台湾北投温泉の魅力と台湾ならではの公衆浴場での注意点と絶品ラーメン屋さん

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北投温泉で買った絵葉書です。たぬきや象、熊やカピバラなどが温泉でくつろいでいます

 

台湾にあるおすすめの温泉『北投温泉』の公衆浴場を紹介します。

日本の温泉とはちょっとイメージが違うかと思いますが、泉質はとっても良質です。
ひとつひとつ細胞を元気にしてくれる効果があるので、体と気持ちの日ごろの疲れを癒してくれます。

 

そして、裸では入りませんが台湾の人たちと一緒の湯船に入ることで、隣人である台湾の文化や台湾の人たちのことを、肌で感じることができるのでは?と思っています。

 

2日の滞在の間に、3回も通った、めちゃくちゃおいしいラーメン屋さん、私たちが宿泊した宿の紹介、公衆浴場での注意点などをお伝えしますので、これから北投温泉に行ってみようと思っている人はぜひ、参考にしてください。

 

 

北投温泉には、足湯や手湯ができる場所、日帰り入浴のできる宿泊施設もあるのですが、私達が北投温泉に滞在したのは、2泊でしたので、それほどたくさんのところへは行きませんでした。

今回の旅の目的は、泉質が3種類ある温泉にでのんびりして、リラックスして、体を元気にすることにありました。

 

最終日には、結構雨が降ってしまったので、公共の温泉には、一度しか行かれませんでしたが、それでも短い滞在を充分楽しみました。

 

北投温泉に行ってみたいと思っている人の参考になるように、そして、北投温泉のことは知らなかったけれど、行ってみようかなと思ってもらえるように、北投温泉の情報をお伝えします。

 

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温泉つきの宿・フェニックス パビリオン ホットスプリング ホテル

 

私たちが泊まったのは、『フェニックス・パビリオン・ホットスプリングホテル』です。
なんとも長い名前のホテルで、なんとなくというか、全くに近いくらい、この名前から、ホテルの想像はつきにくいです。

 

もちろん名前で選んだわけではなく、『ブッキング.com』で宿を見つけて、予算と、宿の中に温泉があることを条件に探しました。
結構間近に迫っていたためか、満員の宿が目立ちました。

 

そして、台湾のホテルはお高めです(あくまでも私の基準です…台湾の物価を知らなすぎたのかも)。
空いているホテルがあまりなく、予算があり、その上、温泉つきの宿を探していたので、選択肢はあまりなかったのですが、

 

「このホテルにして良かった」と思っています

 

もしかしたら迎えに来てくれるかもと思って、新北投温泉駅から電話をかけると、すぐに車で来てくれました。
英語は片言ですが、真面目そうな台湾人スタッフが迎えに来てくれました。

 

お腹が空いていたので、どこかにおいしい台湾のご飯が食べられるところはないかと聞くと、ホテルのすぐ下にある、ラーメン屋さんを教えてくれました。
駅から車に乗って5分ほど、あっという間で、宿に到着しました。

 

ホテルの看板には、「鳳凰閣」とあります。

 

断然こっちの名前のほうが、しっくりとします。

 

私達は人数も、あったのでファミリールームを予約しました。
4人分の布団があって、ダブルベッドがひとつ、すぐ隣の部屋にあるタイプです。もっと大きい部屋を想像していたのですが、意外とこじんまりしていました。

 

それでも、きれいに掃除がしてあって、とても清潔。
居心地は上々です。
部屋にトイレと湯船もあります。
部屋のお風呂には入らなかったのですが、確か温泉が出たはずです。

 

 

鳳凰閣でファミリールームに宿泊すると、1時間無料で、上の階にある大浴場に貸し切りで入ることができます。

 

私達は結局、3回も入りました。
いくつかお風呂のタイプがあるようで、違った造りの温泉に入れるのも良かったですよぉ。

 

朝ごはんは、それほどたくさんの種類はありませんでしたが、バイキング形式のおいしいご飯でした。

 

おかゆもご飯も、パンもあります。

 

台湾独特の食べ物なのでしょうか、お麩のような厚揚げのようなものをあまじょっぱく味付けしているのですが、これがとてもおいしかったです。
何度かお替りしました。

 

そしてそして、この宿の一番?とも言えるおすすめポイントは、かなりおいしいラーメン屋さんがすぐ側にあることです。

 

(いえいえ、宿の人も親切で、この鳳凰閣は、北投温泉でおすすめのホテルだと思います。他の有名な温泉付きホテルに比べると、お手ごろな価格でもあります。)

 

宿と公共温泉の間にある、ものすごくおいしいラーメン屋さん・満客屋拉麵

 

台湾について、朝から何も食べていません。
とってもお腹が空いています。
荷物を降ろしたら、とりあえずご飯です。
もう朝ごはんではなく、とっくにお昼ご飯の時間です。

 

歩いてラーメン屋さんに行ってみると、お店の外にお客さんが待っています。
メニューをすぐに見せてもらい、どれにしようかと迷っていると、中からお客さんが出てきて、すぐに入ることができました。

 

 

お腹が空いているので、どのラーメンもおいしそうですが、私はシンプルそうなラーメンを選びました。
子供達は、かなりボリュームがありそうなものを頼んでいます。

(もちろん、子供たちに『遠慮』という文字はありません笑。そして、普段の食事が比較的『質素』なので、表で食べる時にはその反動か、運ばれてきたご飯を見て、よく驚くことがあります。)

お豆腐とキムチもメニューにあったので注文しました。

 

そしてそして、運ばれてきたラーメン、そしてキムチのおいしいこと、びっくりするほどです。
麺もスープもおいしくって、みんなテンションが上がりまくり、急に幸せ気分に満たされました。

 

ひと口食べるたびに、うならずにはいられないほどおいしかったです。

 

私は韓国に行ったことがないので、本場のキムチはわからないのですが、ここのキムチも絶妙でした。
調度好みの漬け具合で、今思い出しても、つばが出てきます。

 

私達は味の期待はしないで、入ったので、余計においしく感じたのではと思う人もいるかもしれません。
でも翌日も行きましたが、期待を裏切ることなく、ちゃんと、とってもおいしかったです

 

お昼の後は1度お店を閉めますので、2~5時はお休みになります。

 

公共温泉の入り方などなど、気をつけたいことがありますので、行かれる方は読んでください

 

新北投駅から、地獄谷のほうに向かって坂道を登ってくると、右手側に北投温泉を満喫できる公衆浴場、千禧湯があります。

 

鳳凰閣やおいしいラーメン屋さんから行くと、駅に向かって坂を下って行くと左側です。
宿からでも、歩いて5分ほど、ほんとすぐ側です。

 

入湯料と開放時間

 

ちゃんと看板が出ていますし、開放時間の2,30分前になると、人だかりができていますので、すぐにわかります。
私達も、水着を用意して、楽しみにしていた温泉に向かいました。

 

入湯料はひとり、40台湾ドルです。
日本円にすると、150円位です。
学生や65歳以上の人は、20ドルと書いてありますが、それは台湾の人たちだけなので、外国人はみんな40ドルです。

 

千禧湯は、早朝5時30分から開いていますが、1時間半から2時間半ごとに、総入れ替えをします。
5時半から7時半、8時から10時、10時半から13時、13時半から16時、16時半から19時、19時半から22
時までと決まっています。

 

ですので、せっかくお風呂に入りに来ても、あと1時間で入れ替え時間になってしまうようなら、その後の回まで待ったほうがいいかもしれません。

 

さぁさぁ、やっとお風呂に入れます。
台湾の人たちに混じって、中に進んでいくと、ちょっと機嫌が良くないかも?と思われる、女性スタッフが呼び止めます。
 
「水着は持ってるか?持っているなら出しなさい。」
 

NGの水着がありますので、気をつけてくださぁい。

 
ええーっ、かばんの中に風呂敷に包んであるんですが、出さないとだめなのかと、ちょっとモタモタしていると、出さないと絶対に入れない感じです。
 
 
そうなんですね、わかりました。
ちゃんと持っているので、見てください。
 
 
 
そんなに派手な水着ではなく、なるべく肌が隠れるものなので、問題ないと思ったのですが、
 
 
2つ水着がはじかれてしまいました
 
 
下で売っているから、買わないと入れないと言っています。
 
そして、ノートの切れ端を切ったような紙を持ってきて、私達に見せてくれました。
 
 
「素材が違う」と日本語で書いてあります。
 
 
そうなんですね。
わかりました。
どんな水着がいくらくらいで売っているのか、どきどきしながら、
階段を下りていくと、ごくごくシンプルな水着がかかっています。
 
 
 特にデザインに大きな違いはないので、丈の長さなどで選びました。
値段は、350ドル位から、ズボンタイプの水着が買えます。
ワンピースの種類もそれなりにありました。
 

こっちが、公衆浴場で購入した水着です。

 

NG水着です。というか本当は水着ではないのですが…。素材の違いが伝わるでしょうか。

 
 
 
さぁさぁ、ずいぶんと前から来てみたかった、北投温泉です。
 
 
階段を下まで降りると、露天風呂がだんだんになって、広がっています。
そしてそして、先客がすでにたくさんいます。
温泉自体は決して狭くないのですが、それ以上に人がいるので、あふれかえっている感じもします。
 
 
が、遠慮しているわけにはいきません。
 
制限時間もあるので、できればすべての湯船に入って、堪能したいです。
 

千禧湯の決まりから外れてしまうと、笛が鳴り響きます

 
子供達はすでに水着を着てきているのですが、私は着替えなくてはなりません。
扉のついた着替え部屋に入ります。
 
 
荷物は少なくしてきたものの、やっぱりタオルや着替えなどが人数分になると、それなりに、かさばります。
 
小さめの有料コインロッカーがあるのですが、荷物を全部入れるわけにはいかないので、貴重品だけ入れておこうと思ったのですが、履いてきた靴を靴置きに置くのがなんとなく、気にかかります。

(ものすごいたくさんの靴が並んでいるので、間違って履いてしまう可能性がありそうです…)、ロッカーにしまいました。

 
 
本当はこれは、イエローカードものなのです。
 
 
靴は靴箱に置くこと、これは、千禧湯の決まりなのです。
実際に、他にもロッカーに靴をしまおうとしていた人がいたのですが、千禧湯で見張り?をしている人が、高らかに笛を鳴らしました。
 
 
最初はどこからか、急に鳴り出した笛の音の意味がわからなかったのですが、温泉の決まりにそぐわないことをしていると、温泉に散らばっている、3,4人のおじちゃんの笛が鳴り響きます。
 
 
どんな時にはっきり笛が鳴り響くのかわからないのですが、
 
例えば、湯船の中に人が一杯いるときに、ちょっと遠慮して、湯船の入り口の辺りで止まってしまうと、笛が鳴ります。
それは、他の人が入ってくる妨げになるからです。
 
足だけ浸けているのも、笛が鳴ります。
 
私の文章だけを読んでしまうと、そんな温泉には行きたくないと思ってしまう人もいるかと思いますが、それは大丈夫です(笑)。
 
 
はじめの笛の音は、結構びっくりしますが、その後は、すぐに慣れますし、結構笑える範囲です。
温泉の入り口で、私達に、水着を見せなさいといった人もそうなのですが、にこにこしながら話をしないのです。
 
なので、怒っているのでは?と思ってしまうかもしれないのですが、そんなことは全くありません。
日本では接客するときには、笑顔で接するのは当たり前ですが、それは万国共通では全くありません
 
 
台湾に来たときに、笑顔で話さない人がいるかもしれませんが、それは、ただそれだけのことで、怒っているとかではないので、変に気にすることはないと思います。
 

細胞まで癒せる千禧湯

 
3つの湯船が段々畑のようなつくりで並んでいます。
一番上が温度が熱く、徐々に低くなっていきます。
少し外れたところに、水風呂が2種類あります。
みんな、思い思いのお風呂で、リラックスしているので、私も、5つある湯船に全部入ってみました。
 
 
一番高い温度の湯船は、入った時は、気持ちがいいのですが、すぐにのぼせていまい、とても長湯はできません。
 
 
ほてった体で水風呂にはいるのは勇気がいるのですが、一度、浸かってしまうと、水風呂は水風呂でとても気持ちがいいです。
 
 
湯船に浸かってボーっとしていると、ずいぶんと時間がたってから、階段を降りてくる人も結構います。
1時間は入れないだろうけれど、それでも、入る価値のある温泉だと思います。
 
 
遅れてくる人たちの中にも、外国人もちらほらいます。
そして、結構色っぽい水着を着ているのですが、素材がよければ、水着のデザインは問題ないようです。
 
 
飲み物の持ち込みも、OKです。
水筒のお水を飲みながら、また、細胞の隅々まで、癒やし、元気をもらいました。
(「元気」とは?私たちが誰もが持っている、元々の気です。)
 

3種類の泉質

 
私はこの公衆浴場に来れば、北投温泉から湧き出ている、3種類の源泉の温泉に入れるのだと思っていました。
それで、温泉に着いてから、ちらちら探したのですが、温度の違いはあっても、泉質は同じ感じでした。
 
 
それで、後から、ちゃんと調べてみたら、北投温泉に出る泉質は3種類あるのですが、公衆浴場は、青硫黄泉のみです。
 
 
 
鳳凰閣を始め多くの宿の温泉では、白硫黄泉が引かれています。
 
 
 
もうひとつの鉄硫黄泉は、北投温泉街からずいぶんと北のほうへ行かないとは入れないようです。
 
 
公衆浴場には、朝一番に、次の日も来たかったのですが、雨がやまずに、結局断念。
ホテルの大浴場に、また入りました。
 
 
 
公衆浴場にまた入りたい思いと、あまり観光をしなかったので、もう少し北投温泉の周りも見てみたい、そして、あのラーメン屋さんにもまた行きたいので、いずれ、台湾には、また行こうと思っています。
 
 
LCCを上手に利用すれば、国内を移動するよりもお手頃に台湾へ行くことができます。
台湾の人が日本人や日本のことを知っている『情報量』に比べると、私たち日本人は、アジアのことをあまりにも知らないのでは?と思うことがあります。
韓国や北朝鮮についても同じことが言えると思います。
 
ニュースやメディアから流れてくることだけではなく、もっとお互いのことをよく知って、もっと仲良くなりたいと思います。
 

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