久しぶりに『昼間ヘナ』をしました。
ここ数年は夜眠る前にヘナをつけて、そのまま睡眠。朝起きてからヘナを洗い流すスタイルが定着していました。でも、今は日中でかける回数が減りました。表に出ることがないので、昼間にヘナで髪の毛が染められます。
コロナウィルスで家での時間が増えた人は、ヘナで髪を染めてみませんか?ヘナには頭皮の汚れを落とし、髪をトリートメントしてくれる効果、そして肝臓や子宮にもうれしい作用も。
目次
家ですごす時間が長くなった今こそおすすめしたい『ヘナ』
ヘナで髪を染めたことがない人にはわからないかと思うのですが、ヘナで髪を染めるのには短くても2~3時間かかります。そのため、髪を洗ってヘナをつけて、洗い流すまでを考えるとやっぱり4,5時間。
家にいる時間が長くなった今なら、ゆっくりヘナができるのではないでしょうか。ピュアなヘナなら安心です。時間を持て余している子供に手伝ってもらうこともできます。
ヘナとの出会いは25年前
まだ会社づとめをしていた頃、表参道にある『ナチュラルハウス』に立ち寄ったときです。食品を売っている奥の小さなスペースに雑貨や書籍などをおいていました。今からもう25年位前です。
もう20年近く行っていませんが、今も同じなのでしょうか。
ナチュラルハウスの中でヘナが売られていまいした。ヘナという染料があることをもともと知っていたのかは、覚えていません。通常の白髪染めには『発がん性物質』となる化学物質が使われている危険性が書かれていました。
それは良くないだろうと思った私は、母のためにひと箱買って帰ったのがヘナとの出会いです。
母にはいつも使っている白髪染めは体に良くないみたいだから、こっちを使ったようがいいよと言って、ヘナを渡したと思います。
市販の白髪染めに慣れている人には不評?
しばらくして母から「試してみたけれど、使いにくくてうまく染まらなかった」みたいな感想をもらいました。
その当時の私は20代。まだ、白髪染めとは無縁でしたので、ヘナで髪を染めるには手間がかかることがわかっていませんでした。わかっていれば、その事も伝えられたと思います。市販の白髪染めが、手軽で染まりやすいことも知りませんでした。
説明書を読んでポイントだけでも伝えられたら、母もきっとヘナの良さを実感できたかもしれないと、今になって思います。
ヘナと言っても100%ナチュラルとは限らない
今はインターネットで探せば、さまざまなヘナが見つかります。自然派系のお店に行かなくても、身近なお店でヘナが見つかるかもしれません。でも、せっかくヘナを使ってみようと思うのなら、可能な範囲でピュアなヘナを見つけてください。
明らかにヘナやハーブ以外に化学物質が使われている商品もありますし、100%ヘナであっても、品質には色々あります。
私が今使っているヘナはバリ島にある自然派系のお店『サトビカボガ』で買ったものです。オーナーがインド人系の方なので、それなりにこだわったヘナが入手できるのでは?と思っています。
何回かナチュラルなヘナが見つからなかったときなど、原材料にヘナやハーブ以外のものが使われているものを使ったことがあります。すると、やっぱり地肌がピリピリします。
とても30分でもつけたままにするのは無理。その代わりすぐに染まりますし、色の種類もたくさんあります。
ヘナは5000年以上前からインドやエジプトで使われている
ヘナは植物です。ミソハギ科の指甲花と名前のつく灌木です。とってもたくましく、3mより大きく育ちます。白い花を咲かせ、生け垣に植える国もあるようです。良質なヘナは葉っぱだけが使われ、茎や根も配合されているものは低品質と言われることもあるみたいです。
毛染めや染め物に使われるより前に、宗教儀式などでタトゥーの染料としての歴史が長く、アーユルヴェーダでもその薬効の高さから貴重な植物とされています。
ヘナは頭に使うだけではなく、足湯に入れたり足の裏に塗ったりすると肝臓に溜まった毒素をデトックスしてくれます。日頃の疲れやいらいらを解消します。ぐっすり眠れるようにななると、免疫力が高まります。
ヘナで髪を染めるときのポイント
私は市販の白髪染を使ったことがないので、どれほどお手軽なのかがわかりません。押すと付属しているブラシにアワアワが出てきて、簡単に染められるスタイルは今でも人気なのでしょうか?
ヘナで髪を染めるときには、どうしても時間がかかります。4,5時間は外出しなくてもいい時を選びます。
分量は髪の長さや量によって変わってきます。気持ち多めに用意しておくと塗り残しを防げますね。髪が染まりますが、手や服にも色がつくことがあります。手袋を活用して、汚れてもいい服に着替えておくと安心です。
染めている間ずっとお風呂にいることはありません。のぼせちゃいますねぇ。
一度着替えて、読書や食事の支度などできます。このときにヘナをしっかり髪に浸透させるためには、保湿がポイントです。ヘアーキャップと髪に巻くタオルを用意してから、はじめましょう。
ヘナをつける前に髪の毛を洗って、ホコリなどを流しておきます。ヘナはぬるま湯で溶きます。気になるところにヘナをなじませるようにつけていきましょう。ヘアキャップがなければビニールかラップで髪をしっかり包みます。私はその上にタオルをグルッと巻いて、ヘナが染み渡るのを待ちます。
おでこや耳にヘナがついたままだと、染まってしまうこともあるので、鏡でチェックしてください。
ピュアなヘナでも体質によっては、合わないこともあるようです。髪を染め始める前に、パッチテストをしておくと安心ですね。
どうしてもオレンジ色に染まってしまうヘナ
私は染めるのに、時間が長くかかることは気になりません。
今回は昼間にヘナをしましがた、時間が取れないときにはまた『寝ヘナ』をすればよいです。頭皮もしみませんし、髪もツヤツヤサラサラになるのでヘナで髪を染めることは、いい事づくしです。
でもひとつだけ、気になる点があります。
それは、染め上がりの色です。これってものすごく重要なポイントですよね。染め上がりの色が理想通りでなくても、ヘナを使い続けているということは、その他の点でヘナがとっても気に入っているということです。
ヘナにインディゴを入れると黒っぽくなると教えてもらいましたが、なかなかナチュラルなインディゴに出会えません。なので、私はコーヒーと混ぜて使っています。
それでも微妙ですね。やっぱりオレンジに近いです。まぁ、自分の頭を真上から見ることはほとんどないですし、それほど気にしないようにしています。
今日ヘナで染めたあとにゴミ出しに表に出たら、アパートの管理人さんが「Good!」と言ってくれました。私はこの言葉を拡大解釈して、子どもたちには「管理人さんが『Beautiful』だってぇ」と言っておきました。ははは
子供は正直というか辛口のコメントを平気でいうので、彼らからするとものすごく『オレンジ』だそうですが。まぁそれはそれとしておきます。
純粋なヘナを使っても髪の毛がゴワゴワしてしまうことがあるようです。そんなときは何度か続けてヘナで染めてみたり、ヘナをつける前にオイルを使ってみたりすると良いそうです。
肝臓の働きをサポート
ヘナを使ったことがない人からすると、時間はかかるしオレンジに染まってしまうなんて、考えられないかもしれません。「好みの色に染めたい」、これもよくわかります。私も毎回、今回はどんな色に染まるかなぁと少しは黒っぽくなるかなぁと楽しみにしています。
それでも、肌だけではなく頭皮も呼吸をしています。ずいぶんと前に『経皮毒』が話題に上がりました。このときに、体の場所によって化学物質が浸透する割合が描かれた絵を見たことがあるのではないでしょうか。
二の腕を1としたときに、頭皮は3.5倍、ほっぺは13倍、背中は17倍、性器は42倍です。
食べ物から有害物質を取り込んだときには、肝臓がそのほとんどを排毒してくれます。でも呼吸や皮膚から入ってきた化学物質は肝臓を通りません。そのためなかなか体の外に出る機会がなく、取り込みはするけれど排出できずに脂肪などに溜まっていきます。
嬉しいことにヘナに含まれる成分が、働き者の肝臓の働きを手助けします。肝臓が元気になれば、有害物質を排毒する機能もアップします。
背中が意外と吸収率が高いのに驚かれた人もいるのではないでしょうか。まっすぐ立ったまま髪を洗うよりは、頭を前に倒すかしゃがんで頭を洗うと背中にシャンプーが流れません。
ヘナが子宮の働きを整える
ヘナには肝臓の働きを助け、リラックス効果があるだけではありません。子宮の働きをサポートして生理痛も軽減する作用があるようです。
また、子宮と頭皮には密接なつながりがあるとも言われています。なので、私は生理のときには使うのがヘナであっても染めません。洗わないでいいのなら、なるべく洗わないようにもしています。
前から気になっているけれど、時間が取れないからヘナをあきらめていた人は、家にいる時間が増えたこの機会にぜひ試してみてください。
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