フィリピンでWorkaway!ジプニーとセレスバスで丘の上の農場へ

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久しぶりに『Workaway』の記事をお伝えします。初めてのフィリピンで、約2週間、ワークアウェイをしました。場所は、セブ島のとなりのネグロス島。見渡す限り雄大な自然の中で、ワークアウェイをしたときの時間を紹介します。

 

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ネグロス島の山の中でワークアウェイ!

 

 

私たちが滞在したファームは、小高い丘の上にあるポツンと立つ一軒家です。滞在した期間はフィリピンでの乾季にあたる3月。仕事といえば家の周りの『水やり』だけ。夢のような環境で夢のような時間でした。

 

 

ホストの住まいはバレンシア!Workaway先は『ザンボンギータ』

 

私たちが今回ワークアウェイをさせてもらったホスト先は、住まいと農場がとても離れています。

 

ホストの『自宅』は、バレンシア。にぎやかな街から離れ、穏やかな時間が流れる場所です。ボランティアをするのはバレンシアではなく、ホストが大自然の中での暮らしを実現するために所有している山の上にある農場です。

自宅とファームの間は、車で移動すれば30分くらいの距離のようです。

 

 

バレンシアで毎週日曜日に開かれる市場について、紹介しているページがあります。ぜひ、のぞいてみてください。

フィリピンの学園都市『ドゥマゲテ』の隣町『バレンシア』のマーケット紹介
フィリピンへ観光や移住目的でくる外国人が増えています。中期や長期滞在には、日々の買い物は重要です。『バレンシア』は緑が多く水も豊富な町で、学園都市『ドゥマゲテ』から車で20分ほど。治安も環境もイチオシのバレンシアで開かれるマーケットを野菜や果物調理法と一緒に紹介します。

 

私たちの滞在中にホストが海外へ行くことに

 

ホストとメールで何度かやり取りをしているうちに、ちょうど私たちの滞在中にホスト夫婦が揃って海外へ行くことになりました。

 

それで、ホストからこんなステキな提案が来ました。

・予定通り私たちはファームに滞在
・ワークアウェイとして依頼したい仕事は家周りの水やりと猫のお世話
・食料は自分たちで準備する

 

通常ワークアウェイでは週に20~30時間くらい作業を手伝います。ホスト側は眠る場所と食事を提供する。『お互いにできることを交換し合う』ことが、ワークアウェイの基本です。ところが今回は、私たちがフィリピンに到着して2日後くらいにホストが出国して、戻ってくるのは私たちが帰国後。

ファームに一緒にいられないことから、上のようなほぼ『No Demand』のメールが届いたのです。

 

Workawayの特徴を紹介しているページを載せておきます。「Workawayって何?」と思った人は、ぜひのぞいてみてください。

初「Workawayをしてみたい。」人に向けて特徴やホスト先、休日などを紹介
「どこかに行ってみようかなぁ…」と漠然とした思いがある人にも、おすすめしたいのが、ワークアウェイです。人との出会い、自分との出会い、そして、ボランティアをしながら滞在することで、お金では買うことのできない、貴重な時間が生まれます。あなたの労働がベッドと3食のご飯に早変わり。

 

ファームへ行く前にホストの自宅があるバレンシアへ

 

メールでファームへ行き方、鍵の場所などを事前に教えてもらっていました。直接ファームへ行くこともできたのですが、やっぱり一度挨拶をしておきたかったので、ホストの自宅へお邪魔してきました。

 

実は、『バレンシア』という場所もとても気になっていたのです。

 

 

フィリピンはどうしてもマニラのイメージが私の中で先行して、飽和状態の都会が浮かびます。もちろんフィリピンマニラではなく、いくら首都とは言えフィリピンのほんの一部にしかすぎません。

 

フィリピンのことを知れば知るほど、今まで見ようとしてなかった?気がつかなかった?フィリピンの情報が入るようになります。すると、「行ってみたいなぁ」とおもうようなり、じっくり滞在するのなら『Workaway』が自然の流れです。

 

 

ホスト先に滞在したのは、30分くらいです。それでも、直接会っていろいろと話ができ、ものすごい優待内容で滞在できるお礼が伝えられました。自分らしさを大切にしながら、毎日を暮らしているとてもステキなおふたりでした。

 

まずはバレンシアからジムニーでセレスバスターミナルへ

 

さてさてさて、バレンシアから今回の滞在先『ファーム』へ向かいます。

 

まずは、バレンシアの市場から出ているドゥマゲテ行の『ジプニー』に乗ります。

バレンシアから出ているジプニーは、『ドゥマゲテ』行だけです。止まっているジプニーを見つけたら、座席に座って待ちます。ある程度、満席になったら出発です。

 

終点まで行ってしまうと行きすぎですので、途中の『セレスバスターミナル』で降ります。『ハイパーマート』よりも先で『ロビンソンモール』からすぐ側。ドゥマゲテ⇔バレンシア間の運賃は12ペソです。30円くらい。

手前で降りましたが、12ペソ払いました。

 

ドゥマゲテのセレスバスターミナルはセブ島への長距離バスにも乗れる

 

セレスバス(Ceres)は、ドゥマゲテのあるネグロス島、両隣のセブ島やパナイ島を走っています。トライシクルやジプニーでは行かれないような離れたところへも、セレスバスなら格安で行かれます。

 

 

 

ドゥマゲテ市内のセレスバスターミナルの場所です。少し街の中心から離れていますが、ジープやトライシクルに乗れば行かれます。

 

 

ファームは『ダーウィン』の先にある『ザンボンギータ』

 

セレスバス乗り場は、たくさんの人たちがそれぞれの目的地に向かうバスを待っています。かなり混んでいる列もありますが、バスはそれなりに次から次へ来ます。

 

『どこの列に並んだらいいのか』がわからなくても大丈夫です。ターミナルの入り口にいる人が声を掛けてくれますし、中にいる係の人に聞けばすぐに教えてくれます。

ドゥマゲテのターミナルには、チケットを購入する窓口はありません。バスの中に車掌さんがいますので、回ってきたら行き先を伝えて運賃を払いましょう。

 

渋滞にあうことは、ほとんどありませんでした。所要時間は40分くらい?運賃は50ペソだったと思います。クーラー付きのバスに乗ると、料金は少し上がります。

 

ザンボンギータからはバイクタクシー

 

セレスバスの中は、アナウンスはありません。車掌さんに降りるところに来たら教えてもらえるようにお願いしておきます。きれいに整備された国道『ネグロスサウスロード』が続きます。

 

さて、サンボンギータで降りるとファームまでの移動手段はバイクタクシーです。木陰で7~8人の運転手さんが待っているのが見えます。私たちが降りると何人かが近づいてきて、どこへ行きたいのか聞いてきます。

 

目的地を伝えるとひとり、50ペソです。40分乗ったセレスバスと同じ料金でしたが、バイクタクシーには10分も乗りません。一応、30分以上乗ってきたバスの運賃と同じであることを伝えるとシステムが違うと教えてくれました。

 

確かに、そうだなぁと思います。20~30分おきに来るセレスバスを木陰で待って、必ずしもバイクタクシーを来る人が降りるとは限りません。そして、私たちがファームへ行くのにはバイクタクシーの人の手助けが必要です。

 

 

ファームへの道は途中から舗装されていない、でこぼこ道。ヘルメットなしで、バイクに乗ります。バリでゴジェック(バイクタクシー)に乗る時には、ヘルメットがあります。岩がボコボコした坂道をバイクで上っていくのは、ちょっとドキドキしました。

 

バイクタクシーの運転手さんの始めの予想よりは道が遠かったこともあり、最終的に払ったのはひとり70ペソです。

 

3回目のワークアウェイ先のファームに到着

 

バイクの運転手さんにお礼を伝えて、わかれる前に電話番号を聞いておくことを思いつきました。ファームから街へ買い物へ行くときに、バス停まで歩けなくはないですが、できればバイクで行きたいです。

でこぼこ道はすでに私道です。通る人はわずか、ファームからは遠くに家が見えるくらいです。

 

 

 

到着予定の5時をすぎてしまいましたが、ホスト夫妻からファームの管理を頼まれているフィリピン人の男性が待っていてくれました。

 

自己紹介をして、ファームの中を案内してもらいます。彼は毎日来るわけではありませんが、それでも人っこひとりいないようなところでは、とても心強い存在です。

 

ファームの住人『ジブラ』です。ジブラと一緒に約2週間のワークアウェイが始まります。

 

ファームの様子と素晴らしい景色

 

ホストが教えてくれた話では、3組の家族と共同で水を管理しているようです。とても素敵な人たちが暮らしているので、ファームの周りを散歩したらきっと会えるだろうと教えてくれました。

 

 

一度、ファームの坂を下ったところの道をバイクで通りすぎるカップルを見ました。でも、それっきりファーム滞在中には近所に住む人であろう人には会いませんでした。

 


ナンカの実です。

 

ファームの外で枝かなにかを集めているいる村の人と思わられる人には、1~2回会いました。あとは、ホストからファームの管理を任されている人に4~5回会ったくらいで、ファームはほとんど私たちだけの空間でした。

 

 

と言っても、カエルが来たり牛が来たり、ちょっと離れたところでヤギを見たり、花も咲いていますし果物も実をつけています。

 

 

週に1~2回町へ買い物へ行く以外は、ファームでの時間です。ファーム滞在中は、こんな感じなので私たち以外の人に会いません。

ある日、ファームの管理を任されている人が水やりをしていたことに、まったく気がつきませんでした。彼の姿に突然気がついたときに「わっ、人だ」と言ってしまったほど、なかなか体験できない時間をすごしました。

 

アルプス山脈はありませんが、ハイジを思わせるブランコです。

 

こんな素敵な空間を私たちだけで、使わせてもらっていました。

 

ハンモックに揺られながら見えるのは、見渡す限り広がる美しいフィリピンの高原です。

 

マーケットで買ってきた野菜を調理して、まったり、本を読んだり、お腹が空いたらご飯の支度をして、またのんびり。普段では、考えられないすごし方です。

 

 

ホストからお願いされていることは、家まわりの水やりとにゃんこのご飯。水やりは朝早い時間と日が暮れる前にします。お陽さまが上がっているときに水やりをすると、水分を含んだ土の温度が上がり、植物にあまり良くありません。

 

 

こんな素敵な場所なので、なるべく裸足で歩きました。地球のエネルギーを感じられるように。

 

カラカラに乾いてしまう場所でも、小さな花が咲いています。

 

私たちが洗濯物を干したところです。丘のてっぺんなので、強い風がときおり流れます。

 

ファームの電気はソーラー発電。なので、温かいシャワーや冷蔵庫、洗濯機などの電気をたくさん使用する機械はありません。携帯電話の充電はできますが、ラップトップの充電はなし。

 

滞在中にパソコンで進めたかったことがあるのですが、充電ができないので切り替えます。パソコンから離れて、自然を感じながらすごせる貴重な時間です。

 

空の色がうつりかわります。どのくらいでも見ていられます。

 

日が暮れると真っ暗です。

 

とても満ち足りた時間です。

 

 

 

 

 

 

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