クアラルンプールで電車やバスを利用する時に、多くの人が利用するのがKLセントラル駅です。日本で言うところの東京駅にあたるKLセントラルの情報をお伝えします。
クアラルンプールを拠点にしてさまざまな場所に行くときの出発点や通過点になるので、『中央駅』と表現されることもあります。
目次
KLセントラル駅の交通網と駅構内の設備
クアラルンプールは東京や大阪、シンガポールやロンドンなどの大都市と同じように、公共の交通機関が発達しています。最近はGrabなどのアプリタクシーが気軽に使えるようになり、とても便利になりました。
それでも、大都市ほど道路の渋滞はつきものですし、電車や地下鉄などの自由に乗りこなせたら、移動する選択肢が広がります。
多くの旅行者が空港から向かう先が、KLセントラル駅とも言えます。
KLセントラル駅を走っている電車情報をお伝えしますので、お役立てください。
まだアプリのタクシーが走っていないときには、必要に応じてメータータクシーや流しのタクシーに乗っていました。運転手さんによって値段設定がさまざまで、今思うと楽しい思い出です。
ものすごく良心的な値段設定をする人もいて、申し訳なるやらさっきの高い値段を言ってきた運転手さんと比べてしまったり。中には歩いていかれる抜け道を教えてくれ、次からはタクシーに乗らなくていいんだよと、アドバイスをくれた運転手さんもいます。
あの運転手さんたちは、どうしていらっしゃるのでしょうか。
クアラルンプールの詳しい路線図は、下のアドレスから進んでください。
https://kojiokumura.work/wp-content/uploads/2018/03/Malaysia-train-map.pdf
モノレール
私たちがクアラルンプールでよく利用していたのは、モノレールです。特に意識してモノレールを選んでいるわけではないのですが、活動する範囲が決まっていて、モノレールが走っている周辺ばかりをウロウロしていたのでしょう。
KLセントラル駅では、モノレールに乗るために少し歩きます。以前は(どのくらい前?たぶん4年とか)モノレールを降りてから一度表にでないと、KILAやKILA2までのバス乗り場まで行かれませんでした。
今はすっかり工事も終わり、モノレールのKLセントラル駅と空港までのバス乗り場やLRTなどの他の電車への乗り換えもしやすいです。
KLセントラル駅に隣接しているショッピングモールの中を移動しますので、慣れないとちょっと戸惑うかもしれません。日本語でも看板がでていますので、慌てずに移動しましょう。
2017年に全線開通!MRT
KLセントラル駅から夜市やショッピングで有名なブキッビンタン駅まで行くのに、モノレールが唯一の電車でした。現在は、MRTが全線開通しているので、モノレールに乗らなくても、KLセントラル駅からブキッビンタンまで行かれます。
ただしMRTの駅名はKLセントラルではなく『ミュージアムヌガラ駅(Museum Negara)』です。LRTやKILAエクスプレスの改札とは少し離れています。それでも、表に出ることも階段を使うこともありませんので、サインに沿って進みましょう。
ヌガラは国という意味ですので、国立美術館ですが、ここでは国立博物館になります。
私たちはMRTに乗ったことはないのですが、KLセントラル駅から乗り換えに同じように歩くのなら、次回はMRTに乗ってみたいです。
モノレールはやはり、車両が短いので大きなリュックを背負っていると、周りを気にしてしまいます。特に日中は運行している間隔も長めですので、KLセントラル駅からブキッビンタンへ行く場合には、MRTのほうが良さそうです。
高架鉄道LRT
LRTに乗ると、KLセントラル駅からツインタワーのあるKLCC駅やチャイナタウンのあるパサールスニ駅へ行かれます。ツインタワーへ向かう場合には、LRTのクラナジャヤ線(Kelana Jaya Line)に乗って5つ目です。
新設されたMRTでブキッビンタンで降りて、これまた新しいWalkway(歩道橋)を使って歩いていくこともできます。4,5年前にクアラルンプールへ来ていたときには、そんな歩道は影も形もありませんでした。
いやいや気がついていないだけかもしれません。
専用歩道はありませんでしたが、インビ駅周辺の宿に滞在していた時に、隣のブキッビンタン駅からツインタワーまで歩いて行ったことがあります。
乗り換える必要もなく、電車賃も節約できたのですが、歩くための道がしっかり確保されていたわけではありませんでした。
クーラも完備されているので、炎天下でも雨が降っていても安心です。新しく作られたWalkwayを利用すると、ブキットビンタン駅からツインタワーまでは20分位のようです。電車を乗り継いでいっても、乗り換える駅と駅の間がかなり離れてます。
Walkwayの利用時間は6~23時です。
インビ駅の直ぐ側に、清潔でオーナーやスタッフの人柄がいい宿に何度か泊まったことがあります。子供3人を連れて行くので、すぐに覚えてくれました。数カ月ぶりに、宿泊すると笑顔で迎えてくれたのが懐かしいです。
この宿の並びに、大好きなロティーが食べられる気軽なインド料理店がありました。その宿に行くと何度か食べに行くのですが、ある定員さんがオーダーを取りに来ると、必ず違うものが運ばれてきます。
何度違うと言っても、また違うものが来るので、あきらめて食べていました。約束にもれずに、違うものを運んでくるので、とってもおかしかったです。
KLセントラル駅にあるその他の電車たち
クアラルンプールの中央駅と言われるだけあり、KILAとKILA2へ向かう電車の始発駅でもあります。
KILAエクスプレスかKILAトランジットを利用すれば、KLセントラル駅から電車で空港まで行かれます。バスよりは確実に到着しますし、所要時間もバスの半分、約30分で到着します。
が、運賃が55リンギット。バスの5倍です。
ほぼ、私たちがKILAエクスプレスを利用することはないと思います。
KLセントラル駅でKILAエクスプレスとKILAトランジットの乗り場は一緒ではありませんので、気をつけてください。
一度入ってみようと思ったことのあるバトゥケイブへはKTMコミューターに乗車します。長い階段を子どもたちと登ってみようと思ったのが、4~5年前です。結局行かれる時間がありませんでしたが、あの階段を思い浮かべると今はもう行かなくていいかなぁと思います。
KTMコミューターの本数は限られていますので、時間に余裕を持って出かけましょう。どうやらアプリもあるようですので、バトゥケイブに行かれるときはチェックしてください。
マレー鉄道の乗車駅でもあるKLセントラル駅
KLセントラル駅のすごさはまだまだあります。KLセントラルからは、マレーシアをずっと北上してタイまで行くことのできるマレー鉄道にも乗車できます。
タイを走っている列車はタイの国立の列車になりますので、正確にはマレー鉄道ではありません。乗り換えも必要ですので、KLセントラルから直通で行かれるわけではありませんが、線路はタイのチェンマイまで続いています。
KLセントラル駅から乗れるマレー鉄道については、別のページでもう少し詳しくかきたいと思います。ついつい文章が長くなってしまいますので、あらためます。
モノレールやLRT乗車券の買い方なども別ページをのぞいてください。
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