海外へ行くときに気になることのひとつが、『両替』をどうしたらいいのかということです。前もって、旅先のお金を用意しておいたほうがいいこともあれば、現地で両替するほうがお得なこともあります。
両替をするときに多くの人が気にすることは、その両替場所のレートと手数料ではないでしょうか?
国によって事情が変ってくるので、出発前のチェックは必須です。
(と書きながら、何も調べないで台湾へ行ってしまいました。銀行で働く人の親切がなければ全くの無知のまま、あとから後悔するような両替をするところでした…)
台湾に行く人に向けて、台湾の両替事情をお伝えします。これから旅に出ようと思っている人は、ぜひ参考にしてください。
台北市の中心地を歩いても、小さな両替所を見かけることはありませんでした。台湾で両替商の認可を受けることは簡単ではない理由があるようです。
それなら余計に「日本の空港で両替をしておいたほうがいいのでは?」と思うかもしれません。それほど慌てなくても台湾に着いてから、適正レートで両替できるところがあるので大丈夫です。
目次
出国前の両替はおすすめしません
海外旅行に行きなれていても、ある程度の金額は日本を出る前に両替しておいたほうが安心する人もいると思います。その場合は、やっぱり最低限の外貨を用意しておくことをおすすめします。
ただ、台湾へ行くときには、入国の時にビザの必要ありません(90日以内の滞在)ので、入国時に台湾ドルを持っていなくても大丈夫です。
少しでもレートのいいところで両替をしたいと思っている人は、台湾についてから両替すればよりお得なレートで両替ができます。
空港内にある銀行での両替
空港で両替をすると、レートがよくないと感じている人が多いのではないでしょうか。
確かに、国によっては空港での両替がおすすめできないこともあります。
台湾に関しては、空港で両替をしても、町の銀行で台湾ドルに替えても、大きな違いはありません。
もしかしたら、空港で替えておいたほうがお得なこともあるほどです。
そして、空港の両替所なら営業時間は長いので、銀行のように夕方になると閉まってしまったり、土・日曜日なのでお休みになったりという心配はありません。
夜遅くに到着しても、空港内の銀行は開いているので、日本円から台湾ドルにいつでも両替してもらえます。
それでも、どのくらい使うかわからないし残ってしまったらと思うと、余裕を持って両替するよりは、旅の途中でまた両替をしたいですよね。
そんな時に、おすすめしたい台湾での両替方法をお伝えします。
手数料がかからない銀行と台湾ならではのお茶屋さんで両替
台湾の町中を歩いていると、当然ですが、漢字がそこかしこに書かれています。
日本での意味と違う場合もあるのですが、『銀行』に関しては同じ漢字を使いますので、どこに銀行があるかすぐにわかります。
手数料がかからない銀行を選ぶ
北投温泉で宿泊をした宿の人に「両替をしたいこと」を伝えると、新北投駅のそばにある銀行まで、車で連れて行ってくださいました。
案内された銀行は、新北投駅の裏側にある『永富銀行』でした。
帰りはのんびりと歩きながら帰ろうと思ったので、銀行に入ったのは私達だけです。
とりあえず、番号を取ってイスに座って待っていると、カップに入れて冷たいお水を持ってきてくれました。あまり混んでいなかったので、すぐに順番がきます。
片言の言葉同士で両替をしたい事を伝えると、ここではなく、別の銀行へ行ったほうがいいとすすめられました。
銀行のスタッフが「ここは高いから、『台湾銀行』へ行ってください」とアドバイスしてくれました。もちろんこの永富銀行でも両替はしています。
全く両替事情がわからずに、宿の人に案内されるままに入った銀行でした。それなのに、利用者のことを考えた対応をしてもらえるとは思っていませんでした。
謝謝です。
ちょっと迷ってしまったので、2回ほど道を聞いて、10分ほどで台湾銀行に到着しました。先ほどの銀行よりも、台湾銀行の中は広く、両替専用のカウンターが奥にありました。
両替してほしい金額とパスポートを渡して、用紙にサインをしたら完了です。
手数料無料で両替をしてもらえます。
台湾銀行のほかにも手数料がかからない銀行は、富邦銀行、大眾銀行、第一銀行があるようです。
パスポートは必須なので、必ず持っていってください。
両替ができるお茶屋さん~昇祥茶行
小さな両替ショップがない代わりに、おいしい台湾のお茶やお土産などを販売しているお茶屋さんで、両替ができるところがあります。
中山駅から歩いて10分ほどのところにある、昇祥茶行です。
ここで両替をすると、先ほどの台湾銀行と同じレートで台湾ドルに替えてもらうことができます。
銀行よりも営業時間が長く週末でも開いているので、銀行で両替をし忘れてしまったときにとても心強いお茶屋さんです。
台湾には昇祥茶行の他にもお茶屋さんはたくさんありますが、どこのお茶屋さんでも両替ができるわけではありませんので気をつけてください。
どうしても、再両替をしたい時には、金龍藝品
台湾国内で残ってしまった台湾ドルを、日本円に再両替するときには高い手数料を取られてしまうのであまりおすすめできません。
旅の後半は、あとどのくらい費用が必要なのかを頭の中で計算をしてから、両替をすると思いますが、それでも残ってしまうこともあるでしょう。
少量ならば、また台湾に来る時のために残しておくのがいいのでは?と思いますが、予定通りには行かずに、まとまった金額の台湾ドルが残ってしまったときには『金龍藝品(免税店)』で、日本円に替えましょう。
手数料はかかりません。
まとめ
どのくらいの金額を両替したいのかによって、どこで両替するのが、よりベターなのかも変ってきます。
あと少しだけ足りないときにはレートがあまりよくなくても、手数料のかからない近場の銀行がいいでしょう。
あと1,000円の両替のために、地下鉄に乗ったりするのはもったいないです。
大きな買い物をするので、まとまった金額を台湾ドルに両替したいときには、手数料を払ってもレートが一番いいところへ、わざわざ出かけていくのもありだと思います。
台湾では銀行の窓口以外で両替ができるところは、限られたお茶屋さんや免税店、またはホテルだけにです。
手数料のかからない台湾銀行などでの両替をおすすめしますが、夕方になると窓口は閉まってしまいます。
それが金曜日なら週明けまで、銀行で両替をすることはできません(空港は別です)。
もちろん、ATMは使えるので、カードで台湾ドルを下ろすこともできますので、上手に使い分けてみてください。
また、旅の間は『安心』できる場所というのは、かなりポイントが高くなります。
どんなにレートがよくて手数料がかからなくても知らない銀行へ行くよりは、宿泊しているホテルで両替をしてもらうことが気持ちが楽に感じるのなら、その方法がベストな方法だと思います。
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