなフルーツを試してみてください。

 

植木やハープの苗も売られています。

 

 

 

別のページでドゥマゲテのマーケットを紹介しています。バレンシアとは違う野菜や果物の写真を載せていますので、よかったらのぞいてみてください。

 

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