3人の子供と一緒に、ラオス・ルアンパバーンにある『ナムカーン』でボランティアをしてきました。
3週間ほどの滞在でしたが、私達が感じたり、受け取ったりした宝物は数えられません。
その中のひとつである、ラオスに暮らす人たちの、ありのままの魅力をお伝えします。
私は、もちろん学者ではないので、民族的なことはわかりません。ひとりの日本人が、ラオスで3週間すごした時に感じた『ラオの人たちの魅力』をお伝えします。
どの国で暮らしていても、ひとりの人にかわりはありません。
どの人もそれぞれ大切で、かけがえのない存在です。
ラオの人たちの瞳は透きとおって輝いています
日本人でも西洋の人でも、目がキラキラと輝いている人に会うことがあります。
これは、「目は口ほどにものを言う」に当てはまると思うのですが、瞳はその人の気持ちや心のあり方を、迷わず映し出します。
自分の夢を形にしようとしていたり、その夢に夢中になっていたり、とても楽しいと心から感じている人は、瞳がキラキラと輝いています。
どうして、この人の目はこんなにキラキラしているんだろう?と思って、話をすると、自分の思いや信じることを大切にしながら、他の人の幸せも大切にしている人であることがよくあります。
ラオの人たちの目も同じようにキラキラしているのですが、ただ輝いているだけではなく、澄んでいるのです。
その純度は、別格です。
その澄んだ輝きを目の当たりにすると、一瞬時が止まってしまうほどの衝撃を受けます。
目を離すことができません。
ありのまま、顔いっぱいの笑顔を向けられたら、その魅力に吸い込まれてしまいます。要注意です!
たぶんですが、ラオにはまだまだ人間が介入していない自然が多く残されていること、手つかずの自然を毎日見ているので瞳の純度が高いのではと、澄み渡る青空やナムカーンの流れなどを見て感じました。
そして、世界中を多い尽くそうとしている『経済の波の影響』がまだ小さいのでは?とも思います。
ラオの青空はとってもきれいです。
飛行機雲さえもない真っ青に広がる空を、気持ちの向くままにボーっと眺めることのできる暮らしがラオスには、まだあります。
枠にとらわれない、ゆとりのあるとらえ方
ナムカーンで働くラオ人の中にも、いろいろな人がいます。
例えば、お祝いのときにお酒をたくさん飲みすぎてしまい、べろべろになってしまう人がいます。それはそれで、その人の大切さや魅力を損なうことには、全くなりません。
本当は元日の日に、ボランティアの食事などを作るために、元日もナムカーンに滞在をしなくてはならなかったラオスタッフがいました(これは後から知りました)。でもやっぱり、彼にとってもお正月は特別です。
遠く離れた、家族のところに帰りたかったのでしょう。
私達ボランティアは、別にラオスタッフがいない日があっても大丈夫です。問題はなにもないのですが、受け入れ側としては彼に一任をしていたのでしょう。
でも、当日になってみるとやっぱり家族に会いたくなり、誰にも何も言わずに里帰りをしました。それはそれで、他のラオのスタッフも、彼のそんな気持ちと行動を受け入れていました。
「こうしなくてはいけない」とか「迷惑をかけてはいけない」とかそういう部分に、とてもゆとりがあり、お互いがお互いであることに対して、とてもおおらかです。
ある人が時には、困ったことをしたとしても、それでその人をとがめたりするのではなく、『道徳』などで学ぶのではなく、人とは時として『外れたこと』をすることがある。
それが自然なんだと誰が教えるのではなく、人同士の付き合いに、そう言う懐の深さが残っています。
ラオの人の手は魔法の手~何でもできちゃう不思議な手♪
あるとき、ナムカーンに生えているまっすぐに伸びた1本の竹を切って、肩に乗せて運んでいるラオのスタッフがいました。
何をするのだろうかと後姿を見ていたのですが、竹から色々なものを作り出します。
まずは野菜を育てるときに必要な支柱です。
縦と横に交差をして、野菜の成長を支える柱になります。
これは日本でも、周りに竹があれば、竹を支柱として使っている農家は結構あります。
ラオの人は、支柱として活用するだけではなく、縦と横の竹を結ぶ紐も、同じ竹から器用に作り出します。
竹の厚さによって紐の太さはまちまちなのですが、100%竹からできた支柱が完成します。
結わき方にちょっとコツがあります。何度か教えてもらったのですが、ラオスタッフと同じように結くのは、ちょっと難しかったです。
ゆがんだ止め方になっても、ラオの人たちは、笑顔で返してくれます。
私達が滞在したナムカーンのある村は、竹を使って手作りのかごを編むことで有名な村です。
ナムカーンのオーナーは、その魅力的な手作りのカゴをナムカーンの暮らしの中で活用しています。
まとめ
Workawayを通して、ラオス・ルアンパバーンに滞在できた時間はかけがえのない思い出です。ナムカーンにボランティアとして滞在し、ラオ人のステキな魅力を感じることができました。
ルアンパバーンに観光で3~4日滞在したのでは、触れることのできなかった大切な体験です。
ラオの人たちの澄んでいてキラキラしている瞳を見た時の驚きは、今でもはっきりと体感として残っています。
Workawayには、年齢の上限はありません。子供を連れて行くことのできるホスト先も、結構あります。
もちろん、日本国内にもすばらしい人たちがたくさん暮らし、自然豊かなところや伝承してほしい文化や技術がたくさんあります。
日本もいいけれど、海外へも行ってみたいなぁと思っている人は、ぜひ、現地に暮らす人との出会いや触れ合いも、どうぞ楽しんでください。
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