皆さんは旅に出る時はせっかく旅行に行くので、「豪勢にお金をかけて行きますか?」それとも「節約できるところは出費を抑えて、旅を楽しむほうでしょうか?」
前者の旅行を選択する人は、利用する交通手段も泊まるホテルも設備がしっかりとしているので、特別に持参する必要がある「お助けアイテム」はないかもしれません。
移動手段や宿に使うお金はできる限り節約したいと思っている場合には、道中「あったら便利」なアイテムがあります。
節約旅に出かける人におすすめしたい、旅のお供が3つあります。
本日の記事では、そのうちのひとつ『大判の生地』がどれほど役に立つかを紹介します。
空港泊(※)を予定している人は、ぜひ持って行ってください。実際に空港泊をした時の体験も載せてありますので、覗いてください。
※空港泊は空港内や空港に隣接している宿泊所に泊まることではなく、空港内に置かれている椅子やソファで眠ることです。
かさばらなくて重たくないのに、とっても重宝するのが大判サイズの生地です。節約旅を予定しているのなら、お気に入りの1枚をぜひリュックの取り出しやすいところに入れてください。
WorkawayやWWOOFに行くときに、おすすめのアイテムもまとめてありますので、ワークエクスチェンジに興味のある人は、覗いてみてください。
目次
薄くて大きめの布地
私が子供と旅に出る時はいつでも、シンプルな布地をひとり一枚、持っていくようにしています。縦が1cmくらいで、長さが2mあったらとても理想的です。できれば、洗いやすくて、使い勝手のいい、綿素材がおすすめです。ちょっと汚れてしまっても構わないようなら、肌ざわりの良い絹でもいいですよねぇ。
この生地が1枚あれば、飛行機や電車の中が寒い場合にも、すっぽりと頭から被れます。たった、一枚の生地があるかないかで、暖かさは全く違います。ぐっすり眠りたいときにも、顔を隠せるのでおすすめです。
(化学繊維も軽くて便利な素材ですが、肌に直接触れると、かゆくなったりすることもあるので、体質と相談してください。私は、敏感肌ではないのですが、やっぱり天然素材が落ち着きます。)
どこか公園や広場でお弁当を食べたり、荷物を置いてちょっとのんびりしたりする時にも、この布を広げればピクニックシートとしても使えます。ビニールシートのような厚さはありませんが、その分場所をとらないので持ち運びにとっても便利です。
痛いくらいの陽射しの下を歩くときに、頭から被ったこともあります。子供達からの評判はよくありませんでした(笑)。
海で着替えるところがなかったときにも、子供ならこの布をぐるっと巻いて着替えられます。実際にしたことも。
生地が薄いので汚れても、洗ってすぐに乾きます。その場その場で用途が広るので、汚れが目立たない色柄を選ぶと、あまり気にせずにいろいろなことに使えます。
空港泊の必須アイテム
飛行機を乗り換えるときに空港で半日以上待つことや、夕方や夜について翌朝別の飛行機で目的地にへ移動することってありますよね。
私たちは飛行機を選ぶときに乗り継ぎの良さも考えますが、明らかに値段が低い場合には、空港で半日以上待つことになっても値段の低いチケットを選びます。
すると、空港に夕方以降に到着して、翌日の飛行機に乗り換えることがよくあります。
空港によっては有料で仮眠が取れるところや、空港に隣接した宿もありますが、今のところ、乗り換えの飛行機が翌日の場合でも空港内のイスや床で一夜を明かしています。
(宿を探したこともあるのですが、納得して泊まれる近場のホテルは見つかりませんでした。)
そんな時にあると便利なのが、この大判の布です。
やっぱりイスで眠るとぐっすり眠れないので、この布を1枚敷いて空港内で適当な場所を見つけて眠ります。初めて空港泊をする時はかなり勇気がいったのですが、意外や意外、結構空港の床で眠る人は少なくありません。
空港泊の熟練たち
私たちが一夜の場所を確保したときには、まだまだ空いていた所が夜中に目を覚ますと、あっちにもこっちにもゴロンと横になっている人がたくさんいます。
朝目覚めたときには、別の人がとなりのイスで休んでいたりします。結構入れ替わりがあります。
そんなこと言っても、空港の床で眠るのは、男の人ばかりではと思う人もいるでしょう。実際には若い女の子のグループや時には、女の子ひとりでも、空港でゴロンと眠っています。
私たちは一応、空港内の休憩場所のようなところに荷物を置いて場所を確保するのですが、「えっ!こんなところでも」と思える穴場?スポットで、体を休めている人います。
本来はカートをしまうスペースであったり、柱の影、かなり通路に面しているので、丸見えの場所であっても、眠っている人がいます。下に何か敷いている人もいますが、床の上に直接寝ている人も目立ちます。
そういう人たちを見ると、なんだか、ほっとすると言うか、励み?になります。世界は広いなぁとしみじみ感じます。
空港泊の気になる点
空港泊のメリットは、宿泊代を節約できることです。そして、空港の中にいるので、外のホテルに泊まるように移動距離はありません。
ただ、やっぱり本来は眠るための場所ではないところで眠るので、「快適さ」からは距離があります。
まず、夜中中明るく人の出入りがあること。あと結構騒がしいです。一番気になる音が、カートの音です。特にカートを回収する時に、かなり大きな音が響き渡るので、気になる人は眠れないかもしれません。
私たちは結構どこでも眠れるので、空港泊は旅の選択肢にしっかり入っています。それでも、1回の旅に2回までしかしたことはありません。それ以上になると、子供達からもブーイングが出ます。
空港で連泊していた人
数年前に空港泊をした時に、すぐ側に西洋人の男性がやはりたくさんの荷物を持って空港泊をしていました。なんとなく、この人は他の空港泊の人と違い「ここに何日もいるのでは?」と思わせるスペースの使い方と雰囲気をしていました。
荷物の広げ方とかが1日や2日ではなく、数日前からここにいるようで、出発する雰囲気も感じられず生活感が感じられたのです。
実際に、私たちが1泊空港泊をして、数日後にまた同じ空港で空港泊をした時に、その男性はまだいました。私は直接会話はしなかったのですが、その人が別の人と話しているのが聞こえました。
どうやら乗る予定だった飛行機の離陸少し前に到着してしまい、その人はまだぎりぎり乗れる時間があったと思っていたのですが、搭乗口に入れてもらえなかったようなことを話していました。
ここからは想像になりますが「きっとすぐにチケットを買うと高いので少し先のチケットを購入し、それまで空港泊をしていたのでは?」と思っています。
乗る予定だった飛行機に乗れなかった経験から学んだこと
私も実際に、購入していた飛行機に乗れなかった経験があります。まだ、旅に慣れていないときで、トランジットをする空港でチェックインの前にひと休みしてしまったのです。
この時は、空港泊をするようなプランではなく、乗り継ぎしやすいフライトを予約していました。
調度子供が飛行機に酔ってしまい、無事に乗り換えの空港についてその場でのんびりしてしまったのです。本当なら、登場口まで行って、休めば良かったのですが、まだまだ空港の入り口側で腰を下ろしてしまったのです。
この時に調度、友達家族と一緒で、乗り換えの飛行機の時刻を疑いもせずに、一緒だと思っていたのです。チケットは別々に買っていたのですが、同じ飛行機で来ているので、次に乗る飛行機も同じだと思い込んでいました。
少し休んでから、チェックインのカウンター行ったら、もうすぐ飛行機が出ると言われて、ものすごくびっくりしました。友達の飛行機は次の便だったので、まだ余裕があったのです。
とにかく、全力疾走でゲートまで向かいました。子供達もせきたてて、先に行かせてもらえるところは割り込ませてもらい、とにかくゲートまで駆け抜けました。
でも、結果乗る予定だった飛行機に乗ることはできませんでした。チェックインはしたので、搭乗口の係りの人たちは、私たちのことを何度も探してくれたようです。
まったく、とほほな体験です。
この時はそれでもラッキーで乗る距離が短かったので、直前の購入でもものすごく高い値段ではありませんでした。それでも、人数がいるのでそれなりの出費です。
このことがあったことで、私たちは学びました。
空港に着いたら、とりあえず、行けるところまで先に進むこと。
途中でうろうろしたり、持ってきたお弁当を広げるのは搭乗口。
とにかく搭乗口まで行ってから、荷物を下すようにしています。(もちろん、出発まで半日以上あるときなどは出発ゲートには入れないので、その時は空港内ですごしています。)
空港泊の手引サイトと快適な空港泊ランキング
初めて空港泊をする前に、参考にしたサイトがあります。そのとき以来開いていなかったので、数年ぶりになりますが、現在も更新され、これから空港泊をしようと思っている人の手助けになる内容が健在です。
当時、空港泊について書かれている日本語のサイトは少なかったのでしょうか?捜しいた情報が載っていたのは、英語のサイトでした。
初の空港泊ということと、子供も一緒だったので、ある程度の情報を見ておきたかったので、このサイトに出会えてとても助かりました。
・空港泊をする時の注意点や仮眠が取れる場所の紹介
・世界の空港の中で「空港泊」が快適にできるおすすめの空港トップ10
・空港泊がおすすめできない空港の情報
2017年度、快適に泊まれる空港の中に、なんと羽田と成田空港が選ばれています。そして、私がはじめて開いた時と同じく、快適空港NO.1はシンガポールのチャンギ国際空港です。
まだ、シンガポールで空港泊をしたことはないのですが、友人が泊まったときにはフリース地の毛布が人数分もらえました。
まとめ
たった1枚の生地がいろいろな用途に使えるので、持っていく荷物を選別しなくてはならないときに特に重宝します。
さっと出してさっとしまえるのも、布地の優れた長所です。ここに上げただけではなく、まだまだ他にも使い道がたくさんあると思いますので、これから旅に出かける人は、お気に入りの1枚を見つけて、旅のお供に加えてください。
おまけ~以前は日本でも駅のホームで泊まることができました
夜行列車に乗って、確か奥穂高岳(もしかしたら北岳だったかも?)へ向かうときに、最寄の駅のホームで寝袋を敷いて眠ったことがあります。始発のバスが出るまでに、まだ時間があったので、体を休めるために寝袋の中で眠りました。
他にも、駅舎の中やバス乗り場で同じように、始発バスに乗るために横になっている人がいました。
もう20年近く前の話しです。
今も、同じようなことができるのでしょうか?
以前は…なんてばかり書いてしまうとなんだか昔を懐かしんでばかりいるようですが、以前はもっといろいろなことに幅があり、社会全体にゆとりがあって人の行為に対しての許容範囲が広かったと思っています。
今は、かなり規則が優先したり人に迷惑?をかけるような行為に対して、社会全体だけではなく、そこで暮らす一人ひとりが敏感になりすぎているように感じています。
ひとつのことに厳しくなると、そのことがまわりまわって、他の事に対しても例外が許されないようになります。結局は、多くの人にとって住みにくい世の中になっているのではと思います。
もちろん、規則や決まりごとは大切ですが、時と場合によっては、それ以上に大切なことがあると私は思います。
(今の政治家たちが自分たちの都合だけのために、国会や権限や税金を使っているのは、まずは、事実を明らかにする必要があります。そして、いち個人の利益や名誉のために、使われてきた、本来は公のものであり、公正なものであるべきものを、本来の形に修正していく必要があると思っています。)
青春18切符で乗った大垣行き
また以前はになりますが(笑)、東京駅のホームでも『どんちゃん騒ぎ』ができたのです。東京から22時か23時台に出る大垣行きの列車に乗るために、というか席を確保するために、ホームに並ぶのですが、この時にお弁当を広げたり、時にはバーナーなどでお料理をしたりしながら夜行列車の到着を待ちました。
夜行列車と聞くと北斗星のような豪華な列車しか思い浮かばない人もいるかもしれませんが、当時の大垣行きの列車は各駅だったと思います。しかも、自由席。
私は「かぼちゃ列車」と呼んでいたのですが、緑色とオレンジ色の2色で四角形ををした車両です。向かい合わせの席もあるので、お弁当を広げたりすることもできます。もちろん、窓も開くので、外の空気を入れることができます。
ただ、リクライニングはないので、たとえ座席を確保できても直角に座ったまま、大垣まで行きます。しかも、座席のクッションが減っていて、スプリングの上に直に座っているようなこともありました。
座って大垣まで行くのがしんどい人は通路に寝たり、向かい合わせで座っている人の足の間で寝ている人もいます…気がつくと足元に知らない人が寝ています。
大垣行きでもエキスパートがいて、網棚に寝ている人もいたのです。網棚なら足を延ばして眠れるので、快適だったのでしょうか。途中で目を覚ました時の、あまりにも雑多な車内にびっくりしたことがあります。
さっきから以前と書いていますが、実際にはそんなに昔の話ではありません。今のように携帯やネットの持つ便利さはありませんでしたが、社会の中に懐の深さがありました(笑)。
私は、きっと社会は変ったけれど、人本来の気持ちや心は変っていないと思っています。
いやいや、人が変ったから社会が変ったと言う人もいるでしょう。
確かにそういう面もあるかもしれません。でも、本来人は自分も幸せであり、周りも幸せな状態が本当の幸せを感じる時だと思っています。自分がしたことで、自分もまわりも幸せになったら、これ以上のことはないのではないでしょうか。
空港泊から大垣行きへと、話がずいぶんとそれましたぁ~。
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