何度も利用したことのあるクアラルンプール国際空港(KILA2)で、初めてマレーシア国内に入国をしないで乗り換えをしてみました。今まではイミグレーションを通過してスタンプを押してもらい一度マレーシアに入国をしてから、またイミグレーションを通ってトランジットをしていました。
本日は入国手続きをしないで、トランジットをしてみたときの体験をお伝えします。これから、クアラルンプール国際空港で入国しないで乗り継ぎを予定している人は、参考にしてください。
バリ島からフィリピン・セブ島へ行くときに入国しないでマレーシア空港でトランジット
クアラルンプール国際空港(KLIA2)で乗り継ぎをするときには、一度マレーシア国内に入国をしてから、次の目的地へ向かう飛行機に乗っていました。
LCCを利用しながら、より格安な飛行機に乗ろうと思うと、どうしてもトランジットの時間が長くなります。KLIA2の非制限エリア内には私たちが気に入っているスーパーマーケット『Jaya』があることもあり、待ち時間を利用して入国することが当然でした。
また、価格重視で行くと乗り継ぎ前と乗り継ぎ後は違う航空会社を予約することも多く、預け荷物があるときには荷物を受け取るために入国する必要があります。(違う航空会社同士でも、提携を結んでいると最終目的地まで荷物を運んでもらえることもあります)
エアアジアでバリ島からセブ!待ち時間が12時間以上あるのにスルーチェックイン
今思い返してみると、今回は飛行機のチケットを予約するときに、いつもより余裕がなかったように思います。出発する日付が迫っていたことと格安な料金が表示されていたことが重なり、違うケースを調べないで即購入しました。
いつもなら、バリ⇒クアラルンプール⇒セブ島のチケットを買うときに通しで買うケースと別々に買うケースとを比べます。ところが、このときはものすごく納得できる価格だったこともあり、もっと格安なチケットを探すことを思いつきませんでした。
たとえ同じフライトであっても、個別に購入するほうがカードの手数料を考えても安いことがあります。
エアアジアは予約番号が同じ旅程ならスルーチェックイン
30kgの預け荷物と7kgの手荷物を持って、バリ島ングラライ国際空港で搭乗手続きをしました。てっきりクアラルンプールで荷物を一度受け取ると思っていました。乗り継ぎが半日以上あるので、『Fly-thru』ではないだろうと。
チェックイン手続きをしているときに、「荷物を受け取らないで、セブまで行かれたらいいなぁ」という思いが生まれます。何気なく荷物のことを聞いてみます。すると預けた荷物はそのままセブ島まで行くので、クアラルンプールで受け取らなくていいと言われます。
まさかと思っていたので、とてもびっくりです。
『Fly-thru』や『スルーチェックイン』サービスなどのを受けた経験があまりないので、ちょっと不安?も残ります。それでカウンターの人が荷物につけてくれたタグを確認してみると『DEP⇒CEB』になっています。
重たい荷物を受け取らないで、セブまで行かれるなんてとってもラッキーです。
エアアジアのトランジット時における、荷物の受け取りについては公式サイトに書かれています。それでも確実なのは、当日カウンターで確認することだと思います。受付の人が荷物について何も言ってくれない時には、自分から確認をしてみましょう。
今回はバリ⇒クアラルンプール⇒セブ島へのフライトを通しで購入したために、クアラルンプールでの荷物の受け取りは必要ありませんでした。
クアラルンプール国際空港(KLIA2)での空港泊
空港泊はもう何度もしたことがありますが、たぶんクアラルンプールでの空港泊が1番多いのでは?と思います。
たいていKLIA2で空港泊をするときには、入国をしてなんとなく空いているイスを探して仮眠を取ります。サロンを床に敷いて、足を伸ばして眠ったこともあります。
今回の移動は私ひとり。
そして、預けた荷物を受け取らなくていい。
いつもの場所で空港泊をしようと思ったのですが、入国しないで制限エリア内で空港泊をしてみようかなぁと思いました。スーパーマーケット『Jaya』や新しくできたフードコートも気になったのですが、今回はマレーシアに入国をしないで制限エリア内で、空港泊をしてみることにしました。
KLIA2にあるおすすめしたいスーパーマーケット『Jaya』の魅力を書いたページがあります。興味のある人は、開いてみてください。空港内にもかかわらず、とっても良心的な価格で、高品質なものが揃っています。
飛行機を降りてから入国しないで乗り継ぎをする方法
今回私はエアアジアのサイトから、バリ⇒クアラルンプール⇒セブ島までのチケットを同時に購入しました。そのため、予約番号はひとつ。30kgの受託荷物は、トランジットをするクアラルンプール国際空港での受け取りは不要。最終目的地のセブまで自動的に運んでもらえます。
乗り継ぎをするときに預け荷物のうけとりがないので、マレーシアに入国する必要がありません。とっても身軽です。もちろん、荷物の受け取りがなくても時間に余裕があれば入国もできます。
このときも少し迷ったのですが、初めてのルートを通ってみることにしました。
目指すのは『InternationalTransfer』
飛行機を降りたら、大きな看板をみつけましょう。クアラルンプール国際空港(KLIA2)には、下のようなサインがあります。
看板の上部の緑色で書かれているのが、乗り継ぎをする人が進む方向『Domestic/InternationalTransfer』です。
その下が『Immigration』と『Baggage Reclaim』ですので、マレーシアに入国をする人への案内です。
最終目的地までの搭乗券を持っていたので『TransferCounter』は素通り
乗り継ぎをする人への案内のとおりに進んでいくと、『TransferCounter』なるものが現れます。私の飛行機は真夜中に到着しているので、カウンターも明かりが消えて閉まっている様子です。
それでも、カウンターの前にある椅子には20人位の旅行者が座っています。「このカウンターで手続をしなくてはならない?」と一瞬思ったのですが、ズンズン進んでいく人もたくさんいます。
私も彼らのあとについて行ってみました。あとからわかったのですが、搭乗券がまだ発行されていない人のサポートなどをしてくれるようです。
この時点では、まだセブ島への飛行機が出るゲートはわかりません。気にしないで歩いていくと、荷物チェックがありました。
そこを抜けると、何度も来たことのある場所に出ます。
なんだか不思議ですねぇ。
90日間滞在できるフリービザやトランジットビザをもらわなくても、インドネシアからフィリピンへ行くときにマレーシアの空港内を経由できる。
トランジットビザは、乗り継ぎをするためにマレーシアに入国した人用のビザです。マレーシアは日本人なら、自動的に90日間のフリービザがもらえます。そのため、わざわざトランジットビザを申請しなくてもいいのですが、トランジットビザを申請する列のほうが空いていることもあります。
国によっては乗り継ぎをするときにもビザの申請が必要なこともありますので、前もって確認をしておいてください。
世界最強と言われることのある日本のパスポートでも、入国に一定の手続きが必要な国を紹介しているページがあります。興味のある人はのぞいてみてください。
KLIA2内の施設は24時間開いているところが多い!
私がトランジットをするために、出国エリアにたどり着いた時にはもう真夜中を回っていました。
それでも、まだ眠たくなかったので空港泊できそうなところを探しながら、ちょっとウロウロ歩いてみました。
すると、マクドナルドなどが営業しているのはわかるのですが、DutyFreeのお店もいくつか開いていました。真夜中でも、需要があるということなんでしょうねぇ。私は朝であろうが昼であろうが、こういうお店には関心がわきません。
世界にはいろいろな人がいて、色んな人が世界中を旅行しているということですねえ。
カフェやレストランなどもチラチラ開いているのですが、非制限エリア内にある『Jaya』のようなスーパーがありません。もちろんあそこまで充実した品揃えは、期待していません。のどが渇いていたので、お水が買いたかったのです。
ようやく見つけた薬局は、明かりもついていて店員さんもいるのですが、「3時から」と言われます。逆側に進むとあると教えてもらったので、歩いていくと同じ『Smith』があり、こっちは営業していました。
床にゴロンと寝っ転がって眠っている人もいましたが、私は空いているところを見つけて、イスに座って眠ります。固い椅子でしたが、まったく気にならないで朝までぐっすり眠りました。
この場所ではありませんが、この日私が空港泊をした椅子です。
快適にトランジットできるバッケージスルー
今回はたまたまですが、エアアジアの公式サイトから通しで空港券を購入しました。料金も嬉しい価格だったので、ほかの行き方や購入方法とあまり比較もしませんでした。まさかこんな身軽になれる特典がついてくるとは思いもしませんでした。
空港や空港会社によって違いがあるかと思いますが、今回はエアアジアの『Fly-thru』が利用できてよかったです。40kg近い荷物があったら、行きたいところに歩くのもハードです。一時荷物預かり所やロッカーを活用しなくても身軽にすごせます。
時間帯によっては『Fly-thru』の利点を利用して、市内観光もできちゃいますねぇ。
逆に乗り継ぎの時間が短い人も、入国⇒荷物の受け取り⇒出国手続きを省略でききるので、慌てないでトランジットができます。次回はチケット代や荷物の量、やりたいことなどを思い浮かべながら、スルーチェックインができるフライトも選択肢に入れて決めていきたいなぁと思います。
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