台北駅から40分『淡水の魅力』タピオカドリンク編!人気の4店舗を紹介

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淡水は台北駅からMRTに乗って、約40分のところにあります。台北駅や中山駅周辺と比べるとコンパクトなサイズなのですが、淡水駅付近に見どころがギュッと濃縮されています。人ごみを避けて観光を楽しみたい場合にも、のんびりと散策をしながら、台湾のさまざまな魅力を堪能できます。

 

本日の記事では、淡水にある有名タピオカ店を4軒紹介します。台湾で本場のタピオカミルクティーをお腹いっぱい飲んでみたい人にも淡水はとってもおすすめしたい町です。

 

まずは、タピオカドリンクの雑学?をお伝えしますね。

 

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台湾のタピオカミルクティー事情と基礎知識

 

台湾の町中を歩いていると、いろいろなお店でさまざまな飲み物が販売されています。純粋に中国茶を専門に売っているスタンドもあれば、フレッシュジュース系をメインにしているところも。

その中で群を抜いてたくさんあるお店は、やっぱり『タピオカ系ドリング』でしょう。昔風の例えになりますが、『石を投げたらタピオカミルクティー屋さんに当たる』と言っても言いすぎではないかも。

 

たくさんあるタピオカドリンクの中から幸せを感じる1点を見つけるために、これから紹介する基礎知識が役に立ったら嬉しいです。

 

タピオカとは?原材料は何?

 

黒糖のような色がついて丸々っとして、クニャとしてもちっとしているタピオカは多くの人を魅了しています。さてさて、そんなタピオカは何からできているのでしょうか?

 

寒天は海藻の天草、ゼリーは牛やブダなどの皮膚や骨から作られるゼラチンが原材料です。そのため、ベジタリアンやビーガンの人はゼリーを食べません。

 

タピオカはと言うと、日本人にはあまり馴染みがないかもしれませんが、シンコンというお芋です。『キャッサバ』という英語名を聞けば、独特の硬い葉っぱや長芋の皮を熱くしたようなお芋が思い浮かぶかもしれません。

 

皮をむくと、こんなに真っ白です。シンコンは茹でて食べるよりは、蒸して食べたほうが
ぐんと美味しいです。

 

こんなに色白のお芋がどうして茶色になるのかと言うと、カラメル色素などを使っているようです。

 

インドネシアやタイ、フィリピンなどでは年間を通して食卓に上がる野菜です。バリ島では、柔らかい頃の葉っぱも食べますし、お芋を潰して美味しいスイーツも作ります。アジアだけではなく、アフリカやブラジルでもたくさん作られているでんぷん質の多いお芋です。

 

どうやら、1万年ほど前から南米では食べ物として重宝されていたようです。

 

お芋から作られているので、タピオカそのものはビーガンですしグルテンフリーです。タピオカミルクティにするとビーガンの人は飲めませんが、豆乳やストレートの紅茶と一緒なら楽しめますねぇ。ベジタリアンや牛乳アレルギーの人も、安心して食べられる食べ物です。

 

日本でのタピオカドリンクのあゆみ

タピオカドリンクは、日本で定番の飲み物になりつつあります。今のように定着するまでにはブームがあり、現在は第3回目にあたります。

 

2000年頃から、コンビニなどでチラチラとタピオカドリンクの販売が始まり、2003年にタピオカドリンク『パールレディ』が生まれます。

 

2013年に、タピオカドリンクの元祖である『春水堂』が日本に上陸。代官山にオープンした春水堂は、なんと春水堂にとっての海外第1号店です。春水堂は台湾で支店を出すときのハードルも高く、お店の伝統と味を守れる人として認定を受けないとオープンできません。

 

春水堂はタピオカドリンクの創業店として多くの人に認知されていますが、タピオカドリンクは春水堂にとっては大切しているメニューのひとつ。美味しいほうじ茶や鉄観音ミルクティー、花豆(トウファ)や麺類も楽しめます。

 

そのため、春水堂の支店が日本にオープンしたことで、台湾の文化が日本人に広く開かれたとも言われています。

 

また、春水堂の開店をきっかけにして台湾から『ゴンチャ』、『彩茶屋』や『ChaTime』などのタピオカドリンク店が次々とオープンしていきます。

 

 

タピオカドリンクの第1号店を出店した『春水堂』は、タピオカドリンクを生み出したお店でもあります。若い世代にも台湾茶の美味しさをわかってほしい思いから、春水堂のオーナーが構想を始めたのが1983年。もともと台湾人の間で人気の高かったタピオカとミルクティーを一緒にした新しい飲み物はあっという間に人気の飲み物になります。

 

漢字から読み取れる詳細

 

タピオカミルクティーを中国語にすると『珍珠奶茶』です。

『珍珠』がパールになり真珠、『奶茶』がミルクティーになります。『奶油』になると、バターや乳製品を表します。『波覇』は大きめのタピオカを表わしますが、お店によって違うことも。

 

茉莉はジャスミン、芒果がマンゴー、鳳梨はパイナップルで草莓がいちご。プリンは布丁、小豆は台湾では紅豆です。可愛らしいですね。仙草はチンチャオ。シソ科の草から作れるゼリーです。

 


バリ島にあるオーガニックショップ『サトビカボガ』では、こんなふうにして粉状で売っています。

冷たいは『冰』になり『甜度』が甘さです。

ココアは可可、チョコは巧克力です。漢字からではちょっと想像するのが難しいですね。

 

 

それでも私たちは日頃から漢字を使い、日本語ですが漢字を読んで書けます。ヨーロッパにもたくさんの言葉がありますが、基本はアルファベットです。サンスクリット語の次くらいに難しいと言われるロシア語を話す人たちにも、漢字は全く未知の世界です。

アラビア語も難しく、ベトナム語は中国語以上に母音の種類があり、発音がとても難しいようです。それでも、彼らからしてみたら漢字は違いを見つけるのさえも始めは大変ではないでしょうか。

 

私たち日本人にしてみても、台湾や中国で使われている漢字は複雑で、日本語では使われないものもたくさんあります。それでも、それぞれの漢字の違いはわかりますし、意味が読み取れることも少なくありません。

日本人に生まれてと言うか漢字を習得しておいて、良かったなぁと思います。ふふ

 

 

淡水で幸せに浸れる4つのタピオカミルクティー店

 

台湾には、日本のように自動販売機がありません。(以前ドイツから来たWWOOFerさんが、あまりにも多すぎる自動販売機の数に驚いていたことがあります)

その代わりに、町のあちこちにお茶を飲めるスタンドやソフトドリンク、タピオカドリンクを販売するお店がたくさんあります。

 

どこへ行っても『気がつけばそこにある』感じのお店が『50嵐』です。最近できたばかりですが、急速に人気を集めているのが『幸福堂』。

そして、タピオカとミルクににこだわってタピオカミルクティではなく『黒糖タピオカミルク』で台湾人の気持ちをゲットしたのが『タイガー』です。季節限定の素材を使って、限定メニューなどが人気の『CoCo都可』も淡水にあります。

 

番外編として、タピオカではないのですが淡水でホッとした飲み物『杏仁茶』も紹介しています。

 

淡水駅構内にある『50嵐』

 

3歩歩く前に色々と忘れてしまうことがあるのですが、この『50嵐』のネイミングはすぐに覚えられます。ユニークな名前だなぁと思います。『五十嵐』さんの名前が関係あるとかないとか。

50嵐のお店の特徴は、支店の多さとドリンクサイズの大きさ、そしてたくさんのメニューです。

 

淡水駅でも、改札を出て正面にあります。

すでに台湾の中で80店舗ほど50嵐の支店が営業しています。ドリンクのサイズは中と大しかなく、Mサイズでも私は半分でギブアップする大きさです。

 

氷や砂糖の量を調節できるだけではなく、ミルクの種類も指定できます。『奶精』と『鮮奶』で、後者のほうが牛乳です。奶精はいわゆるコーヒーミルクに当たるようなので、粉ミルクのような原料かもしれません。

 

また、50嵐の創業者が大のお茶好きであることから、厳選された美味しいお茶の葉が使われているところも嬉しいですね。メニューは英語はもちろん、日本語でも書かれていますので安心して注文できますよ。

 

50嵐がある向かいにベンチがありますので、注文したその場でまったりタピオカドリンクでくつろげます。表にもベンチとテーブルがありますよぉ。

 

幸福堂は淡水河沿い遊歩道からすぐ側!

幸福は2018年1月に誕生。2019年度『NO.1店舗』とも言われるほどです。またたく間に人気急上昇したお店です。タピオカを店内で毎日手作りをしていることやおみくじが引けることなどから、観光客だけではなく台湾人からも絶大な支持を得ています。

 

 

幸福堂は、淡水駅から約500m程。淡水河沿いにある遊歩道を歩いていくのがおすすめです。

 

出来たてのタピオカはやっぱりおしそうですよね。幸福堂の人気商品、黒糖タピオカです。

 

ドリンクを注文したら、特大サイズのおみくじが引けます。ただし、書かれているのは中国語。

同じ番号の引き出しを引いて、おみくじをもらいます。

 

幸福堂では、氷や砂糖の調節はできません。お好みで調節できるお店もあれば、幸福堂のように、そのお店が『一番』と思うスタイルを提供しているところもあります。

 

淡水河沿いには、ベンチがたくさんあります。注文したタピオカをイスに座っていただきます。

 

今回のタピオカ店めぐりは長女が中心になってお店を決めて、注文も長女におまかせしていました。それはそれで良かったのですが、幸福堂にはソフトクリームやチンチャオ(仙草)から作るゼリーもありました。

 

私はどちらかと言うとタピオカよりも、このチンチャオが大好きです。次回は私もメニューをよく見て、「頼みたいなぁ」と思うものを注文しようと思います。

 

黒糖タピオカミルクなら『タイガーシュガー』

 

『タイガーシュガー』は川沿いの遊歩道よりも一本、中に入った道沿いにあります。幸福堂よりも淡水駅から近くです。

 

写真にはありませんが、看板には『トラのように勇敢に』とあります。

 

タイガーシュガーの人気メニューは『黒糖タピオカミルク』です。黒糖と一緒に煮込んだタピオカに牛乳を加えたもの。タピオカミルクティーとは違った、美味しさが楽しめます。


虎は見えますか?

 

タピオカの大きさやミルクの濃さが選べます。人気なのは大粒のタピオカに濃厚のクリームを加えた『老虎堂波霸厚鮮奶』です。

 

日本の3分の1の価格!CoCo都可

 

『CoCo都可』は世界中に支店が進出して、その数約4,000店です。

 

淡水にいるときには気がつかなかったのですが、『CoCo都可』は淡水に2軒あります。地図上には何やら『創始店』の文字があります。もしかしたら、淡水にあるCoCo都可が第1号店なのでしょうか。

 

 

私たちが行ったときには、なかったのかもしれません。季節ごとの限定メニューもあるようです。桃などのフルーツとヨーグルトの組み合わせもあるので、紅茶や牛乳が苦手な人もお気に入りのドリンクが見つかるのではないでしょうか?

もしかしてマンゴーの季節に行ったら、台湾の美味しいマンゴーと組みあせたドリンクがあったら試してみたいです。

 

ちょっと番外編の『杏仁茶』も紹介

 

淡水の町中を歩いているとタピオカドリンクではないのですが、行列のできているドリンクスタンドがありました。明らかに並んでいる人たちの年齢は高めです。それでも気になるので、周りの人が注文する様子を見ながらひとつ注文してみました。

 

 

タピオカドリンクのように観光客はいません。日本語のメニューはもちろん、英語の表記もなし。飲み物の種類はひとつ。大きさと温かいのか冷たいのが選べることがわかります。

 

 

杏仁豆腐を飲み物にした香りで少しザラッとしているのですが、味はあっさりしたいて飲みやすかったです。

 

台湾人の間では杏仁豆腐として食べるよりも、杏仁茶として飲むほうが一般的のようです。特に風邪のひき始めや喉の調子がおかしいときに、重宝されています。台北よりも台南でよく飲まれるようで、卵を落として朝ごはんとしても人気のメニューです。

 

杏仁豆腐が入っている杏仁茶などもあるようなので、今度行ったらタピオカドリンクと一緒に杏仁茶のお店も探してみたいと思っています。

 

 

このページで紹介したお店以外にも、淡水にはタピオカドリンクが楽しめるお店はまだまだあります。美味しい食べ物屋さんや屋台、そして魅力あふれるタピオカドリンクのお店などなど、お腹がいくつあっても足りません。笑

 

今まで3回に渡り、淡水の魅力を紹介してきました。

次は4回目、淡水最終回です。淡水河を渡る船、サイクリングなどの情報をお伝えします。

 

台湾の夜市や美味しいもの情報!おすすめは台北から40分『淡水』が穴場
なるべく人混みを避けて「美味しいものや夜市を楽しみたい」人におすすめしたいのが、『淡水駅』エリアです。台北から淡水信義線に乗って乗換なしで約40分です。居心地の良い町の中でおいしい食べ物やさんや屋台が楽しめます。有名な観光地にはない親近感が淡水にはあります。

 

まったり台湾観光は淡水がおすすめ!お土産に雑貨やオーガニック石鹸も
淡水の魅力は屋台や夜市だけではありません。おみやげに買って帰りたくなる雑貨やこだわり抜かれたオーガニック石鹸の『阿原』もあります。台北駅から淡水駅まで乗換なしで約40分。MRTに乗って一日観光へ出かけませんか?淡水ならまったりしながら、台湾観光が楽しめます。

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