クレジットカードやデビットカートがあれば、気軽に海外でも現地のお金を引き出せます。国のよっては両替所を見つけるのが簡単ではないことも。そんなときに銀行やATMで、現地の通貨を引き出せるのはとても便利ですよね。
今回はインドネシア・バリ島でATMを利用するときに、気をつけてほしいことをお伝えします。数年前に体験した、経験談とあわせて紹介しています。
目次
バリ島でATMを利用するときに注意してほしいこと
バリ島にはいたるところにATMがあります。
銀行内はもちろん、主要なショッピングモールやスーパーマーケット周辺、コンビニエンスストア内など、観光地であればあっちにもこっちにもATMがあります。
ATMを利用すれば、すぐに現地通貨が引き下ろせる安心感はあるのですが、より安心度を高めるために数年前に私自身が体験したことをぜひ参考にしてください。
バリ島でATMを利用するなら銀行内がおすすめな理由
数年前の体験談になりますので、今はかなり改善されている?かもしれません。それでも海外でお金にまつわる不安は最小限に抑えて、安心して旅をしたいですよね。
バリ島でATMを利用するのなら、銀行内にあるATMを利用しましょう。
COCOスーパーの駐車場にあるATMからカードが出てこなかったこと
COCOスーパーマーケットは、バリ島内にたくさんある比較的高めのスーパーです。ウブド周辺に何軒かあるのですが、モンキーフォレスト通りとハノマン通りが重なるY字路にあるCOCOがウブドで一番大きいCOCOです。
2階建てになっていて、1階は食料品が中心で2階はお土産が専門です。
ココスーパーの駐車場にはATMが3種類あり、両替所もあります。
なぜかのこの両替所のレートはいつも低いのです。直ぐ側に良いレートの両替所がたくさんあるのですが、COCOの両替所はかたくなに低いレートを表示しています。
(久しぶりにレートを確認してみたら、ほかの両替所とほぼ同じでした。それもそのはず、チェーン展開している両替所に変わっていました。2019年7月現在)
その日は、駐車場内にあるATMを利用して、インドネシアルピアを引き出す予定でした。いつものように操作したはずが、手続きが終わってもカードがでてきませんでした。
「あれ?」
と思っている間にすっかり機械は静かになってしまい、「私の番は終了」でした。目が点になり、思考が停止した状態ながらもなにか解決策はないかとATMと向き合いましたが、カードを持っていない以上ATMの前でできることはありません。
私が思っていた以上に様子がおかしかったのでしょう。
扉を開けてでてきた私を見て、すぐに声を掛けてくれた日本人のご夫婦がいました。
「もしかして、カードが戻ってこなかったのではないですか?」と。実はこのご夫婦も同じように、ここでカードが戻ってこなかった体験をしていたのです。
ATMにかかれている銀行へ
呆然としていた私に、声を掛けて下さったご夫婦のおかげで、カードを取り戻すためにどうしたらいいのかすべきことがわかりました。
この方たちも同じように出てくるはずのカードがでてこなく、どうしたらいいのかわからずに、まずは『Apa 情報センター』に相談をされたようです。
Apa 情報センターは、バリに何十年も前からいらした人がはじめた日本人向けの案内所。今は、ハノマン通りのとなり、スグリワ通り(Jl.Sugriwa )にあります。
大きなCOCOスーパーからは歩いて、7分位でしょうか。
ちなみに「Apa?」は日本語で「何?」にあたります。目の前にわからないものがあれが「Apa ini?」と聞くと教えてもらえます。
ものすごく充実したバリ情報が得られる、Apa 情報センターの公式サイトを載せておきます。
http://informationcenter-apa.com/
私が利用したATMはマンディリ銀行のものでした。
バリにはたくさんの銀行があるのですが、多くの銀行の看板には省略された頭文字が書かれています。会話でも「BNI(ベーエヌアイ)」とか「BRI(ベーアルアイ)」、「BCA(べーチェーアー)」と言うので、なかなか違いがわかりません。
Mandiri銀行のカウンターへ
とにかくカードを使用した銀行へ、教えられるままに行きました。バリの銀行も同じく、まず入り口で受付番号をもらいます。ほとんどの場合、警備員さんが入り口にいます。
わからないことがあれば、まず警備員さんに聞くと、大抵のことは教えてもらえます。でも、英語が通じることはほぼありません…のでこみいった内容の場合には、インドネシア語が分かる人と一緒に行くのがいいでしょう。
私がマンデリィ銀行へ行ったときには、カウンターで対応してくれた人は英語が話せました。事情を説明するとすぐに分かってもらえたのですが、ここで問題がひとつ上がりました。
それは、マンデリィのATMであっても銀行内にないので、点検や管理は警備会社に委託をしていると。
そのため、私のカードが入っているであろうATMの鍵は銀行が持っていません。警備会社に依頼をするしかないのですが、循環する曜日が決まっていて数日待つことに。週末が挟まっていたので、3~4日待ちました。
警備会社がカードを回収する日に、またマンデリィ銀行へ行きました。銀行で担当してくれる人が、警備会社の人とのやり取りをしてくれたのでとても助かりました。
電話で話をした結果、どうやらウブドの町中にあるコンビニエンスストアの前で待ち合わせをすることに。時間も指定してもらい、銀行からそのまま待ち合わせの場所へ行きました。
警備会社の人とインドマレットで待ち合わせ
待ち合わせの場所は知っている場所でしたので、迷うことはありませんでした。コンビニエンスストアの駐車場へ向かうと、すぐに分かりました。
警備会社で働いているような制服を着た人がバイクに腰掛け、キャッシュカードらしきものを手に持って、チラチラさせています。警備会社の人からしたら、わざとカードを見せて、目立つようにしていたのかもしれません。
でも私からしたら、ものすごく大切なカードを道端でチラチラさせているその行為に、息が止まりそうに(ちょっと大げさですね)。
近づいて確認をしたら、やはり私の名前が書かれた私のカードでした。道端でチラチラさせていても、目の前にカードを見たときには、ほんとホッとしました。
警備会社の人は「事務所に来てなんだか…」とか言っていたのですが、私は一刻も早くカードと一緒にその場を立ち去りたかったので、お礼だけ言って帰ってきました。
私はそれ以来、可能な限り銀行内にあるATMを利用するようにしています。インドネシアだけではなく、機械ですし、何が起こるかわかりません。不安要素は小さくするために、銀行内のATMを利用することをおすすめします。
ところがところが、銀行内のATMを利用していても、ハプニングがありました。
たとえ銀行内のATMでも注意してほしいこと
バリ島ウブドのメインストリート(ジャランラヤ)には、銀行がいくつもあります。銀行によって、一度におろせる金額が変わります。この日は、黄色い看板が目印のMaybankのATMを利用しました。
ジャランラヤにあるメイバンクでは、3ジュタ(3,000,000今のレートでは25,000円くらい?)まで一度におろせます。
手順に従って、操作をしました。
ATMの機械が「ガタガタガタ」と言って、インドネシアルピアを準備している音が聞こえます。
いつもなら小さな扉が開いて、お金がでてくるのです。
ところが、扉はしまったまま操作が終了していまいました。
「え?」
カードはでてきたのですが、お金は引き出せませんでした。
本当はそこで終わりにすればよかったのかもしれませんが、私はもう一度同じ操作をしました。すると、今度は「ガタガタガタ」の音の後に扉が開いて、インドネシアルピアがでてきました。でも、前回分が含まれていることはなく、1回分だけ。
カードは戻ってきました。
もしかしたら、「ガタガタ」という音はしたけれど、引き下ろしの手続きは1回分だけなのかもしれないと思いました。このときに、銀行内に入って、事情を説明しなかったのは、すでに営業時間が終わっていたんだと思います。
パソコンを立ち上げ、インターネットで調べてみると、やはり2回分の手続きが実行されていました。ものすごく大きな金額ですし、こういうカードやお金に関するできことは、かなりドキドキします。心臓に良くないです。
まずはカード会社に事情を説明したら、現地の銀行で話を進めてほしいと言われました。
それならと、インドネシア語が堪能な友人に一緒に行ってもらい、当のATMがある銀行の窓口へ行きました。するとここではどうすることもできないので、ジャカルタ(インドネシアの首都)にある本店へ電話をしてくれと言われました。
4~5年前になるので、しっかり覚えていません。教えてもらった番号にかけても、つながらなかったか、どうすることもできなかったかのどちらかです。
カード会社の人が言われたとおりに、「現地でできることはした」と私は思いました。再度、事情をカード会社に伝えました。
私はこっちですることはした、あとはカード会社の担当であることを。
ラッキーだったのか、そういう手順になっているのかわかりませんが、出てくるはずだったはじめの金額はカード会社から戻ってきました。
もしかしたら、同じようなことが銀行の敷地外にあるATMで起こった場合には、もう少しややこしかったかもしれません。
楽しいが以外旅行を安心してすごすために、ATMを利用するときには、銀行内のATMを基本にすること。
より安心度を高めるためには、銀行が営業している時間内にATMを利用するようにしましょう。
バリ島サヌールで両替をしたときの体験談を別のページに書いています。バリ島で両替をするときに参考にしてください。
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