「春眠、暁を覚えず」と言われていますが春に限らず、私の周りでは疲れやすく、いくら寝ても眠い「お昼寝ではなくお昼前から眠ってしまう」人が増えています。
私自身も時々、ものすごい睡魔に突然襲われ落ちるように眠ってしまうことがあります。
原因は色々あると思いますが、大きな理由のひとつとして『免疫力』がうまく働いていないことが上げられます。
生きていく上で大切な免疫力を回復していくために、簡単に始められる方法を紹介します。
サプリや薬に頼る前に日々の生活の中でできること、意識してほしいことをお伝えします。今の日常をガラッと変えることなく、簡単に始められます。
大切なことばかりですので、「どうして、こんなに疲れやすくなってしまったのか?」と思っている人はぜひ参考にしてください。
眠たいときには眠るのが一番ですが、体の中になにか不調になる原因があるのなら、取り除いていきたいですよね。その時その時を大切に、そして幸せを感じながら暮らすために、あなたの免疫力を高めていきましょう。
目次
レベルアップしたサザエさんを免疫力を上げて元にもしましょう
疲れだけではなく、物忘れが増えた、気がつくとボーっとしているなど、全体的に体力や思考力が「低下」している感じがしています。
サザエさんをパワーアップさせたような、うっかりを続けてしまいます。
笑って話せる内容なのでいいのですが、おっちょこちょいな行動ばかりを聞くようになりました。私の直接の知り合いなので、年齢も近いことがあります。更年期や日々の疲れ、加齢などのさまざまな理由から、体の機能がきちんと働いていないかも?と心配しています。
記憶力は、過度のストレスや睡眠不足などから低下することが分かっています。また、睡眠不足や疲れが続くと、うっかりミスも自然に増えます。そして、ストレス自体も直接、日常の行動に影響をしストレスがかかった状態が続くとどうしても、集中力が低下するので、笑ってしまうような「ミス」ばかりしてしまうことになります。
「眠い、うっかりミスが増えた、疲れが抜けない」のスパイラルから、「元気を感じる、集中力が増えた、1日が充実していてとても楽しい」幸せの循環に変えていきましょう。
デトックスしてこその免疫力アップ
どんなに栄養価の高いものを食べても、高価なサプリを試してみても、あなたの身体に老廃物や有害物質が溜まっていては、その食べ物やサプリの効果も期待できません。何をおいても、私たちに必要ない有害物質をまずは、排出しましょう。
老廃物の排毒が、免疫力アップの入り口
薪ストーブを思うかべてみると、わかりやすいです。
薪や新聞紙などの燃料が、ストーブの中に一杯詰まっていると空気の循環が生まれず、煙だけがモクモクと出てきます。それでも、寒いから早く火をつけたいと思って、この時に高級な備長炭を加えても、火がつくことはありません。
まずは詰まりすぎている、ストーブの状態を改善することが先決です。
私たちの身体にも、全く同じことが言えます。健康のためにと思い、高いサプリを試してみたり、オーガニックのスーパーフードを活用しても、思ったような効果が感じられないことがあります。そんな時には、まず体にたまり続けている老廃物や有害物質を排毒することを、意識してください。
便秘の人は便秘の改善が不可欠です。重度の便秘の時には、水溶性の食物繊維を中心に取るようにしましょう。軽い運動も心がけると、腸も動き出します。便秘が改善されてきたら、不溶性の食物繊維を多めに取ると、腸の中の掃除をしてくれます。有害物質や宿便も体の外へ排出されやすくなりますよ。
食物繊維で腸内を掃除するのと同じくらい大切なことは、善玉菌を増やして腸内環境を整えることです。善玉菌のエサになる栄養素を意識したり、発酵食品を上手に活用しましょう。
目に見えない有害物質をデトックスしてくれる食べ物
食物繊維が豊富な食べ物というと、ごぼうやサツマイモを思い浮かべる人が多いのではないでしょうか?
たしかに、ごぼうにもサツマイモにも、たくさんの食物繊維が含まれていますが、毎日毎日食べたら飽きてしまいます。また、旬の時期以外にも野菜が食べられるようになったとは言え、1年中あるとは限りません。
高い排毒効果のある食品リストを充実させて、常にキレイな体を目指していきましょう。
リンゴやアボガド、こんにゃくにアーモンドなども、添加物などの有害物質の排出を促進します。別のページで、アーモンドの排毒パワーを紹介していますので、内容が重なる部分もありますが、アーモンドのところだけでものぞいてみてください。
アーモンドはちょっと割高ですが、サプリを買うと思って定期的に食べるようにしてください。
また肝臓は、食べ物と一緒に体の中に入ってきた有害物質の90%を解毒する機能を持っています。ストレスや栄養素不足で肝臓の機能が低下すると、解毒作用がうまく働かずに、身体に負担のかかる物質が体中を回り続けてしまいます。
デトックスの要となる肝臓の働きを高めることも意識していましょう。
微量栄養素を意識して、免疫力を高める
「腹8分目に医者いらず」と言われますが、現代人はカロリーの高いものばかりを食べているので「腹6分目」でもいいと聞いたことがあります。
ええー。
腹8分目でもできないのに、腹6分目なんて到底無理と速攻、思ったのを覚えています。我慢もストレスになるので、無理は良くないのですが、実は私達が感じる「空腹」は、お腹の中が空っぽのときだけではありません。カロリーは足りているけれど微量栄養素が不足しているために、体の機能が働かず、脳が「空腹」信号を送ることがあります。
意識して丸ごと食べるようにする
野菜をお料理する場合にも、ピーラーを使って当たり前のように皮を向きます。すると、せっかく家でお料理をしているのに、栄養がたくさん詰まっている皮の部分を捨ててしまうことに。本来の野菜が持っている栄養素を丸ごと食べることができません。
ご飯を手作りしていても、微量栄養素不足です。
魚やお肉も同じです。イワシやししゃもなどの魚は、丸ごと食べることができます。ブリやマグロのような大きな魚はどうしてもお料理しやすく、食べやすい部分だけに偏ります。
献立を考えていろいろな野菜やお肉などの栄養バランスを取っているつもりでも、実は、その食べ物の持つ一部分の栄養素ばかりを取っていることになります。
ラッキーにも掘りたてのオーガニックのごぼうが手に入ったら、ぜひ皮ごとお料理してみましょう。たわしを使って泥をきれいに落としたら、傷がついて変色しているところは包丁を使って取り除きます。新鮮なごぼうの皮は、一緒にお料理して美味しく食べられます。
人参だって大根だって、サツマイモだって、皮ごと食べることで、私たちの身体の機能をバランスよく高めてくれます。
買い物をするときの選択力
食材を買うときだけではなく、レストランや定食屋さんに入ったときだって、どのメニューにするかを決める力を養っていきましょう。
例えば、ほうれん草のクリームパスタがメニューに乗っていたとします。熱々のホワイトソースとほうれん草のパスタとても美味しそうですが、それが、まだ残暑が残る9月だったとします。本来ほうれん草の旬は冬なので、9月に収穫できるほうれん草は、農薬がかなり使われている上に、冬のほうれん草のような栄養や美味しさはありません。
行きつけのスーパーで白砂糖がものすごく特別価格で、山のように並んでいたとします。ひとりふた袋までなので、子供も一緒だからとカゴに4袋入れないでください。
白砂糖は精製されて白くなっているので、ミネラルなどの栄養素はありません。ちょっと離れたところをのぞいてみると、黒糖やてんさい糖が、特別価格の砂糖の倍の値段で売られてます。お財布には響きますが、甘みと一緒にミネラルやビタミンが取れる精製されていない砂糖を選ぶ、選択力を身に着けていきましょう。
買い物をする時に出費は増えますが、体に必要な栄養素が溢れているものに、大切なお金を使いましょう。
遠くのものでも、いいものは積極的に取る
マクロビでも身土不二が健康の源であると、言われています。
私も確かに、そう思います。ただ、40年、50年前と比べると身の回りの環境自体が大きく違っているのも事実です。
現在の私たちは多くの有害物質に囲まれている上に、必要な栄養素が日常的に不足しています。「遠くのものでも外国のものでも、体を元気にするものがあれば、積極的に試してみてもいいのでは?」と思っています。
デトックス効果のあるアーモンドは、アメリカやオーストラリア産が目立ちます。ブラックジンジャーは、タイやラオス。
スーパーフードと言われている、ターメリックは国産もありますが、インドや中国でたくさん栽培されています。ブラックシードはインドやインドネシア。ココナッツオイルは、マレーシア、インドネシアなどなど、チアシードやキヌアは主に中南米が原産です。
自然食品店やネットで探せば、安心して購入できる海外の食材がすぐに見つかります。たくさん買う必要はないので、試してみたいと思うものだけを選びましょう。
プラスの出費にはなりますがお金を出して買った食材は、ムダにすることなく大切に食べます。毎日たくさん食べる必要はないので、少しずつ継続することが大切です。不足している栄養素が満たされますので、本来の体力や機能が復活していきます。
体温を上げて、体の中の循環を上げる
特に女性は冷え性の人が目立ちます。自覚をしている人はまだいいのですが、自分の体の冷えに気がついていない人も。あたなは大丈夫ですか?
冬よりも夏の冷えに要注意
冬の間に身体が冷えると思っている人が多いと思いますが、実は冬よりも夏のほうが、体を冷やしてしまう機会がたくさんあります。
まずは食べ物です。暑いから冷たいものばかり食べてしまいます。キンキンに冷やした麦茶やビールは、善玉菌の数を急激に減らします。
夏に冬服を着る人はいないので、ほとんどの人が薄着になります。しかも、学校や会社の中はクーラーが効いています。お店の中も移動の電車も、ガンガンにクーラーで冷やされています。自分の家に戻ったら、すぐにクーラーのスイッチを入れるか、タイマーをセットしておいて、帰宅時間には部屋の中が涼しくなっている人もいるでしょう。
クーラーで一日中体を冷やし続けたあとに、シャワーですませばやっぱり体を温めることから遠ざかります。クーラーを点けたまま寝てしまえば、それこそ夏の間中体は冷やされたままです。
冷えは万病の元と言われます。体温が低いと体内の循環が悪くなり、さまざまな機能が低下します。腸や肝臓の働きも鈍り、血の巡りも弱まります。食欲もなくなり、睡眠も浅くなり、免疫力は小さくなるばかりです。
週1回でもいいので、ぬるめの湯船に浸かる贅沢な時間を作りましょう。たっぶりお水(できれば常温)を飲んでから、半身浴をして汗をかきましょう。デトックス効果も高まりますし、冷え切った体が温まり、弱ってしまった体の機能が回復します。自律神経も整いだし、免疫力も蘇りますよ。
美肌効果もたっぷり期待できるので、美しさもアップです。
冷たい飲み物を常備しないようにするだけでも、体の冷えを予防することができます。日中は冷たいものを飲むけれど、家に帰ってきたら、温かいものを飲むようにする。冷えた飲み物は、ビールだけにする、とか。自分の中で、できそうなことをから始めていきましょう。
自分をたくさん褒める
このブログの他のページを読んでくださった人は、「またか」と思われるかもしれません。でも、とっても大切なことなので何回でも言わずにはいられません。
1日に何度でも、自分のことをたくさん褒める。
褒められれば、誰でも嬉しいものです。褒められれば自己肯定感も上がりますし、自信に繋がります。心がそう感じるということは、身体にもしっかり伝わっています。身体も喜び、細胞が元気になります。
私たちの体にある37兆とも60兆個も言われる細胞に住んでいる、ミトコンドリアも聞いていると思います。
たとえ褒めるのが自分で褒められるのが自分だとしても同じです。なんのお金もかかかりませんし、手間いらずです(笑)。どんな小さなことでもいいので、自分のことを褒めることを習慣にしていきましょう。
例えば「玄米が上手に発芽できて、私って発芽玄米の名人」、「眠る前に2,3分柔軟をしたらぐっすり眠れて、朝から気分も体調も絶好調。柔軟した私ってすごい」、「ネットで購入した、ターメリックのお料理に初挑戦。私って、やっぱり好奇心と行動力にあふれている」などなど、なんでもいいのです。
(ある人は、朝目覚めた自分を褒めるそうです。「目覚めた私ってすごい」と。こんな感じでずっと自分のことを褒め続けていきます。)
直感を感じたら行動をする~あなた自身からのメッセージです
化学的な話ではないかもしれませんが(一説によると、すでにこういう世界の存在も広く認められつつあるようです)、『第6感』が私たちには備わっています。私たち自身を取り巻く世界と目に見えないもので繋がり、『ひらめき』や『直感』としてメッセージを受け取れることがあります。
知識や経験も大切で、私達がなにかの選択をする時には役に立ちますが、それ以上に意識を向けてほしいのが『理由のない感覚』や『ワクワクする気持ち』です。内なる自分?からのメッセージが感じられたら、その声に耳を傾けてみましょう。
突拍子もないことかもしれませんし、『常識』からは考えられない事かもしれません。それでも、すぐに否定をして打ち消してしまうのではなく、そのひらめきと向き合ってみてください。
「急に、あのお店に行ってみたくなった」「ターメリックのみずみずしいオレンジ色に何故か惹かれる」「海外旅行に出てみよう」などなど。
ひとつの直感に耳を傾けると、次の直感も感じやすくなります。あなた自身の体と心の声を大切にしていくことは、あなたが自分と繋がっている幸せな状態です。心が幸せを感じている時には、あなた自身の中に調和も生まれているので体の機能も安定しています。
まとめ
今回こそは、短くまとめようと思っていたのですが、どうしてもあれもこれも書いてしまいます。いつも長い文章を読んでくださりありがとうございます。
できることから始める。
一度に、あれもこれも試してみようと思っても長続きしません。無理をしないで続けられる方法を続けていくことが大切です。
便利で快適な暮らしになった分、私達の日常は未知の物質に囲まれています。昔には存在しなかった、自然とはかけ離れた化学物質などに囲まれているとも言えます。排毒排毒と書きましたが、できるだけ体内に取り込まないことも大切です。
身体に不必要なものを、可能な限り排出する。そして免疫力を高めるための栄養素を意識して取り入れる生活に切り替えていきながら、便利さと『あやうさ』が同時に存在する今を賢く、そして楽しく生きていきましょう。
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