毎日同じように続く日常生活を息苦しく感じたり、目の前にある悩みや進路に糸口が見つからない地点にいる人もいるでしょう。思いつくことを行動に移してみたけれど、それでも気持ちがしんどいときには、今いるところを抜け出してみるのもひとつの方法です。
体を動かし環境を変えることで、答えが目の前に現れたり、進路への扉が大きく開かれることもあります。悩んでいるその場所を離れることで、気持ちの中に新鮮な風を送ることができます。
そんな時にひとつの手段として、選択肢に入れてほしいのがWorkawayやWWOOFなどのワークエクスチェンジです。日本国内だけではなく、世界中にホスト先があるので、行ってみたいと思う国や場所でボランティアとして滞在できます。
『お手伝い』と『宿泊と宿泊』を交換し合いますので、出費を抑えて旅行に出られます。
目の前にある日常から離れて、新しい風を感じることのできるWorkawayやWWOOFの特徴をお伝えします。迷ったときや悩んだ時に、選択肢はひとつではないことを思い出してください。
なにかに夢中になることで、自分と向き合える以上の感覚
WWOOFのホスト先はオーガニックファームが多いのですが、Workawayのホストは農家や酪農家だけではなく、ゲストハウスやツーリスト会社などさまざまです。
あたなに体力があり頭をつかうのではなく体を使って汗をかいて、今ある自分と距離をおいたり、本来持っている自分を取り戻したいと思っている人には、心地の良い畑での農作業をおすすめします。
何かの考えにとらわれてしまっている時には、今いる場所を離れて体を動かすと、悩みに悩んでいたことに、楽に向き合えることがあります。自分の思いがはっきりと感じられ、答えを選ぶことができるようになります。
もともと行ってみたい国や場所がなければ「どこの国にするか、どこに行ってみたいのか?」から始めますが、世界中から行くところを選べるなんて、とても楽しい作業です。
もちろん交通費がかかるのでかけられる予算によって、行ける場所は限定されます。WorkawayやWWOOFで出かけるのなら、ホスト先までの往復の交通費と国によってはビザ代と保険代、あとはお小遣いプラスαの予算があれば十分です。
なんて言ったって、WorkawayやWWOOFなら、宿泊費と食事代がかかりません。1日4~6時間のお手伝いをすることで、ホスト先に滞在できるんです。
私自身も暑い陽射しの下で麦わら帽子をかぶり、ひたすら草取りをしていると始めは色々なことを考えます。自分と向き合える大切な時間でもありました。そして、そのうちに「無の境地」に近づくことができるのです。
「掃除や草取りも、座禅に通じる。」と聞いたことがりますが、まさしくその通りです。
草取りに夢中になることで、自分自身もその空間の一部であるような、自分自身という境目がないような、なんだか不思議な感覚になります。
そして、立ち上がった時に吹き抜ける風が汗をかいた体に、なんとも心地よくとても満たされた幸せな気持ちになれるのです。
何かに悩んだ時に、悩んでも答えが出せない時に、異国の地や知らない場所で汗をかく。なにか夢中になる。今までは見えなかった扉の存在に、気がつけるきっかけになると思います。
今までの常識がはずれ、選択肢と価値観が広がる
友人関係や就職や進路のことで悩んだり、就職後も人間関係などで「どうしたらいいのか」答えがなかなか見つからずに、悩みの迷路に入り込んでしまうことがあるかと思います。
悩んだり考えたりすることも時には大切ですが、時として、悩むことが悩みを引き寄せることもあります。
そして、無意識のうちに今までの人生の中で触れてきた『常識』から外れないように、答えを見つけようとしていることもあります。
誰だって『非常識』なことはできればしたくないですし、周りの人に迷惑がかからないように、生きていきたいと思っているでしょう。
WorkawayやWWOOFに参加することで、全く違った考えを持った人たちと出会うことができます。時には、目の玉が飛び出してしまうほど、びっくりするようなことを、サラッとする人や、それは日本では考えられないと思うような出来事に出会うこともあります。
すると、今まで悩んでいたことや、とても解決できないと思っていたことが、実はとてもシンプルなことだと気がついたり、どれほど『日本』での常識に縛られていたのではとわかることがあるかと思います。
悩んでいたことが解決しないまでも、目の前にあることにもっと楽に向き合える。気持ちにゆとりを持って、生きていけるようになるのではと思います。
行動した自分をとにかく褒めよう
悩んでいることの、答えが見つからないときは、自分に自信をなくしてしまっていることがよくあります。
そんな時には、自分をたくさん褒めましょう。脳は不思議なもので誰かに褒められても、自分で自分を褒めても、同じように喜び自信が湧いてきます。
WorkawayやWWOOFの公式サイト開いてみた。どんなホスト先があるのか調べてみた。それだって、あなたの中に新しい風が流れたと思います。「すごいです」
ホスト先を覗いてみて、行ってみたいなと思ったら、登録が必要になります。WWOOFは国によって登録料が違ってきます。
Workawayはどの国に行く場合でもWorkaway自体に登録をすれば、1年間ボランティアとして、約3万4千あるホスト先の中から行ってみたいホストを探せます。
ひとつひとつのステップを踏みながら、前に進んだ時にも自分て「すごい」と褒めてください。行ってみたい国を探し、行ってみたいホスト先を見つけたら、「ものすごい」ことだと思います。
ホストと連絡をしたら、それは数ヶ月前には考えられなかったことだと思います。そして、もし、実際に飛行機を予約してパスポートを手にして旅立つ日を迎えたのなら、それはもうすでに、悩んでいた場所から離れて大きな大きな1歩を踏み出しています。
異国に行けば、予期せぬ事やびっくりするような出来事もあることもあるでしょう。そんな出来事に出会ったときだって、体感している自分自身をどんどん褒めてください。
まとめ
幸せになるための選択肢がひとつではないのと同じように、生きていく場所や暮らしていくところもひとつとは限りません。
高校や大学などの学ぶ場所もひとつではありませんし、目指す仕事ができる場所も国内だけとは限りません。世界は広い、そして「どんな小さな窓辺にも、未知という名の船がつく~♫」です。
今ではインターネットが普及しているのでネット環境さえ整えば、『学校』という枠組みに入らなくても学ぶ機会はたくさんあります。
悩みのスパイラルに入り込んでしまうと、どうしたらいいのか、出口が見つからないと感じてしまうこともあるかと思います。そんな時にこそ、選択肢はひとつではないこと。視点や見方を変えれば、幸せになる道は目の前にあることを思い出してほしいと思っています。
WorkawayやWWOOFになにか感じるものがあれば、あなたの人生の選択肢を広げるきっかけになると思っています。
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