2017年12月から1月にかけてラオス・ルアンパバーンでWorkawayをしました。3人の子供と参加した初めてのWorkawayです。このときの体験談を紹介しています。海外へ行ってみたいと言う思いを持っている人が、ひとりでも多く夢を実現できるように願っています。
目次
ラオスの交通手段トゥクトゥクを快適に乗りこなすために
お正月用の小豆を買うために、ルアンプラバーンの中心地へ行くことにしました。
行きも帰りもトゥクトゥクでも良かったのですが、せっかくなので、歩いて町まで降りることに。
中心地とは離れたルアンプラバーンのローカルな町並みを紹介します。
ランドに戻ってくるときに体験した、いつ倒れるかと思ったほど怖かったトゥクトゥクのこともお伝えします。
恐怖の体験から学んだラオスでトゥクトゥクに乗るときの注意点です。ぜひ、読んでみて下さい。
この日は一日お休みで、畑仕事はありません。少し遅めのお昼を食べてから、必要なものだけを持って出発。
お水と帽子、指さし会話帳(ラオ語)と地球の歩き方をリュックに入れて、さぁ出発です。
まずは、もちろんランドから出るために、はしごの階段を2回わたります。
もう何度もわたっているので慣れているけれど、やっぱり両手は使います。
子供たちは手放しでも渡ってしまうのですが、ムリは禁物です。
ホスト先のナムカーンからルアンプラバーンまで歩けますよ
ボランティアの中で、すでにランドから町まで歩いている人が何人もいるので、どの位かかるのかなどは教えてもらっています。
片道1時間15分。
らしいのですが、「この時間ではちょっとつかないのでは?」と思っています。
以前、ナムカーンからメインストリートまで歩いた時に、ほぼ30分かかりました。
先週トゥクトゥクで移動した感じでは、ランドからメインストリートまでの距離は町までの距離と比べると、たぶん5分の1ほど?…。
全行程を歩いたら、2時間近くかかるのではと思っています。
ランドから歩き出してまだ5分もしないところで、お葬式?をしていました。
村の人が亡くなったことは聞いていました。
ラオの男の人たちがたくさん集まっていたので、たぶん、お葬式の準備をしていたのだと思います。道のすぐ側に、石でできた不思議な形の洞窟のようなものがあるのですが、その回りに座って何かしていました。
たぶんあの石でできた建造物は、火葬するためのものだと思います。
お葬式に向かっているであろう3人のお坊さんに会いました。袈裟も黄色がメインなのですが、さしている日傘も黄色です。
イギリスから来ているマルティンは町まで出る時に、ヒッチハイクをしたようです。私もチラッと「ヒッチハイクをしてみようか」と思ったのですが、ちょっと勇気がなかったのと、やっぱりこの道を歩いてみたかった。
歩くことでわかること、感じることがあります。
そして、昨日のクリスマスパーティで食べすぎたのでここは歩くのが一番と思って、親指は立てずにおきました。
砂ぼこりが舞い上がるルアンプラバーンの乾季
一度歩いているので、ホスト先からメインストリートまではかなり近く感じます。
メインロードは工事をしているのでほこりと排気ガスが舞い上がり、みんなマスク着用。
雨もほとんど降っていないので道路わきの草は、ほこりまみれというかほこりのベールを被っている感じです。
これは、顔も真っ黒になるのは必須。
まぁ、受け入れましょう。
ルアンプラバーンの町で、よく見る車はトヨタのトラック。時折、ほかの車とは微妙に違ったロゴの『TOYOTA』があるのは「もしかして自作かも?」と思っています。
ルアンプラバーンのローカルな風景
ラオスの人は、赤い洋服が好きなのでしょうか?
ランドでお料理を作る人も、真っ赤なセーターを着ていました。途中、洋服やさんの前を通った時も、子供の服も女性の服も、日本ではないだろうなぁと思える真っ赤な服が何着も並んでいました。
先をすたすた歩いていってしまう人がいるので、ひとつひとつのお店をなかなかゆっくり見ることはできません。探せば、これなら着たいかもと(私が)思える服がありそうでした。
私は古着が大好きです。
でも、私が普段買う古着よりもちょっと(だいぶ?)高めでした。
旅の楽しみと言えばお腹の向くままに、おいしいものを食べたり飲んだりすることです。
ココナッツがいくつも置いてある小さなお店があったので、ココナッツジュースを飲んでみることにしました。
英語でいくらかと聞いてみると、お店のおじちゃんはすぐに「ten thousand」と返ってきました。
1万キープなら、納得の値段です。
(メインロードに出てすぐに、指さし会話帳と地球の歩き方を忘れたことに気がつきました。小豆をラオ語でなんていうかがわからないと、今日のメインの用事を果たすことができませんが、気を取り直して進みます。)
ココナッツジュース、とてもおいしかったです。
4人でひとつはちょっと少ない気もしますが、まぁ、仲良く分けて歩き出します。
ひと休みしたあとはちょっと体が重たく感じます。歩き出してしばらくすると、もしかして、そろそろ町の中心地の気配がしてきます。
ルアンプラバーンのどこまで行きたいかにもよりますが、ランドから町までは子供と一緒でも1時間半と言ったところでした。
トゥクトゥクに乗るときの注意点!田舎道なら4輪のトゥクトゥク
町まで降りてきた用事をすませたあとは、Workaway先のナムカーンに帰ります。
行きは歩いてきましたが、帰りはトゥクトゥクを使います。
すでに陽はとっぷりと暮れかかっています。
メインストリートに何台もトゥクトゥクが止まっているので、交渉は子供たちにお任せして、私は後ろで待っています。
希望通りの5万キープで行ってくれることになったので、喜んで後ろの座席に乗り込みます。
(トラックタイプのトゥクトゥクに乗って、9人で20分ほど走ったときには10万キープでした。今回は同じ距離を小型のトゥクトゥクで5万です。ラオスタッフのサオさんにお願いをすると、トラックタイプのトゥクトゥクに20分乗って7万キープ。これが相場だと思います。
あるボランティアは、初めてトゥクトゥクに乗って、ランド(ナムカーンプロジェクト)まで来たときに30万キープ要求されたようです。)
メーターのない乗り物に乗る時には、値段交渉は乗る前にきちんとしましょう。
ずいぶんと前になりますが、ある国で事前の交渉をしてバイクタクシーに乗ったのですが、いざお金を払うときになって、交渉した値段はひとりの値段だと言われたことがあります。3人だったので3倍の金額を払ったことがあります。
12月のラオスは陽が暮れると気温がかなり下がります。寒い寒い、ものすごく寒かった。トゥクトゥクは扉や窓がきちんと閉まらないので、風がガンガンに入ってきます。
たぶん、気温は20度ないくらいだと思うのですが、むき出しの荷台に座れる場所を作ってあるトゥクトゥクでは、美味しいラーメンで温まった体温を冷たい風がどんどん奪っていきます。
でも、すぐに寒さなんて吹き飛んでしまうできごとが、起こるのです。
道路の状態がよくないので、トゥクトゥクが揺れるのです。
薄暗くなっている中でおじちゃんもスピードを緩めないので、右に左に傾きます。両端にあるいすに座っていられません。
横に座っていると自分の重さでトゥクトゥクが、ひっくり返るようです。
決してきれいではないだろう床に、 お尻をついて座ります。ここならとりあえず、荷台の真ん中なので、倒れそうになる感覚が小さくなります。
真ん中にドデンと座りながら、左右の枠にしっかりつかまっても怖い。寒さなんかどこかへ行ってしまいます。
町の中心地を離れれば、工事地帯です。工事地帯に入れば、もっと揺れます。
メインロードを外れてからは受験生ではないけれど、「転ぶとか落ちる」とかそういう思考を持たないようにしました。
大丈夫大丈夫。
無事に着いた。
何事もなかったと。
自分に暗示をかけます。
子供たちも怖がってはいるのですが、大きく揺れるたびに私が変な声を出すので、それが余計に怖さを増幅するようで「まま、静かにしてぇ」と注意されます。
とにかく、とにかく、暗示をかけながら叫ばないように黙って、落っこちないようにしっかりつかまっていました。
小型のトゥクトゥクよりは月夜の道を歩きます
暗闇の田舎道を左右に大きく傾きながら、トゥクトゥクに乗り続ける忍耐力はありませんでした。
大丈夫と暗示をかけながらも、何かあってから後悔もしたくなかった。それほど揺れるのです。不安を隠しながらトゥクトゥクに乗っているより、むしろ夜道を歩くほうが賢明と思い、途中で降ろしてもらいました。
はじめの予定よりも少し多い金額を渡しました。
この道をまだ戻るのも大変だと思います。
おじちゃんは暗がりの中、一番いい道を選んで運転してくれていたと思います。
でも、あの揺れは、ジェットコースターの方が怖くないのではと思います。
一番の原因は、私たちがバイクのトゥクトゥクを選んだことにあると思います。
人数も少なかったし小さいトゥクトゥクの方が安く乗れると思って、車のトゥクトゥクではなく、バイクを選んだのが大きな原因です。
町中を走るのなら、3輪タイプの小さなトゥクトゥクでも問題ありません。
でこぼこしている道を走る時には、車がひいているトゥクトゥクを選ぶことをおすすめします。
調度半月が出ていたので、歩いて帰るのに調度いい夜空でした。
星もランドで見るよりかなりきれいで、暗闇の中を歩くなんて貴重な経験です。
無事にランドにたどり着いた時には、なんだか我が家にもどってきたような、ほっとした気分が湧き上がってきました。
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